赤の女王

「「科学技術インタープリター養成プログラム(STITP)」勝手に提携サイト」提携サイト」byフルタニ

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デラウェア酵母を加えたぬか床

2009-06-22 14:51:29 | イチオシニュウス
糠に

間違えて倍量にしてしまった塩水
大豆
ショウガ
赤唐辛子
昆布
和辛子

を混ぜ込んで作ったぬか床に
例の酵母をどばっと入れて

捨て野菜のキャベツを漬けてみた。
3回目に漬けたキャベツを味見してみたら

超しょっぱい!
けどうまみも確かに出てておいしい。
若干香ばしいにおいがするのは
糠を炒るときに焦がしてしまったからか
それとも全粒粉酵母を入れたからか。

いずれにせよ、多分うまくいってるので

近々本漬けだ。


新しくきび砂糖水で起こし始めたデラウェア酵母も
またうまく培養できてるっぽい。
今日あたり強力粉と混ぜて中種をつくり始めよう。
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デラウェア酵母

2009-06-18 14:48:29 | Weblog
デラウェアが余ったので酵母を起こしてみたくなって
水+きび砂糖で培養にチャレンジしてみた。
なんだか酵母らしく生育しているので
酵母液と全粒粉+砂糖を1:1で混ぜて培養を続けてみた。

そのうち一部を適当にとってホームベーカリーで食パンを作ってみた。

あんまり膨らまなかった。

味は、サワードウみたいな感じでおいしかったけど
これは、平日の朝ごはん向きではない味。
外側がかなり固いし。
おそらく最も適しているのはワインのつまみ。
クリームチーズまたはガーリックバターがあれば完璧だ。

全粒粉で培養した種をどばっと入れたから、
全粒粉由来の酸味が強すぎたのかもしれない。

ということで次は単なる強力粉で継代すべきかなと思う
あるいは50%全粒粉か?
まだデラウェアは2房あるから大丈夫。

あんまり膨らまなかったのはどうやれば改善できるんだろう。
発酵時間の問題だとしたらホームベーカリーではお手上げだ。


で、問題は今あるこいつの使い道だ。
こいつにどいてもらわないと新しいデラウェアの培養ができない。
と考えて思いついたのが、ぬか床。
幸い、入浴剤代わりに使いたいからといって
だんなの実家(新潟)から送ってもらった米ぬかがあるので
できるのか全く未知数だけど、作ってみよう。
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石鹸メモ

2009-06-12 13:38:05 | Weblog
グレープシードオイル 500 ml
NaOH 53 g
米糠20gくらい


12時間くらいでトレース
米糠投入して型入れ
全然かたまらず、一週間後くらいに型出し
それでもまだ柔らかくて無理やり出した。


見た目もすごいことになっている。
こっぱもちを焼いて割った中身みたいな感じだ。
1か月くらい風乾したらやっと固くなった。


泡だてようとすると納豆みたいにネバネバする。
ほとんど泡立たない。
でも洗顔後はすごいつるっとするので
悪くない。
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石鹸メモ

2009-05-12 11:15:26 | Weblog
オリーブオイルのみの石鹸(うろ覚え)

NaOH 57 g
RO水 170 ml
olive oil (pure? extra virgin?) 500 ml

NaOHをROに加える
混ぜる(かなり熱くなる(およそ8N))
ボトルを触れるくらいになったらボウルにあけたオリーブオイルに加えていく
攪拌
24時間後にトレース
essential oil ゼラニウム+ローズマリー+ラベンダー
型入れ、保温
48時間後に型出し

風乾


そんなに泡立たないわけではない。
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GSKがプレパンデミックワクチン一番乗り

2008-08-20 12:08:01 | イチオシニュウス
欧州委員会は,グラクソスミスクライン(GSK)が作ったプレパンデミックインフルエンザワクチン「プレパンドリクス」を承認しました.これでGSKは市場へ一番乗りというわけです.
ノバルティスは,同様に開発を続けてきたプレパンデミックインフルエンザワクチン「アフルノブ」の承認申請を最近取り消しました.どうも,リクエストされていたデータを期限までに提出できなかったようです.
データが出ない...つらいですねぇ・・・・・・

なんか,名前からして,負ける運命にあったような気がするのは私だけでしょうか.

