Tシャツとサンダルの候

吉井白壁土蔵群と湯布院を散策する。

週末は、湯布院の宿泊施設で毎年恒例、家内の兄姉達との遅い新年会だ。

と言っても、私たちはもこを連れて行かねばならないため、泊まるのだけは車中泊であるのも恒例だ。

 

晴れ渡る空の下、出発だ。

途中、吉井町のおひなさまめぐりに立ち寄る。

前から行きたかった催しだ。

吉井町は旧久留米藩の東端に位置する宿場町で、白壁土蔵群で知られている。

そのエリアの広さは、軽く倉敷を凌ぐ。

期間中、各商店では店先に自慢のおひなさまを飾り、訪問客を歓迎する。

 

国道から入った通りにも、白壁の土蔵がずらりと立ち並ぶ。 

 

この掘は、五庄屋が命を懸けて作った大石堰工事に伴い巡らされたもの。

五庄屋の話は、長くなるのでここでは割愛する。

和菓子屋さんに立ち寄る。

店内には喫茶室があるようだ。 

抹茶セットを頂く。

 

え、似合わん?

ほっといて貰おう。 

ここは肥料問屋。

 

このオート3輪、なんと現役である。

若干、錆は出てきてはいるが、保存状態は抜群に良い。

 

「今なら、間に合います。ぜひ、私にレストアを任せて貰いたい!」

 

と、喉から突いて出そうで、飲み込むのに苦労した。 

観光案内所では、ペッパー君がおもてなしをしてくれる。 

 

居蔵の館

精蝋業で財を成した大地主の分家の居宅。

戦後、暫く空き家となっていたのを吉井町が譲り受け復元したとの事

 

ボランティアの老人が訥々と説明してくれるのによれば、この仏壇は、この建物よりも更に古いそうで、

 

「江戸期のもんですたい。修繕にン百万かかるけんですの。諦めましたと。」

風呂場。 

「天井ば見てくれんですか。蒸気ば逃がすためにこげんなったらしか。すごかでっしょ。」(老人) 

 

ほほう。

箱階段。

 

 

 

居蔵の館を出て、通りを更に進むと、

鏡田屋敷がある。

 

郡役所の官舎だったとの由。

迷路のように入り組んだ作りになっている事が、屋根を見れば分かってもらえるだろう。 

「これはからくり箪笥となってましてですね。こうして、こうして、、、」(説明のオバサン)

「あ、それ家にもあった。裏に隠し扉があるですもんね。」(家内)

「あ、いえ。この箪笥にはそこまではないとですが・・・」

 

オバサンに勝ってどうする。しょんぼりしてるじゃないか。

 

因みに家内は家具職人の娘である。

家内が言う、実家にあったからくり箪笥は、100年前のものだ。

これは、長尾製麺の五人囃子。

 

「江戸中期のもんですと。右端の人形さんなんか歯まであらっしゃるとですよ。」(店の老婦人) 

 

この店の素麺は『どっちの料理ショー』で特選素材として選ばれたらしい。

素麺の他、うどんやラーメンまで製造していて、幾つか購入してきたのは言うまでもない。

 

 

以上、

どの店も、観光客が店内に入ってくれば、買う買わないなど関係なく、歓待してくれる。

町を挙げての取り組みと言うのがよく伝わって来て、大変感じが良い。

 

 

 

湯布院に到着した。

まだ時間が少しあるので、街中を少し散策することにした。 

金鱗湖

 

所々、湖底から泡がぷくぷくと湧き出ている。 

街中を歩く。

 

湯布院の街は、中国人で溢れかえっていた。

 

こいつら、

道を塞ぐと迷惑するという事すら、理解でき・・・あー、もういい!!

とっとと出るぞ。 

 

 

 

 

宿泊施設は、長兄の会社の保養所だ。

温泉は良いし、料理も美味しいし、何より安いし、

んでもって、

カンパーイ!!

 

 

この後、

カラオケルームで、血反吐を吐くまで歌いまくった・・・・かもしれない。

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