自宅から1.5kmほど歩くと、筑後川支流の高良川にぶつかる。
道路から左に折れ、筑後川合流地点まで土手沿いを散策。
土手の斜面には、菜の花やホトケノザがチラホラ。
おっと、ジョウビタキ♀やん。
可愛かあ。
ダイサギや、
コガモも。
百年公園到着。
高良山山系に端を発する高良川は、ここで本流の筑後川へと流れ込む。
カササギ
筑後川に架かる宮の陣橋。
少し無駄話をしたい。
私が通った高校には、旧制校歌が連綿と受け継がれている。
その冒頭を、
遠く流るる千歳川(筑後川)
高く聳える髙良山
遺風ゆかしき大保原や
将軍梅も香るなり
久留米を象徴する四つのキーワードが飾る。
謂わば将軍梅は、久留米人のアイデンティティーなのだ。
せっかくここまで来たのなら、ちょっと足を伸ばし、将軍梅が咲いているのか見に行ってみよう。
大保原合戦の折り、
征西将軍懐良(かねなが)親王は、現在宮の陣神社となっているこの場所に陣を敷く。
親王はその際、阿弥陀像を安置し、手向けにひと株の紅梅を植えた。
それが、今も残る将軍梅である。
境内では、梅が見所を迎えていた。
肝心の将軍梅はというと、
何しろ樹齢700年近い老木だ。
久留米で一番遅咲きのこの梅は、
ようやく蕾が出かかった状況である。
見頃はもう少し先になりそうだ。
また来週にでも来てみるか。