平成29年9月20日(水曜日)、本市在住の助産師、小立まりこさんが、10月からJICA青年海外協力隊としてアフリカのベナン共和国で2年間ボランティア活動をするにあたり、出発前に倉田市長・藤迫教育長を表敬訪問されました。
藤迫教育長からは、箕面市青少年健全育成推進奨励金(激励金)が交付されました。
ベナン共和国は、アフリカ大陸の中央部に位置し、ナイジェリアの西に隣接する小さな国(面積は日本の約3分の1)です。
小立さんは、ベナン共和国西部にあるクッフォ県のアヨミ保健センターへ派遣されるとのこと。助産師としての三年間の実務経験を活かし、現地では母子保健に関わる基礎衛生や栄養改善等の啓発に携わるとのことです。
小立さんは、小学生の頃、夏休みの宿題でインドについて調べた際に、日本との文化の違いなどに驚き、海外で働くことに興味を持たれたそうです。派遣にあたっては、JICAの研修センターで2ヶ月間ベナン共和国の共通言語であるフランス語を学び、現地ではフランス語で現地住民の使うアジャ語を学ぶとのこと。
小立さんは今回の派遣について、「すべての発展途上国に共通する課題が母子保健だと思います。現地ではまだまだ西洋医学に対する抵抗感があり、医療機器についても十分整っていないと聞いています。自分の印象が日本の印象につながると思うので、現地の人たちから信頼を得られるように頑張りたい。現地へ行ってみないと分からないことも多いと思いますが、小学生の頃からの夢がやっと叶うので、とても楽しみです。」と話してくれました。
最後に市長から「日本の助産師が来てくれるというのは現地のかたにとって心強いはず。体には気をつけて頑張ってきてください。また帰国された際には、ぜひ話を聞かせてください。」と激励しました。
<小立さん行ってらっしゃい!体調には気をつけて頑張るモミ!