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三島海雲と与謝野晶子に交流があったことを示す資料を展示した企画展「三島海雲と与謝野晶子」を開催しています。

2021年07月20日 | こんなことがありました!

箕面市出身でカルピスの産みの親である三島海雲と堺市出身で歌人の与謝野晶子の2人をつなぐ貴重な資料を展示する企画展「三島海雲と与謝野晶子」が、令和3年6月25日(金曜日)から8月25日(水曜日)まで、箕面市立郷土資料館で開催しています。
また、堺市でも同様の企画展「与謝野晶子と「カルピス」の父、三島海雲」が、さかい利晶の杜 与謝野晶子記念館にて、8月16日(月曜日)まで開催するなど、堺市と箕面市が相互協力を行い、連携する企画展となっています。

郷土資料館では、これまでも三島海雲にまつわる企画展を行ってきましたが、与謝野晶子との組み合わせで企画展を行うのは、今回が初めてとなります。
一見、共通点がないように思う2人ですが、実は明治11年生まれの同い年であり、与謝野晶子の歌がカルピスの広告に掲載されていた、など「え!そうなの!?」と思わず口にしてしまうような接点があります。


本企画展では「与謝野晶子の草稿ノート」や「三島海雲が与謝野夫妻に送った年賀状」など、三島海雲と与謝野夫妻に交流があったことを示す珍しい資料が展示されています。展示資料の与謝野晶子が詠んだカルピスに関する歌は、いずれも即興で作られたと言われていましたが、展示されている草稿ノートに「カルピス」の文言が記載されていることから、即興ではなく、下書きノートに記して、歌が詠まれていたことが明らかとなりました。他にも発売当時のカルピスのボトル(復刻版)など、カルピスにまつわる展示品を間近で見ることができます。


 
本企画を担当した同資料館学芸員の林さんは、「今回は、堺市の協力もあり、三島海雲と与謝野晶子の2人にまつわる珍しい資料を展示することができました。三島海雲の実直な性格から、カルピスの試飲を交流のあった文化人にお願いしており、与謝野晶子はそのうちの1人でした。試飲をきっかけに詠まれた与謝野晶子の歌など、これまで本館が行ってきた三島海雲の企画展では見られなかった資料が多数あります。実際に資料を見て『こんなつながりがあったんだ!』と感じてもらえると嬉しいです。」と話しました。

また、同資料館では、7月14日(水曜日)まで、江戸時代に西国街道の宿場であった半町本陣梶山家の資料や調度品、本陣の仕事について書かれていた文書を紹介する企画展「半町本陣 梶山家資料展」を同時開催しています。

●企画展コーナー展示「三島海雲と与謝野晶子」(開催中)
【期間】8月25日(水曜日)まで ※毎週木曜日休館
【時間】午前10時~午後5時
【場所】郷土資料館(箕面6-3-1、みのおサンプラザ1号館地下1階)
【問い合わせ】電話:072-723-2235 FAX:072-724-9694
【費用】無料

●企画展「半町本陣 梶山家資料展」(開催中)
【期間】7月14日(水曜日)まで(※時間、場所、費用については、企画展コーナー展示「三島海雲と与謝野晶子」と同じです。)

●与謝野晶子記念館コーナー展示「与謝野晶子と「カルピス」の父、三島海雲」(開催中)
【期間】8月16日(月曜日)まで ※第3火曜日休館
【時間】午前9時~午後6時
【場所】さかい利晶の杜 与謝野晶子記念館(堺市堺区宿院町西2丁1-1)
【問い合わせ】電話:072-260-4386
【観覧料】一般:300円、高校生:200円、小中学生:100円
    ※観覧料で他の企画展なども観覧可能。詳しくは上記お問い合わせまで。

<三島海雲と与謝野晶子。2人に親交があったなんて素敵ですね!

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