おはようございます!
先日地元のテレビの取材でまさかの出演をしてしまいロズウェル米空軍基地からマークされてはいないかと疑心暗鬼な宇宙人妻エーコです!
地球制服するつもりでこの星に来て早30年を超えてしまいました。
その前に田子作主人が日々作り続ける変化に富んだ料理の数々を征服しようと考えたのが躓きの始まりです。
この男、とんでもない想像力の持ち主でした。
毎日昼と夜と全く違う料理を物凄い高速で発案しては作るのです。
大体12~14種類、多い日は20種類の料理を創作し続けているので飲食店開始4年目にしてレシピはすでに1万近くにもなってました。
「でもレシピは残さんけどな。」
「なぜですか!?もったいないじゃないですか!!」
「新たな創作の邪魔になるだけだ。料理なんてのは基本、食材や自分自身との対話にしかすぎん。」
「言ってることがちょっと分からないですが・・・」
「要は自分の体が何を欲しているか、この食材はどうやって食べるのがベストか、そこを橋渡しするだけだ。」
「じゃあ田子作主人は毎日橋を建設しているのですね!?」
「俺の中では料理人と言うより建設屋と言う感覚に近いかもな。」
「それで設計図のように詳細な絵を描いてるんですね!」
「そういや毎度じゃないけど時々書いてるな確かに。」
「では本日のオードブルはどのように建設しますか?」
「本日は小麦アレルギー対応で揚げ物を何種類か入れてみようと思うんだ。」
「小麦アレルギーだと揚げ物を食べられない人が多いですからね。」
「出来た!」
「なんとー!11種類も入ってる!!しかもおまけまで!!」
「これ、私が食べたいです!!」
「お客に渡さんと駄目だ。橋渡しにならんだろうが!」
「じゃあこれではどうですか?箸と私!」
「オードブルじゃなくピットブルのような顔にしてやろうか?」