撮れたて箕面ブログ

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「キウィ」の他にも・・?彩りの鳥調査!

2022年04月12日 | 国際交流員から

皆様、春になりました!

ニュージーランドでは桜の花がほぼ植物園しか見られないですが、日本では町中で見られて、その絶景を見て感動します。

箕面のさくら並木(@kenchans.lens)

さて、今日のテーマはニュージーランドの鳥です。キウィの他にニュージーランドの在来種の動物をご存じですか?オーストラリアとニュージーランドは近い国ですが、いる動物は全く違います!在来種の中で多いのは鳥で、本当にきれいで大好きなので、皆様に紹介したいです!

ニュージーランドでは元々捕食動物がいなくて、長い間鳥が平和に暮らせました。その間に、飛ぶこともいらなくなって、翼が小さくなって、飛べなくなりました。時が経ち、初めて人間のマオリ族が他の島から来て、鳥を食料として狩っていました。それから、イギリス人が船でネズミやイタチをニュージーランドに運んでしまって、生態系が侵されるようになりました。

現在、在来種の鳥は非常に絶滅の危機に瀕していますので、鳥を守る方法や増やす方法が広がっています。ネズミなどがいない島やバードサンクチュアリ(柵に囲まれた鳥のための聖域)があります。さらに、自分でも鳥を守るために「有害生物トラップを家の周りに置く」とか、「猫をインドアで飼う」などの方法もあります。私のまだ短い人生の中でも、鳥が大好きでどうしても危機から守りたい人々に出会ったことがあって、彼らの情熱が心に響きました。この鳥たちを野生で間近で見られると、本当に恵まれているように感じます。

鳥たちの鳴き声のリンクも付けましたので、聞いてみてください!まずは...

Tui (「トゥイ」)

「トゥイ」は在来種の中で一番数が多い鳥です。声帯が2つあるので、同時に色んな音を出せて、まねすることもできます。変な鳴き声ですが、地元を思い出しちゃうから恋しくなります。是非動画を検索して聞いてみてください。

「トゥイ」の鳴き声

Keruru (「ケルル」)


「ケルル」は「ニュージーランドのハト」と呼ばれ、普通のハトより2倍ぐらい大きいです。また、木の実で酔うこともあるらしいです。「ケルル」は最近数が増えてきて、たまに実家まで来てくれます。鳴き声より、羽の音がすごく大きくて、「ケルル」がいる木の近くを通ると、大きな音に衝撃を受けます!

「ケルル」の鳴き声

Ruru/Morepork (「ルル」・「モーポーク」)


「ルル」はニュージーランドのちっちゃなフクロウです。小さいながら、鳴き声が遠くから響きます。その鳴き声がマオリ語で「ルル」に聞こえ、英語で「モーポーク」に聞こえたため、名付けられました。先住民のマオリ人の神話と強い繋がりがあり、「ルル」が家の周りに止まったら、その家の1人が亡くなるという迷信があります。

「ルル」の鳴き声

Pukeko (「プケコ」)


「プケコ」は赤くて大きい足があって、飛ぶより足で逃げるのが得意です。私の地元では珍しいですが、海水浴場に近い場所で時々見かけます。長い足で逃げるのがおかしくて、かわった鳥です!

「プケコ」の鳴き声


Takahe(「タカヘ」)


「タカへ」は「プケコ」とよく似ていますが、「プケコ」よりとても大きいです。一般的な猫より大きいと言われています!1898年に絶滅したと考えられましたが、幸いにも1948年に再発見されました。今は350羽ぐらいしかいなくて、バードサンクチュアリでこの「タカへ」を近くで見ることができます!

「タカヘ」の鳴き声

Kaka(「カカ」)と Kea(「キア」)

左:「カカ」 右:「キア」

「カカ」と「キア」は両方オウムの鳥です。似ていますが、「カカ」が茶色、「キア」は緑色です。
「カカ」の翼の内側は飛べる時しか見えない鮮やかな赤色です。神話によると、別の在来種である「カカリキ」という色鮮やかな鳥から赤色を盗んだそうです。数年間、近くのバードサンクチュアリのおかげで「カカ」が増えてきて、夕方に飛びながら鳴く声が聞こえるようになりました。鳴き声は本当に、本当に映画に出て来る恐竜のプテラノドンのような響きがします。だから大好きです。

「カカ」の鳴き声

「キア」は世界で最も知能の高い鳥の一種です。知能が高いからこそ、「やんちゃな鳥」だと知られています。「キア」は山だけに住んでいます。ある時、山までツアーバスに乗って行ったとき、2羽の「キア」がバスまで遊びに来てくれました。バスのドアに立ってドア枠をかじっていたので、運転手からやさしく注意されていました。運転手は何年間もその山へ行っているので、一羽ずつ「キア」を識別するためのタグを見て、名前や特徴を教えてくれました。運転手と「キア」は昔からの友達のようでした。

「キア」の鳴き声

Moa (「モア」)

テパパ博物館にある「モア」骨格標本

「モア」は人間のせいで600年前に絶滅してしまいましたが、大きくて、世界で一番背が高い鳥でした。また、他の飛べない鳥には小さな翼は残っていますが、「モア」は世界で唯一翼がない鳥でした。エミューやダチョウとちょっと似ています。今は絶滅していますが、モアの特徴を他の鳥に見られます。

「モア」の鳴き声(再現)

鳥は他にもいろいろいます!「ピワカワカ」、「カカポ」、「カカリキ」、ペンギンなどなどです!是非検索してください!毎年、保護の意識を高めるために全国で「Bird of the Year」(今年の鳥)オンラインコンテストもあります。2021年の優勝者はなんと鳥ではなく、コウモリでした!

「ピワカワカ」

日本にも色んな動物がいて、箕面で野生のサルが見られてすごいです。日本のカラスはよく嫌われていますが、カラスは頭が良くて、ニュージーランドにはいないから私は大好きです。海外から来た人が日本のカラスの鳴き声を初めて聞くと、たまにお年寄りの人の叫び声に聞こえちゃうそうです!

それでは、カ・キテ!(マオリ語で「またね!」)
トレース

 

 

<世の中でこんな鳥たちもいるんだモミー!

 


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