社会福祉法人 箕面市社会福祉協議会(以下、「社協」)は、新型コロナウイルス感染症の影響により、外出を自粛している高齢者と市内飲食店の応援を目的とし、65歳以上の高齢者を対象に、お店の料理をワンコイン(税込み500円)で購入できるパンフレット「もみじ500」を発行しました。パンフレットの有効期間は3月31日(水曜日)までです。
新型コロナウイルス感染症拡大により、地域のイベント等の開催が大幅に縮小されたことから、多くの高齢者が不要不急の外出を控え、家に閉じこもることによる健康への悪影響が懸念される状況が続いていました。
そこで社協は、地域住民の見守りを行う「よりそい隊」に賛同する市内飲食店と協力し、ワンコインのお持ち帰りメニューのパンフレット「もみじ500」を考案しました。
「もみじ500」は、主に65歳以上の高齢者を対象とし、「よりそい隊」に賛同する36店舗の市内飲食店の一押しメニューを、ワンコイン(税込み500円)でテイクアウトできるパンフレットです。(一部の店舗はデリバリーも可)
なお、パンフレットの作成には、社協と「災害時における連携協力に関する協定」を結んでいる箕面青年会議所が協力しています。
(パンフレットの表紙)
また「よりそい隊」は、市内の店舗が地域住民の見守り活動を行い、来店者の「普段とようすが違う…」といった異変を察知し、社協に情報提供することで、その人に必要な支援を行う見守りシステムです。
これにより、高齢者は店舗に赴くことで適度な運動ができ、安心・安価にお店の料理を楽しめるので、心身共にリフレッシュすることができます。また、飲食店は新型コロナウイルスの影響で売上が減少傾向にある中、高齢者が来店することで、売上アップと新たな顧客の獲得が期待できます。
メニューの一例として、桜井駅に近い「THE SANFERICE(ザ・サンフェリーチェ)」では、季節の野菜をふんだんに使ったオードブルの盛り合わせにミートソースパスタが添えられた、味も見た目も素敵な本格イタリアンを楽しむことができます。
また、箕面駅近くの「フォレストガーデン」では、ご飯を白米か玄米か選ぶことができる栄養バランスの良い彩り豊かな日替わり弁当を提供しており、毎日色々な組み合わせの料理を味わえます。
(こちらは、滝道にお店を構える「きぬがさ」の日替わり弁当)
箕面市社会福祉協議会地域福祉推進課の坊野さんは「新型コロナウイルスの影響により、高齢者のかたや市内飲食店が困難な状況にある中、社会福祉協議会が貢献できることは何があるかと考え、今回の企画の実現に至りました。これまでも、よりそい隊となっているお店が、市民の皆さんの異変を情報提供してくれるおかげで、さまざまなお困りごとの解決につながったことがあり、本当に助かっています。本企画をきっかけに、高齢者のかたに、地元の飲食店を知っていただけると嬉しいです」とコメントしました。
■「もみじ500」について
○概要
高齢者が市内飲食店の料理をワンコイン(税込み500円)で購入できるパンフレット(パンフレットの作成には、箕面青年会議所が協力)
○実施期間
令和2年12月31日(木曜日)から令和3年3月31日(水曜日)
○対象者
65歳以上の市内在住者(誰でも利用可能な店舗もあり)
○対象店舗
みのお見守り支援システム「よりそい隊」に加盟する36店舗の市内飲食店
■問い合わせ
○担当
箕面市社会福祉協議会 地域福祉推進課
○電話
072-749-1575
<色んなメニューがあっておいしそうだな~