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インド…皆背番号制でカースト差別根絶か

2009-07-12 | ニュース 社会

11日土曜日の毎日新聞夕刊に興味深い記事が載っていたので紹介します。インドに行くと人生観が変わるとは若者から良く聞く話ですが、私はカースト(身分)制度の悪しき呪縛から逃れられない国に興味など無かったが。

●情報技術(IT)大国のインドで、全国民11億人超にそれぞれ異なる16けたの番号を与える「国民皆番号制」の導入を政府が検討していることがわかった。16けたと顔写真だけがプリントされ、名前の記載がないIC識別カードを国民全員に配布し、コンピューター管理する計画。カースト(身分)制度や信教を背景とした差別の根絶が狙い。何千年も続くあしき慣習を先進技術で解消できるか、成り行きが注目される。インドでは所属するカーストが名字でほぼ分かってしまう。憲法は身分差別を禁じているが、地方ではまだ就職や結婚などを身分で差別する習慣は根強く、格差を固定化する要因となっている。識別カードは各種申請、納税、社会保障受け取り、入学などあらゆる行政手続きを1枚で行うもので、運転免許などの情報もインプットされ、公の場で名前を示す必要が減る。さらに、カードを就職の際の履歴書代わりにするなど、民間のやり取りにも使うよう推奨する。

ちょっと長いですが記事の一部を上に引用します。これは連邦政府を主導する「インド国民会議派」が5月あった総選挙で「カード導入」を選挙公約としたためで、シン首相が特別チームを作り10年度導入を目指しているという。日本でも何度か国民総背番号制の話が出てくるが、そのたびに「総所得」を知られまいとする一部の勢力の反対によって立ち消えになってしまっている…と私は考えている。公に反対する理由は「総所得…」ではなく、個人のプライバシーの侵害になるというものであるが。マスコミも「プライバシー」という言葉には弱いので反対の方に回っているようだ。まるで世界で「総背番号制」を導入している国は全てが独裁国家であるかのごときに。このブログでも主張しているが、日本も国民総背番号制を早く導入し、健康保険や年金を国として一つに統一し、年齢に関係なく所得に応じて負担をするようにすべきだ。インドに学びたいものだ。

今日の一枚も、蓮です。

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