クラブ報告
2019年5月12日(日) 天候 晴れ 参加者 27名
CL 圓戸さん
今回の岩登り講習会は、みのハイキングクラブの推奨する山行時の標準個人装備の正しい使い方及び道具が持っていても使えないと意味がないので使い方に慣れるための創造の森での実地講習でした。
参加者を7グループに分け、4人1グループとなりそれぞれリーダーの指示で具体的に繰り返し体験した。
1.東屋横の登山口付近の緩やかな傾斜を使い懸垂下降の練習をしました。
1)各自120ミリのテープスリングで、右腕、左腕を通した簡易ハーネスつくりの練習
2)カラビナを使って本マスト結び、半マスト結びの練習
3)クレムハイストでのバックアップの練習
2.第3ゲレンデでの岩場登り、トラバース通過、懸垂下降訓練
1)簡易ハーネスにカラビナを2個セットする
2)3点支持で岩を登る(両手、両足の4点の内3点は岩に付ける)
3)ザイルにカラビナをつけ、クレムハイストでバックアップを取り、安全確保をして登って行く
4)トラバースの時途中、木に固定された支点を通過する時は、2個のカラビナの内1個を外し支点の向う側に掛ける。支点の両側にあるカラビナのもう1個を支点の向こう側に掛け支点を通過する
3.登山口付近の傾斜で練習した懸垂下降を急斜面での訓練
1)木にとった支点から出たロープにカラビナを半マストで結び、ザイルをしっかり握って体重をかけながら降りていく練習
2)ゆっくり流れるように下降していけるとよい。
4.事故者の救出(今回は、自力で動ける事故者)
1)木に支点を取り、ロープをセットしてもう一端を事故者に渡す。
2)カラビナに半マストで結び、確保する人は、登ってくる人のスピードに合わせてロープを引く
3)半マスト結び以外の同じ安全環なしカラビナの2個使うガルダーヒッチも練習した。
今回の岩登り講習会に参加して感じたことは、講習会の初めにあいさつで言われましたが、道具を持っていても実際に使えないと意味がないということと、ロープワークなどは、専門用語で聞きなれないとややこしかったりで、観て聴いて覚えようとしても無理で、その場は出来ても身に付かず、すぐ忘れてしまいます。家でも出来るので、繰り返し練習して体で覚えるしかないかなと思いました。
新緑の気持ちのいい晴れわたった天気の中の訓練、参加して得るものが多く大変有意義な講習会になりました。CLさん初め各GLさんには、覚えが悪い私に繰り返し指導していただきましてありがとうございました。安全第一に務めます。お疲れ様でした。
(記録担当 五十川さんの報告より)
コースタイム
関7:30(現地集合除く)=== 創造の森P8:00 ・・・講習終了15:00 === 関15:30(現地集合除く)
(写真提供 古谷さん)