プレパンドリクスは現在のH5N1株に有効で,パンデミックの前,あるいは初期に使われることが想定されています.

アメリカ政府,スイスおよびフィンランドはすでにプレパンドリクスを発注したそうです.

しかし,H7N2などというあまり聞かない新しい型のトリインフルエンザウイルスが発見され,これも現在哺乳動物に広がっているようで,パンデミックに一役買う可能性があるみたい.
H5N1かH2かH7かH9か・・・・・・どれがくるかわからないパンデミック.H5ワクチン「プレパンドリクス」は備えておくべき??
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不妊治療は不妊を治せない??

2008-08-19 10:10:47 | イチオシニュウス
長年培われ,実践されてきた不妊治療は,出産率を上げることの助けにほとんどなっていないようだ,という研究結果がbmj.comに報告されました.イギリスでされたこの研究の著者らは,この結果をもとに現在の治療法や不妊治療のガイドラインは見直されるべきだ,と言います.

イギリスではカップルの7組に1組が不妊で悩んでいます.そのうち1/4は原因不明の不妊(排卵はあるし,卵管もちゃんとしていて,精子も生きているのに不妊)であるようで,これらの人たちについては,長年,英国国立医療技術評価機構(NICE、National Institute for Health and Clinical Excellence)が定めたガイドラインに従った不妊治療が施されてきました.

NICEは,イングランドとウェールズでのヘルスケアの費用対効果を評価し,処方すべき薬剤を決定したりする機関だそうです.そこが作ったガイドラインに準ずる治療で効果がないというのは,困った話です.

Aberdeen大学のグループは,原因不明の不妊で悩む580人の女性に協力してもらい,
1.クエン酸クロミフェン(Clomifene citrate: CC)の経口投与
2.卵巣刺激なしの子宮内人工授精(Intra-Uterine Insemination: IUI)
3.無処置(自然にまかせる)
の3つのグループにわけて,CCやIUIがどれほど効果的なのかを検証しました.
CCは,排卵機能の改善に効果があると考えられている薬剤だそうです.

その結果,101人の女性が妊娠し,無事に出産しました. 

しかし問題なのは,
自然まかせだった人たちの出産率が17%だったのに対し,
クエン酸クロミフェンを服用したグループの出産率は14%
さらに,人工授精のグループの出産率が23%
という結果だったことです.そしてグループ間に有意差なしという結論.

筆者らが言うには,出産率が不妊治療によって意味があるほどに(有意に)改善した,といいたければ,人工授精と自然任せの差は,23 – 17 = 6% よりもずっと大きくなければいけないんだそうです.

クエン酸クロミフェンは腹痛,膨満感,のぼせ,吐き気,頭痛などの副作用ももたらすそうで,どうも百害あって一利なしというくらいのものみたいです.

唯一,CCやIUIを受けている女性たちが良かったことといえば,治療を受けているという安心感があったことだそうです.自然任せのグループは,実際に妊娠する確率は変わらないのに,治療を受けていないことに不満や焦りを感じる人が多かったとか.

というわけで筆者らの結論としては「これらの治療法は,長年行われてきていたが,処置なしと比べて効果があるとは言い難い.現行の不妊治療,その基準となっているガイドラインの妥当性は疑問」ということです.

最近EBM (Evidence-based medicine: 科学的根拠に基づいた医療)という言葉がはやっていますが,今回問題になっている不妊治療法には文字通りエビデンス(証拠)がなかったみたいですね.
原因不明の不妊に悩むイギリスのカップルの方たちは,高額で危険なうえに実は不必要だった治療に耐え,時には自分たちのほうから要求していたというわけです.
なんてこった.

子宝の神様のいる神社にお参りでもするほうが,まだ健全なのかもしれません.
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睡眠時間を削って読書する

2008-08-15 09:54:36 | 息抜き(STITPとは関係なし)
私は住んでいるところと職場が結構遠いために長時間通勤をしています.
といっても,三崎の臨海実験所に大宮から来ていた某先生には負けますが・・・・・・.

