週末は、家内の兄姉達と、共通の趣味オートキャンプで過ごす。
一番乗りでキャンプ場に着いた。
新緑の木漏れ日の下、オーニングを広げ、テーブルを出す。
取り敢えず、ビール。
共通の趣味は、オートキャンプじゃなくて、宴会じゃろが!
と言う声も聞こえてくるが、そうではない。
これはキャンプ場に着いた時の儀式なのだ。
いわば神事である。
仕方ないのだ。
グビ。
そうこうするうち、他の義兄姉達も到着。
男たちは、それぞれのサイトのセッティングを始める。
散策から帰ってきた家内、
「ギンリョウソウやスズランが咲いとった。」
ふーん、じゃあ、俺も少し散歩しよっと。
せっかくだから、マイナスイオンを浴びて、自然に触れてくるか。
ギンラン。
ギンリョウソウ。
エビネの群落があった。
スズラン。
自生のものではなく、オーナーが植えたものらしい。
サワオグルマ
キャンプサイトには柵など無く、いきなり崖となっていて、その下は牧場である。
眼下の牧場では、のんびりと馬や牛が、草を食んでる姿を見る事が出来る。
酔っぱらってこの崖下に落ちて、牛に顔を舐められる羽目にならないよう、肝に銘じておいた方がよさそうだ。
翁草らしい。
こんなになっちゃうんだ。
さて、自然にも浸ったし、
義兄がダッジオーブンで、ローストビーフやローストチキンを作ってくれたし、
長兄は、赤ワインのサーバーを出してくれるし、
オンブに抱っこキャンプ極まれりである。
ワーイ!
飲もーっと。
グビ、グビ、グビ
もこ。
おねだりするんじゃない!
飼い主が、既に散々してるんだから。
このキャンプ場の魅力は、何たって一晩中入れる温泉だろう。
内湯と露天風呂があるが、入り口が違うために、入浴する際は、どちらかを選択する必要がある。
「ぷあ~、極楽、極楽。」
風呂に浸かる際は、ジジイの決めゼリフも忘れてはいけない。
風呂から上がって来ると、お鍋の用意も出来ていた。
酔闇、、、じゃなかった、宵闇迫る頃、
「シーバスリーガルもあるよ。」(長兄)
マジ!
んじゃ、ショットグラス持ってくる。
日が落ちると、急激に気温が下がる。
人間より寒がりのもこ。
毛布に包まれ、義姉にずっと抱かれていた。
キャンプはこれが無くっちゃね。
焚火する為に、キャンプ場に来てるって言っても、過言ではないだ。
シーバスを飲みつくすと、今度はバーボンだ。
酔っ払いの夜は更けていく。
翌日、
早朝より雨。
折角のロケーションも、これではどうしようもない。
雨ですることが無けりゃ、温泉があるさ。
朝っぱらから、温泉三昧も良かろう。
昨日は露天、今朝は内湯だ。
湯船を独占し、2度目の
「ぷあー、極楽、極楽。」
『どこ行っとったと?』(もこ)
ゆっくりと、オーニングの下で朝食を摂っていると、雨足が少し強くなってきた。
場内のテントキャンパー達は、ずぶ濡れの撤収である。
こんな天気の時こそ、撤収の煩わしさがないキャンピングカーって、やっぱり便利・・・
あ、しまった!
つい、現役の頃の癖で、キャンピングカー礼賛調で書いてしまった。
いかん、いかん。