赤の女王

「「科学技術インタープリター養成プログラム(STITP)」勝手に提携サイト」提携サイト」byフルタニ

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睡眠時間を削って読書する

2008-08-15 09:54:36 | 息抜き(STITPとは関係なし)
私は住んでいるところと職場が結構遠いために長時間通勤をしています.
といっても,三崎の臨海実験所に大宮から来ていた某先生には負けますが・・・・・・.

朝のラッシュの中央線はきつい.
なので座れる時間にオフピーク通勤をしていて
早く起きた分の睡眠不足を通勤中に爆睡することで解消していたのですが
あふれる読書欲を抑えきれず.
家にいるときは,本なんて読んでる暇があったら論文読まなきゃ!と焦るので,なかなか本を読む気分になれない.冬はお風呂で読むけど夏は暑くて長時間いられないし,大事な本はふやけるのが嫌で読めない.
というわけでとうとう電車の中で読書を始めてしまった・・・
つらいけど幸せ. 


手始めに,ボスから貸していただいた「博士の愛した数式(小川洋子)」を読破.
私は同じ著者の「薬指の標本」を「標本」という言葉にひかれて以前読んで,かなり落胆したため,博士のほうを読まずにいたのですが,読んでよかったと思います.普通にいいお話.
しかし,博士はとても素晴らしい人で,その魅力を引き出しているのがルートですが,
ただそれだけという印象でした.
薬指もこれも,登場人物が極端に少なくて,きわめて閉鎖的な空間に生きているので,一人っ子の私は読んでいるとかなりの不安にかられます.


次に,これまたボスから貸していただいた「空中ブランコ(奥田英朗)」を読破.直木賞受賞作です.
いろいろと非現実的なわりには章ごとの展開はだいたい同じで,最後はちょっとマンネリ気味でした.主人公も,あーこういう人いるなぁ,と思うのにうまくイメージとして頭の中で描けない,というもどかしい感じを引きずり続けました.おもしろかったですが・・・・・・.こういう系(?)なら,死神の精度のほうがいいなあ.


その次に読んだのが,「サクリファイス(近藤史恵)」
これは面白かった!
自転車,普段はクロスバイクでちょっと買い物に行く程度なので,サイクルロードレースの話は非常に斬新でした.要するに私は自分が知らないことを教えてくれる本が好きらしいです.誰しもそうだと思うけど.
この本もどれだけリアルなのかわからないけど,リアルっぽい雰囲気は十分にあったので,ものすごく楽しかった.
最後は,ここまでひっぱっといて,えーそういう方向~!?と思ったけど,勢いや流れを失ったわけではなく,さわやかでよかったです.
最後の直前がいちばんゾクゾクした.新宿から目黒までの山手線の中で,冷房が効きすぎていたのもあるけど,ゾクゾクしっぱなしでした.
私も役回りとしてはアシストがいい.もちろん正当に評価されること前提で.


ここまですべて単行本で,今もハードカバーの本を読んでいます.
ハードカバーの欠点は,2冊持ち歩くと重いこと.
残り少なくなってくると,行きの電車や,帰りの高円寺あたりで読み終わっちゃったらどうしよう!と思うと不安でしかたないのです.
だが新書や文庫はかばんのなかでしばしばどっかにいってしまう.
上手に本を持ち歩く方法が知りたいです.
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施さんからもらった本、読みました

2006-01-31 21:41:41 | 息抜き(STITPとは関係なし)
インタープリターのクリスマス会もとい忘年会で、クリスマスプレゼント交換をして施さんからいただいた「中国奇人伝」(奇は「田奇」)陳舜臣著を読みました。

自分では絶対に買わない本だったので、これも何かの縁と思って読み進めてきました。

いやはや、中国なんてMao Zhe dongあたりをちょっとだけ知ってたことがあったような?というレベルの私には難しすぎました。
そもそも漢字が読めない。
しかしそんな私でも、こつをつかめば面白く読めたので、作者はさすがだとおもいます。
8人の独立した話なのに、それぞれが絶妙に絡み合ってるところなんか最高でした。

竹林の七賢という言葉は、阮籍ら7人が、人の悪口など俗っぽい話をするのは嫌だからと竹林の中に集まり、哲学などの清清しい話題に明け暮れていたというエピソードに由来するそうです。
あと、水商売の店が盛り塩をするのは、司馬炎という人のエピソードに由来しているそうです。彼は毎日側室の家に羊にのって通っていたんだが、数千人も女を囲っていたので選ぶのが面倒すぎて、羊が止まったところの家に泊まるという超横着野郎でした。そこで女の人たちは、皇帝の寵愛を得るには羊に立ち止まってもらえばいいというので、自分ちの門の前に笹の葉と塩をつけておいたんだそうです。そうすると羊は塩をなめたくてそこでとまるっていう寸法。勉強になりました。

それよりなにより!その竹林の七賢の中の一人、王戎のエピソードとして、大まかに言うと
「清談が楽しかった。みんなの頭が冴えていて、ことばの波がすばやくみんなの頭の間を通り抜けていく。波の揺れによっては、えもいわれぬ快感が走る。王戎は話している間に、射精したことがあった。話題は色っぽさとは無縁だったのに。」
というくだりがあるのです!

