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育ちを支える

2009-11-17 | ニュース 社会

育ちを支える:「学テ公開」の現場から/上 数値で見えぬ取り組み

毎日新聞の夕刊で始まった、大阪府教育委員会が全国学力テストの府内の市町村別結果を開示した問題に関連する記事です。私は、個人的には開示には賛成の立場です。せっかく多額の予算をかけて実施するのだから、その結果を大事に扱うという観点からです。今日の朝刊にも「阪大グループ」がこのテストを分析し、「つながり格差」が学力を左右するという結論を導き出しています。

●「みんなで食べるとおいしいなあ」。大阪府内の都市部にある小学校で、男性教諭は低学年の男の子が満面の笑みで語るのを見た。「この子はいつも一人。みんなと一緒なのがほんまにうれしいんや」と胸が詰まった。母一人子一人。母親は「ネグレクト(育児放棄)」で、男の子は毎日コンビニでパンやおにぎりを買って一人で食べていた。給食は、教室で友達と一緒に食べる安心できる時間だった。教諭は「学校が一番安心という子は少なくない」と語る。こうした子どもには学校は「最後の砦(とりで)」。起床、食事、入浴、就寝--。家庭の生活習慣が崩れた子を支えるため、この小学校の職員室の冷蔵庫はパンと牛乳が用意されている。

毎日新聞の記事からその一部を引用した。「家庭の生活習慣が崩れた子」の存在は昔からあったようにも思うが、昔は、崩れた中にも親の愛情が子には伝わったのか。現代は、親はその少しの愛情すら子どもに注ぐことが出来なくなってきているのか。それほど、忙しく生活に追われているのだろうか。疲れきっている親の世代に訴えたい事は、子どもは高校を卒業するぐらいまでは一人ではどうしようもないのだから、生きていけないのだから「義務」として、そのこを授かった時の喜びをもう一度思い出して、育ててあげてほしい。この記事に出てくる学校の先生方には、本当に頭が下がる。記事にある「社会で生き抜く力」をどうか授けてやってほしい。

今日の一枚も、山野辺の道です。

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