最後のお別れの時
『これを棺の中に入れてください』
と持ってこられた。
かつて、「都編物」というところで編物を習い、その後はそこで試作品などを編む仕事をしていた義母。
その頃の仲間が、一つづつ編んでくださった花のモチーフ。
本当にみんなから慕われて愛されていたんだなぁ~としみじみ思う。
最後の挨拶で夫が
『息子の私が言うのもなんですが、ホントにいい人間でした』
と述べた。
この一言ですべてわかるほど、義母はいい人でした。
実家で過ごした年月より、嫁として可愛がってもらった年月の方が長くなりました。
さようならお母さん。
お花のモチーフに象徴されるような、こんなかわいいおばあちゃんになりたいですね。
ご冥福をお祈りします。
かわいいおばあちゃんの見本のような人でした。
心の支えの母でしたが、これから自分がしっかりしなくてはいけないね。
自分も最後はこういったみとられ方をされたいものです。
お手本が良すぎて困りますが、こういうふうな人になりたいですね。