朝のラッシュの中央線はきつい.
なので座れる時間にオフピーク通勤をしていて
早く起きた分の睡眠不足を通勤中に爆睡することで解消していたのですが
あふれる読書欲を抑えきれず.
家にいるときは,本なんて読んでる暇があったら論文読まなきゃ!と焦るので,なかなか本を読む気分になれない.冬はお風呂で読むけど夏は暑くて長時間いられないし,大事な本はふやけるのが嫌で読めない.
というわけでとうとう電車の中で読書を始めてしまった・・・
つらいけど幸せ. 


手始めに,ボスから貸していただいた「博士の愛した数式(小川洋子)」を読破.
私は同じ著者の「薬指の標本」を「標本」という言葉にひかれて以前読んで,かなり落胆したため,博士のほうを読まずにいたのですが,読んでよかったと思います.普通にいいお話.
しかし,博士はとても素晴らしい人で,その魅力を引き出しているのがルートですが,
ただそれだけという印象でした.
薬指もこれも,登場人物が極端に少なくて,きわめて閉鎖的な空間に生きているので,一人っ子の私は読んでいるとかなりの不安にかられます.


次に,これまたボスから貸していただいた「空中ブランコ(奥田英朗)」を読破.直木賞受賞作です.
いろいろと非現実的なわりには章ごとの展開はだいたい同じで,最後はちょっとマンネリ気味でした.主人公も,あーこういう人いるなぁ,と思うのにうまくイメージとして頭の中で描けない,というもどかしい感じを引きずり続けました.おもしろかったですが・・・・・・.こういう系(?)なら,死神の精度のほうがいいなあ.


その次に読んだのが,「サクリファイス(近藤史恵)」
これは面白かった!
自転車,普段はクロスバイクでちょっと買い物に行く程度なので,サイクルロードレースの話は非常に斬新でした.要するに私は自分が知らないことを教えてくれる本が好きらしいです.誰しもそうだと思うけど.
この本もどれだけリアルなのかわからないけど,リアルっぽい雰囲気は十分にあったので,ものすごく楽しかった.
最後は,ここまでひっぱっといて,えーそういう方向~!?と思ったけど,勢いや流れを失ったわけではなく,さわやかでよかったです.
最後の直前がいちばんゾクゾクした.新宿から目黒までの山手線の中で,冷房が効きすぎていたのもあるけど,ゾクゾクしっぱなしでした.
私も役回りとしてはアシストがいい.もちろん正当に評価されること前提で.


ここまですべて単行本で,今もハードカバーの本を読んでいます.
ハードカバーの欠点は,2冊持ち歩くと重いこと.
残り少なくなってくると,行きの電車や,帰りの高円寺あたりで読み終わっちゃったらどうしよう!と思うと不安でしかたないのです.
だが新書や文庫はかばんのなかでしばしばどっかにいってしまう.
上手に本を持ち歩く方法が知りたいです.
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ピルは判断を狂わせる

2008-08-14 09:59:19 | イチオシニュウス
ほんとか!?と思いますが,リバプール大学の研究者たちがまじめに研究した結果だそうです.ピル,つまり経口避妊薬を服用している女性は,適した男性を選ぶ能力が鈍っているんだそうで.
以前,女性は自分たちと遺伝的に異なる男性を,無意識的ににおいで選んでいるという報告がされ,話題をよびました.遺伝的に異なるパートナーを選べば,遺伝的多様性が保たれた強い子が生まれるというわけで,理にかなった行動・本能ということです.
一見,意味不明ですが,MHC (Myosin Heavy Chainではなく,Major Histocompatibility Complex)という,体内の免疫反応にかかわるタンパクが一役買っているんだそうです.MHC遺伝子の配列が異なると,体の表面に住んでいる細菌とそのタンパクが反応したときに異なるにおいとなってあらわれ,自分とMHC配列がより異なる人のにおいを魅力的と思うということなんだって.確かににおいは重要な役割を果たすとは思いますが・・・・・・
そこまで・・・・・・?

