この週刊ダイヤモンドの記事にはびっくりした。NHKが退職者の企業年金の一部を我々が払っている受信料から補填して給付しているという内容だ。補填額は07年が100億円、08年が120億円に上っているらしい。
●勤続年数などで企業年金の支給額は異なるが、ＮＨＫによれば平均支給額は月12万円程度と民間に比べて高い。つまり、退職者に対する高待遇を維持するため、一部とはいえ「皆様の受信料」を使って尻ぬぐいしているのだ。積み立て不足は08年度末には約3300億円にまで増加。現在の年金資産は3000億円程度のため、半分程度しか手当てできていないことになり、ＮＨＫ内部からは、「近い将来、政府管掌の年金に移管せざるをえない状況に追い込まれるのではないか」といった声も漏れてくる。ＮＨＫの経営陣もさすがに焦りを感じたのか、労働組合に対して確定拠出型年金への移行、もしくは確定給付型を維持するならば現役職員に対する給付額の減額に応じるよう提案している。これに対し職員は、「なぜＯＢの優雅な生活のために現役の職員たちがツケを払わされなければならないのか」と不満を爆発させる。
記事からその一部を上に引用したが、読後の感想は「民主党さん、今度の選挙で政権に就いたら、こいつらを何とかしてくれ」というもの。今までNHKの受信料の支払いには特別不満は持っていなかったが、こんな記事が出てくると払うのも考えさせられる。おそらく国民の半分以上は企業年金など無い老後を送らなければならない(送っている)はずだ。それと、こんな記事も見つけた。
●08年9月末時点で、ＮＨＫの総契約対象4788万世帯のうち、受信料を支払っているのは3391万件（71.0％）、支払い拒否や保留などの未収が263万件（5.5％）、そして契約拒否や転居先不明などの未契約が1124万件（23.5％）という体たらくなのだ。じつに、約4件に1件がＮＨＫと契約すらしていないので、総務省も頭が痛い。
先日、地デジテレビに切り替えたら早速ＮＨＫが飛んできた。まだＢＳアンテナもつけていないというのに。きちんと自動振り替えで払っている「カモ」は見逃さないという魂胆か。4件に1件は契約すらしてないという記事は、不満の矛先を未契約者よりＮＨＫに向けるには十分な数字だ
今日の一枚も、飛行場です。
では「デジタル一眼レフカメラ」欄に
では「ひとりごと」欄に掲載されています