箕面市の給食~おいしい給食をいっぱい食べましょう!

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①卵、牛乳、小麦等を調理に使わない「低アレルゲン献立給食」です
②市内産の野菜を優先的に使っています

止々呂美(とどろみ)のゆずの収かく体験をしました

2021年12月04日 | 食育・地産地消

箕面市止々呂美(とどろみ)のゆずが、収かくの時期をむかえています。
箕面市では、人手不足となっているゆず農家を応えんするため、毎年11月に「ゆず収かくサポーター」をぼ集しています。
今回はサポーターとして、ゆず収かくのお手伝いに行ってきました!

小春日和の11月、秋晴れの空とゆず!

止々呂美(とどろみ)地区の約40けんの農家のかたが、出荷用にゆずをさいばいされておられます。
今回行ったのは、「止々呂美(とどろみ)ふるさと自然館」から10分ほど歩いた場所にある農園です。

ゆずは、昔から「桃栗(ももくり)三年柿(かき)八年、柚子(ゆず)の大馬鹿十八年」と言われるように、実をつけるまで18年もかかるのだそうです。
そのため、5年ほどで実をつける「接ぎ木(つぎき)さいばい」にして、早く収かくできるように育てることが多いのですが、止々呂美(とどろみ)では種からじっくり育てる「実生(みしょう)さいばい」という方法で育てられています。
実生(みしょう)さいばいで育てられたゆずは、接ぎ木さいばいのものと比べて実が大きく、香りが良いのが特ちょうです
この農園のゆずはなんと樹れい80年だとか。
今年は豊作だそうで、高さ3~4mのゆずの木に、たくさんのゆずが実っていました。

ゆずの木は、放っておくとどんどん上にのびていってしまうので、枝が横に広がってのびていくように、木が若いうちに枝に重しをつけるそうです。
陽が全体にあたるようにしたり、上に登って収かく作業がしやすい枝ぶりになるように形を整えたりと、丁ねいに手入れをすることで、樹れいが80年になるゆずの木にもたくさんの大きな実がなるのですね。

止々呂美(とどろみ)ゆず生産者協議会のかたの指導のもと、さっそく収かくにちょう戦。
手が届かない高い場所のゆずは、協議会のかたがはしごをかけて木に登って収かくします。
(危ないのでサポーターは登りません)

協議会のかたが収かくされている木と別の木で、サポーターもさっそく収かく作業です。
ゆずの木には、するどくて大きなトゲがあります。

収かくする時にトゲで手をきずつけないように、厚い皮でできた手ぶくろをつけて作業開始です。
手の届く高さのところにあるゆずは、はさみで枝を切り取って収かくします。

しかし、手の届く場所になっている実ばかりではありません。
とはいっても、木登りは危ないですし、ちょっと無理・・・。

ですから、高い場所は「高枝切りばさみ」を使って収かくします。
はさみをのばして・・・チョキン!

この時、実を落とすと傷がついてしまいます。
「下でだれかがキャッチしてくれる?」
いえいえ、何度も言いますが、ゆずにはこんなするどいトゲがあるので、下でキャッチなどできません。
木の下に人がいることに気づかず、うっかり落として当たってしまうと、顔や頭にケガをしてしまうかも!

実は、はさみの使い方にコツがあります。
はさみの向きによって、実を落とさずにとることができるのです。
はさみの向きを確かめながら、落とさないようにそっとかごの中へ・・・。
手にも首にも力が入り、なかなか大変な作業です。

たくさんのゆずが収かくできました!
でも、これで終わりではありません。

次は、協議会のかたが「エボ取り」と呼んでいる、収かくしたゆずについている枝を短く切り落とす作業です。
なぜ切り落とさないといけないのでしょう?
それは、枝がついたままだと、かごの中でゆず同士がぶつかって傷つけてしまうからです。

できるだけ実の近くギリギリで切り落とすのがポイントです。


ゆずのするどいトゲをうっかりふんでしまうと、くつの底をつきぬけて足にケガをすることもあるそうです。
落とした枝もまとめて、人のふまない場所に捨てます。

エボ取りまでできれば、作業終りょう!
たくさんのゆずが収かくできました!!!

この後、表面の傷の有無などをひとつひとつ丁ねいに確認しながら、そのまま出荷するものと、マーマレードや果じゅうなどに加工するものとに分けられるそうです。
もちろん、給食にも使わせていただきます!
11月24日(水曜日)の「止々呂美(とどろみ)の香りすまし汁(じる)」は、止々呂美(とどろみ)のゆずをまるごとだしの中に入れて香りをつける、箕面市のオリジナルメニューです。
調理中も、給食室いっぱいにゆずのいい香りが広がりました。
12月2日(木曜日)の「ぶりのポン酢(ず)ねぎだれ竜田揚げ(たつたあげ)」のポン酢(ず)にも、止々呂美(とどろみ)のゆずを使いましたよ。
今年は豊作ということで、12月もまだ使わせていただく予定ですし、もしかしたら1月にも使えるかもしれません!
楽しみですね!

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