撮れたて箕面ブログ

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東日本大震災発生から10年間、被災地へ職員派遣を行う箕面市 現地での学びは今も生き続けている

2021年03月03日 | こんなことがありました!

2011年3月11日に発生した未曾有の災害「東日本大震災」からの復旧、復興を支援するため、箕面市は震災発生から10年経った現在まで、延べ49名の職員を岩手県の各地と宮城県へ派遣しています。


(復興が進む大槌町)

箕面市は、東日本大震災発生当日から消防職員を被災地に派遣し、また、義援金や救援物資の受付・発送を大阪府内で最速で行うなど、10年間被災地の支援に注力してきました。


(震災被害を受けた当時の大槌町)

現在も被災地への職員派遣を行っており、職員を派遣する際は現地への派遣希望を調査し、職員の希望者の中から技術的経験を勘案した上で派遣職員を決定します。現在も岩手県大槌町へ建築職員1名、宮城県気仙沼市に土木職員を1名派遣しています。


(現在、箕面市から大槌町に派遣されている野村さん)

箕面市は、被災地に派遣された職員が現地で得た教訓を生かし、市だけでなく、数多くの市民、関係機関等と共に防災改革を進めてきました。そのひとつの成果として、小学校区毎の地域住民と市の職員により構成された防災組織「地区防災委員会」を設立。

2018年6月に大阪府北部地震が起こった際は、地域住民らが組織的に行動し、素早い安否確認を行うことができました。また、市の職員が地区防災委員会の一員として活動を行うことで、職員が地域住民とのパイプ役となり、避難所の開設・運営や市の災害対策本部との情報共有が円滑に行うことができました。

さらに、市と地区防災委員会は、阪神・淡路大震災が起きた1月17日に大規模地震の発生を想定した全市一斉総合防災訓練を毎年実施することとしており、2013年から現在(※)に至るまで全市一斉総合防災訓練を行うことで、今日に至るまで、被災地での学びと教訓を生かし続けています。
(※)2021年は新型コロナウイルスの影響により中止。


(大槌駅には、ひょっこりひょうたん島のキャラがいるみたいですよ!)


(普段は穏やかで美しい海が広がる赤浜地区)

令和2年4月から岩手県大槌町環境整備課に派遣されている箕面市職員の野村浩平さんは「派遣職員として大槌町で働こうと思ったきっかけは、被災地での復興支援業務に携わった先輩職員や上司の話を聞き、自分も被災地の役に立ちたいと思ったからです。現在の主な業務は、建築物の新築及び解体、学校施設の電気機械改修工事にかかる設計委託から工事発注、そして工事監督業務などを行っています。大槌町は箕面市よりも小規模な自治体ですが、小規模であるがゆえに業務がとてもスピーディーなので、学ぶ点が多々あります。また、全国各地の派遣職員のかたが大槌町へ派遣されているので、他市町村の業務運営方法やシステムの話を聞くこともできます。箕面市に戻った際は、被災地で得た多くのノウハウを職員間で共有し、現状よりも迅速かつ効率的な業務運営手法を箕面市で確立させたいと思います。最後に、大槌町の皆さんは、本当に明るく元気にされているかたが多いですが、当時の辛い記憶は一生かかっても消えることはないかもしれません。残りの派遣期間でできることは限られるかもしれませんが、現地の皆さんが今以上に元気になってもらえるよう、これまで以上に復興支援に尽力していきたいと思います。」と話しました。


■お問い合わせ
【職員派遣について】
箕面市 総務部 人事室
TEL:072-724-6707

【防災の取組について】
箕面市 総務部 市民安全政策室
TEL:072-724-6750

<色々な人の頑張りで復興が進んでいるんだね!

 

住宅用火災警報器設置の義務化からまもなく10年となり、多くの住宅で火災警報器の交換時期をむかえています。市民のみなさんへ火災警報器の交換を啓発するため、統一キャンペーン「今すぐとりカエル!住宅用火災警報器の交換のめやすは10年です」を実施しています。

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