友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

全く、何と悲しい世の中か

2023年12月10日 17時04分57秒 | Weblog

 今朝、テレビに流れた最初のニュースは、大谷翔平選手がドジャーズに移籍したことだった。各テレビ局がこれまで、いろいろ予想して報道していたが、やっと決着がついた。それにしても10年契約で総額7億ドル、日本円で約1014億年というから驚く。これまでのスポーツ選手の中で、契約金の最高額らしい。

 スズメの涙ほどの年金暮らしには想像もつかない。そうは言ってもスズメの涙を見たことは無いから、本当にスズメが涙を流す姿を見たら感激してしまうかも知れないが、プロスポーツ選手の収入が桁違いであることは確かだ。卒業生が名古屋城の再建のために、いくらかでも出してくれればいいのにとFacebooksに書いていたが、それは理解できない。

 そもそも、名古屋城を木造で再建する意味はあるのかと私は思う。それだけの金があるのなら、まだまだ困っている人が大勢いるのだから、そのために使うべきだ。大谷翔平選手が何に使おうと、それは彼の自由であって他人がどうこう言うことでは無い。私腹を肥やしている政治家こそ弾劾すべきだろう。

 今朝の朝日新聞に、武田鉄矢さんがお父さんのことを書いていた。お父さんは中国戦線の復員兵で、「酒を飲んで戦場体験を話すおやじ」が大嫌いだったとある。「飲むと暴れてお膳をひっくり返すわ、鉄拳をふるうわ」、きっと戦争のトラウマに取り付かれていたのだろう。お父さんは、「中国の匪賊の奴らを、日本刀で何人か切った」と言う。

 私は小学校の友だちの家で、「本当は持ち帰ってはいけないと言われた」写真を見たことがある。中国人を軍刀で打ち首にする写真、切り落とされた首を縄で縛って晒した写真だった。戦争記念館に収めれば、戦争の残酷さを証明する資料となっただろう。菓子箱にいっぱい入っていたあの写真はどうなっただろう。

 戦争にきれいなものなど無いと言う。残酷で惨いことしかないのに、どうして止められないのかと思う。指導者こそ最前線に送り込むべきで、そうすれば彼らは怖気づいて停戦を口にするだろう。全く、何と悲しい世の中か。ふと、何の脈絡もなく、大谷翔平選手ならどうするだろうかと思った。

コメント (1)
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