昨日、「飲み放題の利き酒会があるから」と誘ってもらったので、どんな会なのかと行ってみた。外食産業の見本市のようで、ビールや日本酒やワインなどが飲み放題になっていた。またそれぞれの食品企業が目玉の食べ物を出していて、かなり会場は込み合っていた。しかし、食べ物の方は小さなプラスチックの容器に少ししかないし、ワインも酒も「利き酒」程度にしかなった。
私は、この見本市がどのように運営されているのかには興味が湧いたが、各ブースを回って食べ物や飲み物を集めるほどの元気はなく、会場の片隅でどんな人たちが来ているのか観察していた。飲食店に関係なさそうな若者のグループもいて、宴会状態に盛り上がっていたが、ただ酒やただ飯を目当てに来ているグループがあるのに、出店した効果はあるのだろうかと余計な心配をしてしまった。
各ブースには若いきれいな女性が配置されているから、観察して回る楽しみはあった。ビール会社のコーナーには、こんなに露出して寒くないかと思うようなコスチュームを着せられて、笑顔を振りまく女性たちがいた。背が高くスタイルはいいし肌もきれいだ。色白でヘソが深く窪んでいる女の子に見とれていたら、友だちに「次へ行きましょう」と急かされた。
無料で酒を振る舞う見本市を見ていると、「やっぱり日本は豊かな国だな」と思った。「ふるさと納税」に何十億円も投入されるし、資金が足りないとSNSで呼びかければ何十万円もすぐに集まる。優しい気持ちなのか、個人主義なのか、よく分からないが、自分の金が何かの役に立つならと投資する人はかなりいる。見本市を企画した会社も、食べられない子のための「子ども食堂」に寄付していた。
無料であることを喜ぶだけでなく、食べられない人や生活に困っている人たちにも目が目けられる気持ちの余裕が欲しいと思う。受けるだけでなく、与える側になれる環境と仕組みが生まれる社会になるといいと思う。夕食は近所の中華料理店で、4人で生ビールに焼酎、食べ物を8品取りひとり1500円だった。
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