……そういうものなの!??
ニューロンのつながり方ってかなりあいまいなのですね……
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ここで一句

2006-01-31 16:00:51 | 息抜き(STITPとは関係なし)
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……以上です。
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ロレアル連続ワークショップ第5回の感想

2005-12-28 11:20:39 | 息抜き(STITPとは関係なし)
クリスマスイブに、「白をめぐって」というタイトルで行われたこのワークショップですが、連続ワークショップのトリを飾るにしてはしょぼすぎる内容でした。
前半の二人のプレゼンがひどすぎました。
ふつう、プレゼンするのに、フォトショップの作業ウインドウ開いたままでするか!?
横にツールバーがずらっと出てるし、ウインドウは何個も重なってるうえに、フォルダークリックしたり、ファイルをクリックしたり、いらないファイルを終了しようとして最大化しちゃったり、邪魔なツールバーをどけようとしてなかなか思った位置にどけられなかったり、間違えたフォルダーをあけて「あ、これじゃないや」とか、……
そんなとこ、見たくないですよ。
いくらなんでも聴衆を馬鹿にしすぎじゃないか、と思いました。
第2回と第4回のプレゼンターの方々はすばらしいプレゼンファイルを作ってきていて、さすがにアートと名がつくとみんな凄いナァと感動していたので、がっかりしました。

私は世界的に認知されたキュレーターだから、僕は今のりに乗ってる彫刻家だから、どんなプレゼンしても許してもらえるはず、わからないならそっちが悪い、という甘えがあるようにしか思えませんでした。
どんなに自分がすごいと思っていても、驕るべからずってことでしょうか。
反面教師にもならないくらいひどかったです。

キュレーターの人は、言っていることがまったく理解できませんでしたが、彫刻家の方は共感できることを時折言っていただけに、とても残念でした。
アルビノの熊っているんですね。ホッキョクグマみたいなものかと思ったら、全然違いました。あくまでも熊が白くなるということ。
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ロレアル連続ワークショップ第4回の感想

2005-12-28 10:50:32 | 息抜き(STITPとは関係なし)
12月16日にロレアル連続ワークショップ第4回がありました。
サイエンティフィックイラストレーターの木村政司さんのお話でした。
昆虫を極限までリアルに再現しているわけですが、いやいやこれは「リアル」ではないのだ、というお話が印象的でした。
木村さんが描かれた昆虫のイラスト(たとえばこれ)をいろいろ見せていただいたのですがどれもこれも我々にしてみれば超リアルです。
虫眼鏡で絵を拡大すればするだけ、まるで顕微鏡で本物を拡大したときのように、微細な毛や一見つやつやしている背中にある超細かいでこぼこまで表現されているのがわかります。肉眼では見えない部分まで絵で表現するって、尋常じゃないリアルさです。

でも、これは実は脳のなかにいったん取り込んだ情報をアウトプットとして出しているだけなのだ、ということ。
同じ種類の虫を何匹も観察して、微細な毛の生えている数も背中の溝の数も顕微鏡下で全部数えて、手足や触角やそれらに生えている毛の長さやなんかも全て測定するそうです。
で、その上で専門家(研究者)にも話を聞いて、一番その虫「らしい」虫を描くのだとか。
そういう意味では現実にいるある一匹の虫を再現しているわけではないので、「リアル」ではないのだと。
なあるほど!と思いました。ある意味、その虫の理想の形を表現しているのでしょうかね。
そんな木村さんが「人間」を描くと、どうなるだろう、と思いました。

サイエンスコミュニケーションについてもちょっと参考になりそうなことをおっしゃっていたので、これから何日か反芻して、自分の身になればいいなと思っています。
「500年後、1000年後に伝えたいことがあるから、描く。」
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ロレアル連続ワークショップ第2回の感想

2005-11-26 17:17:58 | 息抜き(STITPとは関係なし)
昨日は、ロレアル連続ワークショップ第二回の錯視等についての講演を聴きにいってきました。
ES細胞の核抽出物をサイズ分画していたら意外と時間がかかって、前半(このページを作った方)の講演が聴けなかったのが残念です。
超すげーって!錯視!
ものすごい衝撃を受けたのは、ムンカー錯視と呼ばれる、色の錯視です。
ここの下の方に典型的な例が載ってます
最初はレジェンドの意味がわからないくらい、まったく違う色に見えていたというのに!

後半は東大・院医の坂井先生の講演でした。興味深い内容もさることながら、プレゼンがものすごく上手だったので感動しました。脳の中でどういう風に視覚が処理されているかという、かなりわかりづらい話であったにもかかわらず、素晴らしくわかりやすかったです。免疫系の大御所・本庶先生のスライドも感動的にうまいのですが、それを上回るのではないかと思うくらいにわかりやすく的確な、作りこまれたスライドで、びびりました。
私もああいうパワポをさらっと作れるようになりたいです・・・。
分生ポスターを作るときの参考にしたいもんだ。
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