さて,今回Roberts博士らがやったことは,100人の女性に,97人のボランティア男性中6人のにおいサンプルについてどれが好きかを,ピルの服用前,服用後に聞いてみたんだそうです.
すると,ピルを服用し始めると女性の好みがどんどん遺伝的に近い男性のにおいにシフトしていったのだとか.

「MHC遺伝子が似てると不妊につながる可能性もあるけど,もっと深刻なのは,女性がピルを飲むのをやめると,関係の破滅につながりかねないところだよ.においはパートナーが魅力的だと思い続けるためにとっても重要なポイントなんだから.」Roberts博士はいいます.いったいどっちが深刻でしょう.

確かに,ピルを飲んでいる状態で「あ,この人かっこいい」といって付き合いだすと,ピルを飲むのをやめたとき,「あれ,この人のどこがいいと思っていたんだっけ」となりかねません.
もしにおいがそれほどまでに重要なのであれば.

この記事に激しく同意する人も世の中にはいるようです.この記事を紹介している英語サイトには,「僕も彼女がピルを飲まなくなって一週間後に振られた.こういうことだったのか!?」「僕は結婚して一年半後に妻がピルを止めたらその後どんどん関係が悪化し,2年後に離婚した.ピルをやめたせいなの!??」
などという書き込みがされていて,へぇ~~それは大変だーと思ってしまいます.
ということは逆に,ピルを飲み始めた女性に突然好意をもたれるということもあるんでしょうか.
日本ではあまりピルが普及していないような気がするので問題なしと思いますが,ピル大国アメリカなんかではカップルは戦々恐々かも.

しかし私が個人的に最も大ごとだと思うのは,
確か経口避妊薬は,エストロゲンとプロゲステロンというホルモンの投与によって妊娠状態と錯覚させるというやり方で避妊をしていますよね.他の機序もありますが.
なので,ひょっとして,妊娠している間は,ピルに惑わされているときと同様,本来の相手とは違う男性を好きになってしまうかもしれないということでしょうか?
これは本当に深刻なことだと思います.が,そんな話はあまり聞かないので,やっぱり本当の妊娠状態とピルを服用している状態は違うんでしょうかね.


とりあえず,ピルを飲んでいる彼女と結婚する予定がある人は,彼女にピルを少しやめてもらって,経過観察したほうがいいのかも・・・・・・?

この研究は,Proceedings of the Royal Society B: Biological Sciences誌に8月13日に掲載されました.
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辛いのは虫のおかげ

2008-08-12 11:11:13 | イチオシニュウス
ハバネロや唐辛子が辛いのは,虫のおかげなんだそうです.サルサやタイ料理が好きなあなたは,虫に感謝しなければ!です.

肉眼で見える虫,見えない,様々な虫が,唐辛子が辛くなるのに一役かっているのだとか.PNASオンライン版に8月11日に掲載された論文によれば,唐辛子が辛いのは,虫があけた穴から侵入する菌類を退治するためなんだそうです.フザリウム属に属するこの菌は,唐辛子のタネが鳥に食べられて遠くに運ばれる前にタネを食べて破壊してしまうのです.
唐辛子にとって一番の恐怖は,鳥に食べられる前に殺されることなんだとか.たしかに,鳥は食べるとタネを遠くに運んでくれますが,菌につかまってしまうと,その場で死ぬだけですから,タネにとっては同じ食べられるのでも大違いです.
実際に辛さ(=カプサイシノイドという物質がモトです)がどうやって抗菌に働くかというと,菌の成長を著しくスローダウンさせるのだそうです.

著者らはボリビアから,同じ種類の唐辛子をまったく異なる7か所から採取しました.種類は同じでも住んでいる場所が異なるということです.そして実を調べて,虫によってつけられた傷がないか調べました.じつは,すべての唐辛子が辛いわけではないんだそうです.同じ種類でも全然辛くない実もあれば,ものすごく辛い実もあるんだとか.しかし,傷をつける虫が多い地域に生えている唐辛子は,辛い実が多く,さらに菌による攻撃が日常的な場所に生えている唐辛子はカプサイシンの含有量がより多かったのでした.虫も菌もあまりいない場所に生えている唐辛子はほとんどカプサイシンを作らず,ほとんど刺激的ではなかったそうです.

