ロシアがウクライナに侵攻して1週間になるが、プーチン大統領が思い描いていたような成果は上がっていないようだ。こんな時でも投資の勧誘電話がかかってくる。株価が落ちている時ほど「買い」という訳だ。経済活動は停止していないから、下がれば必ず上がる。
残念ながら投資するだけの資金を私は持っていない。それに金を増やしたい気持ちも無い。わずかな貯金を孫たちのために遣うことを楽しんでいる。私が子どもの頃、人の好い母は保険の勧誘員に言われて、いろいろな保険に入っていた。
自分でも「月々の保険料を支払うために働いているようなものだ」と嘆いていた。家族の中で最初に母が亡くなったが、莫大な保険が入ったとは聞かなかった。父や私や妹のために保険をかけていたとしても、母が先に亡くなったから保険料を支払うことは出来なくなり、結局は保険会社のために積み立てていたようなものだった。
そんな母を見て来たので、保険とか投資とか、将来に備えておくことに嫌悪していた。高校の教師になって保険の外交のおばさんが勧めてくれたが、断り続けたのに、私が結婚する情報をつかんで、「奥さんのためには入っておくべきよ」と言われて契約してしまった。
保険会社は集めた金を投資に回し、さらに富を増やそうとする。上手くいく時もあれば損する時もあるだろうが、一定の保険料が必ず入って来るから、保険の支払いが少なければ資金は増えるばかりだ。保険という商品は大航海時代に始まったというが、考え出した人は凄い。
戦争で亡くなった場合は保険の支払いはあるのだろうか。死者の数が膨大になれば保険会社は破産を宣告するだろう。兵士はどこで死んでも報われない。馬鹿げた戦争は即時に止めよ。
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