大阪グルメ倶楽部

メンソールのグルメレポート&オフレポート

ひぐち家(心斎橋)

2007年03月04日 16時45分40秒 | 
 心斎橋でお勧めの店はあるかと聞かれたので、延髄反射的に『ひぐち家』と行ってしまった。「じゃ、連れてって」とアコが言うので、心斎橋の『ひぐち家』へ。2006年12月にグランドオープンしたらしい。白肉系、いわゆるホルモンの店なんだけど、店内は明るくて清潔で、これから怪しげな関係になりたいと思ってる女の子を連れて行くのもOKな店。もちろん、その娘がホルモン系OKなのかどうかは事前にリサーチする必要があるが…。

 メンソールとしては、焼き肉に一番合う酒はマッコリだと思ってるんだけど、ホルモン&ビオワインのコンビネーションにもそそられるものがあった。「オーダーはメンソールに任す」とか言われたので、「メンソールにオーダーを任すとえらい目に遭うで」と一応釘を刺してからオーダーした。

 まずは、さくらセキズイ。これは馬の脊髄。味はあまりないので食感を楽しむものかもしれない。馬系のホルモンは他にもいろいろあるんだけど、常時入荷しているわけではないので、とりあえず行ってから聞いてみるのがいいと思う。ダシに塩を加えたつけダレを使う。この日入荷があったのは、さくらセキズイの他はコジュズと言われる馬の直腸。ちょっと癖があるという話だったんだけど、全然気にならなかった。塩モツ五品はコリコリ、豚軟骨、キモグレンス、ネクタイ、地鶏の盛り合わせ、モツ盛り合わせの中になぜ鶏肉が入っているのかが判らなかったりするが…。

 白肉だけでは芸がないので、赤肉系三品盛り。こちらは、ハラミ、上ロース、上バラで、見事なサシが入っている。聞くところによるとA5ランクの肉しか扱わないらしい。ワインの方は、ビオビオなワインが飲みたいとリクエストしたら、ソムリエが持ってきてくれたのが三本。その中から選んだのは、エチケットが気に入ったボトル。軽い目なんだけど華やかで、白肉系には十分合う。もちろん、白肉に対してなら白ワインを合わせてみるのも面白いと思う。実は、こちらのソムリエとメンソールは、久々の対面となった。メンソールは覚えてなかったんだけど、梅田の『バー・アルテミス』におられたらしい。『バー・アルテミス』と言えば八木さんなので、『リンク・バー』の話になるんだけど、八木さんはすでに別のことを考えているらしい。

 今回メンソールはオーダーしなかったけど、鍋コースがあったり、飲み放題コースもあったりするらしい。次回行くときには、上ミノのコンフィとかりぼん鍋とかを食べてみたいかも…。ちなみに、りぼんというのは小腸のことで、焼くとりぼんのようになるのでこのように呼ぶらしい。2名用の個室もあったりするので、密談するはいいかも…。



(店  名) ひぐち家
(ジャンル) モツ&ビオワイン
(所 在 地) 大阪市中央区東心斎橋1-18-15 地下一階
(電  話) 06-6282-5234
(営業時間) 18:00-25:00(日~木)、18:00-27:00(金土)、17:00-24:00(日祝)
(定 休 日) 無休
(ウ ェ ブ) http://www.higuchiya.jp/


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トラットリア・コバ(西天満)

2007年03月04日 14時14分19秒 | イタリアン
 この界隈でうろうろすることが多かったりする。で、偶然見つけたトラットリア。その後、雑誌で紹介されたりしたみたいだし、シェフの実家が魚屋で魚料理が美味しいトラットリアだという評判も聞いたので、行ってみた。

 今回は六人だったので、予約の時点でコース料理をサジェストされた。ウェブによるとディナータイムのコースはAコース(3,500円)、Bコース(5,000円)、Cコース(7,000円)の三種類。メンソールが予約時のオーダーしておいたBコースの構成は、前菜、パスタ、肉料理か魚料理、デザート、コーヒーとなっていて、しかもプリフィックスだったが、メンソールの場合はプリフィックスではなかった。やはり六人でバラバラなオーダーが出されると辛いところがあるんだと思う。店は、表通りから少し入ったところにあって、ガラス張りになっているので中はよく見える。マンションの一階に店があるので、マンション住人が出入りするのが見えたりもする。メンソールが行ったときも、満席状態で、予約なしで来た何組かが断れれていたようなじょうたいだったので、予約は必須と思った方がいいかもしれないが、実は三月号の『あまから手帳』で紹介されているので、その反響があるのかもしれない。