鳥はカプサイシンによる痛みを感じないのでカプサイシン満載の唐辛子をパクパク食べても一向に平気なのですが,菌はカプサイシンにとても敏感なのだそうです.
じつは,こうやって化学物質で防御を固める植物はたくさんいます.トマトは,まだ熟さないうちはおそろしくまずく感じさせる物質をため込み,食べられないようにしているそうです.しかし,唐辛子と違うところは,このような植物は,熟したあとはちゃんと食べてもらえるように,その防御物質を捨てないといけないところ.きっと,捨てる面倒さを知らない唐辛子をうらやましがっているに違いありません.

そういえば,唐辛子をたくさん使う料理は,メキシコ料理やタイ料理など,暑い地域という印象がありますよね.これも理由があるかもしれないんだそうです.カプサイシンは上記のとおり,菌類に対する抵抗力をあげる効果があります.きっと大昔の赤道直下の人たちは,まだ冷蔵庫もなにもない時代,食料が腐りやすい地域で生き抜くうちに,唐辛子入りの食べ物は安全だ,ということを学んだのではないでしょうか.辛いものを食べ過ぎるとおなかを壊したりもしますが,食中毒で死ぬのとは大違い. 菌に冒された食物を食べるリスクを背負っていた南方の人は,無意識のうちに抗菌作用のある唐辛子を取り入れ始めたのかもしれません.一方,寒い地方では,食べ物に微生物が繁殖することもあまりなく,冷やしておくこともできたので,唐辛子を使う必要がなかったから,唐辛子を使った料理がはやらなかったのではないか,と考えられているようです.

「だから,北の方の食べ物はつまんないんだよ.」著者の一人であるTewksburyさんはずばり言います.

この仕事はナショジオからも援助されているそうです.
以前,ナショジオの表紙が世界で一番辛いトウガラシだったことがありますが,ナショジオも唐辛子の辛さには注目してたのですね.
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赤が審判に与える影響

2008-08-11 08:55:08 | イチオシニュウス
 以前から,サッカーなどでは赤いユニフォームを着るチームが強いということは知られていましたが,今回,赤いユニフォームを着ている選手を審判が無意識のうちにひいきしてしまう,ということがわかりました.Psychological Scienceの8月号に論文が掲載されたそうです.
 どんな実験デザインだったかといいますと,
1. テコンドーで,片方に赤,もう片方に青のユニフォームを着させてスパーリングをさせる.A,Bの二人がいて,Aが赤,Bが青を着ています.
2. その映像を42人の経験豊富なテコンドーの審判に見せ,どちらが勝つか判定してもらう.
3. もう一度まったく同じ映像を見せるが,今度は画像処理で,青いユニフォームだったのを赤に,赤いユニフォームだったのを青に変えて見てもらう.今度はAが青,Bが赤を着ていることに.
4. もういちど判定してもらう.

この実験で,審判たちは,どちらの場合も,赤いユニフォームを着ていた方が勝ったと判断しがちでした.つまり,1回目に見た時はAが勝ち,二回目に見た時はBが勝ったという審判が多かったのです.まったく同じ試合を見ているのに!
 というわけで,赤いユニフォームを着ていると,審判が優遇しがちであるという結論が得られたわけです.
 そのため著者らは,審判の主観が大きなウェイトを占める競技では,なんらかの補助器具(画像判定などでしょうか)を導入し,審判の判断だけにまかせない仕組みを考えるべきだろう,と締めくくっています.しかし,この審判の傾向は,実力が拮抗している場合に限られるそうです.力の差が歴然としている場合には審判のバイアスは大勢にほとんど影響がないのだとか.
あるいはそのうち,赤いユニフォームは禁止,とか,全チーム赤いユニフォームを着る,といった規則ができたりして.そうすると,赤っぽいオレンジとかピンクとか赤紫はどうなのよ,という議論も起こりそうで,考えるだけで頭がいたいです.

今回の報告から考えると,サッカーで青いユニフォームの日本が,赤いユニフォームの宿敵と割といい試合をしているのは,実はかなりすごいことなのかもしれません.
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