友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

わが街の文化会館

2019年02月20日 18時13分35秒 | Weblog

  文化会館の小ホールで昼に、30分ほどのコンサートが開かれた。ソプラノとバイオリンとピアノのコンサートだが、この街を音楽で豊かな気分にしようという催しである。私は4月に行うメモリアルコンサートのチラシを配布させてもらうため、早めに会場に出かけたが、開場前からもう何人かが列をなすほどの人気だった。

 この街は、楽器の演奏や合唱などの音楽グループの多さでは県下一ではないかと思う。名古屋市に住む私の友だちが、合唱がしたいと思っても参加できるグループが無いと嘆いていたが、この街の合唱グループは、大小合わせればかなりの数になる。以前は、オーケストラと吹奏楽とコーラスはあったが、今ではいろんな楽器のいろんなグループがある。

 文化会館を建設する時、建物を作ってもここを拠点に活動するものがなくてはと進言し、町民交響楽団を作る提案をした。私と会館の職員で、誰でも参加できる交響楽団作りに着手した。わが街には芸術大学がある。東に音楽学部、西に美術学部がある私大だ。学長に私のプランを話し、発起人となってくれる教授を推薦してもらった。この教授と在住のプロのバイオリン奏者と高校の音楽部の先生を加えて、発起人とした。

 1993年に西春フィルハーモニー・オーケストラとして発足し、北名古屋市が誕生して北名古屋シティ管弦楽団となり、「音楽の溢れる街」の先駆的な役割を担ってきた。音楽が好き、楽器が好きなら誰でも受け入れるという私の突拍子もない提案に、「いいですよ」と言ってくれた教授に頭が下がる。今日もその時、初心者ながらバイオリンを続けている女性に出会い、感謝されたが、続けてくれた彼女こそ称えられるべきだろう。

 会館のスケジュールを見ると、演奏会が続いている。市民の中に文化会館はすっかり定着したのだろうか。建物は使いやすくなっているだろうか。会館にくれば、何かやっている、そんな建物になっているだろうか。26年前のワクワクした気持ちが蘇ってきた。

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