 さて、コースの一品目はかぶらのポタージュスープ。illyのカップで供される。かぶらの繊維がそれほど気にならないけど、ほのかにかぶらの甘みが味わえる一品。メンソール的には、もう少しバターを使ってもらった方が好みでけど、この時点で味付けが濃厚だと、後に続くコースに影響が出るかもしれない。

 二品目が、海の幸サラダ。シェフの力量が発揮されるだろうと期待したけど、ををっと唸るほどではなかったか。海の幸が彩りよくちりばめられていて、見た目にはすごく楽しい。サラダなので、ドレッシングが使われている。メンソールは酸味のきいたドレッシングが好きだといつも書いてるけど、こちらのドレッシングは酸味とともに若干の甘みを感じたりする。でも、それほど違和感はなかったから、これはこれでいいんだと思う。

 さて三品目はパスタ。リングイネのズワイガニトマトソース。う~む。これはあかんだろうの一品だったかな。パスタはちょっと茹ですぎだったと思う。メンソールは別に、出された時点でアルデンテになってなければいけないとは思ってないんだけど、パスタにソースががなじんでない。つまり、パスタがそれ以上水分を吸収できなくなってからソースと合わされた可能性が高い。あと、ソースも若干薄かったように思う。ズワイガニのトマトソースと言えば、もっとかにの味と香りが濃厚に味蕾と鼻孔を刺激してくれるもんだと思うんだけどな。

 四品目が、アンコウのロースト、パンチェッタ添え、ケッパーバターソテー。サラダ、パスタに続く魚介類系メニューの三品目で、かなり力の入った一品なんだろうと思う。アンコウの肉にはなかなか味がしみこむものではない。あえて煮込みではなくてローストしてバターソテーという料理法を選んだのは、多分ぷりぷり感があって淡泊な味わいのアンコウと、パンチェッタとケッパーでアクセントをきかせたソースのコントラストを狙ったものなんじゃないかと思う。添えられている春野菜などの苦みも、いい感じにまとまっている。因みにパンチェッタというのは、豚肉を塩漬けにして乾燥させたもので、イタリアンには欠かせない食材。日本では、レシピが紹介されるときにパンチェッタに代えてベーコンを使うようになってる場合が多いらしい。

 パンの方はバゲットとハーブ入りフォカッチャの二種類。それはいいんだけど、出されるのが遅い。海の幸サラダを食べ終わって、パスタが運ばれてくる頃にようやく出てきた。二度ほどお代わりをしたんだけど、二度目は食事が終わる頃に運ばれてきたりした。ワインは白と赤の二本をオーダーした。白はワインクーラーに入れて冷えてからテーブルに持ってきてくれたんだけど、ワインストッカーってないんだろうか?。ちょっと心配になったりする。

 五品目が、牛ホホ肉の赤ワインに込み。非常に濃厚な料理で、この日はノンアルコール組だったメンソールが、我慢できずにワインを飲んでしまった一品でもある。最初の一口目が若干甘すぎるように感じるんだけど、食べ進むにつれていい感じにまとまってくるような感じ。

 次がドルチェ・ミスト。ティラミスと、松の実のパンケーキ、それからシャーベット。エスプレッソはデュピオと言ったら通じなかった。発音が悪かった中と思ってドォッピオと発音してみたけどだめだった。で、ダブルと言ったら通じたんだけど、やや大きい目のカップの底の方にわずかにエスプレッソが入っているという感じ。ちょっとバランスが悪くて情けないかも…。

 コストパフォーマンスはいい店だと思う。料理が運ばれてくるタイミングがちょっと悪くて、料理と料理の間でかなり待たされたんだけど、満席なんだから仕方がないかもしれないとも思う。『あまから手帳』効果が去ったときに、落ち着いてもう一度行ってみたいかなとは思う。


(店  名) トラットリア・コバ
(ジャンル) イタリアン
(所 在 地) 大阪市北区西天満3-12-4 クリサンテームウェスト一階
(電  話) 06-6363-6338
(営業時間) 11:30-15:30、17:30-22:30
(定 休 日) 水曜日
(席  数) 18席
(ウ ェ ブ) http://coba.bz/
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