みのハイキングクラブ

友と山に登り、自然に親しみ、心身を健やかに、親睦を深めます。

平家岳

2018-11-06 | クラブ山行


クラブ報告

2018年11月4日(日)  天候 雨   参加人数 21名

  

 

CL 清水さん

 平家の落武者伝説はいくつも聞くが今回の目的地もそんな伝説が残る山の一つだ。さて箱ヶ瀬橋のゲート、今回は無事開いているか? 開いていました。 ほっ!しかし喜んだのもつかの間、駐車場に着いたとたん雨!10 人が帰宅し21人で登ることになった。
 75分、21人は霧雨の世界を気の沈んだ面持ちで歩み始めた。まずしばらくは川沿いの林道歩きだ、20分ほど経過した頃だろうか面谷登山口に到着。さあ、ここからが本番だ。すぐに水の消えた小川を渡り、急登の尾根を進む。歩みながらふと後ろを振り向くと、メンバーが数珠つなぎになって百足の如く足並み揃えて歩んでいる姿があった。
 時は進み、傾斜が続く。足並みは崩れ、健脚組だけになった。 さすがに健脚組、雨でもペースが速い、息が切れる。記録係にかこつけて後方組に逃げようか?いいや、逃げたらあかん!ここで逃げたら女が廃る。
 この頃はまだ風もなく、時折、紅葉した風景も見られた。「紅葉は燃え立つごとく今が盛り!」の筈が雨のせいで半減。急登の尾根を登り続け疲れがでた頃、一つ目の分岐点に到着。時計の針は837分、高度計は1140mを指していた。雨は続き真っ白な世界。
 景色のない世界を更に進むと、先に霧の合間から鉄塔が見え隠れするようになった。鉄塔下に出ると同時に、不思議なものに出会った。 珍しい光景が歩みを止めさせる。不自然な形に伐採された大木が、まるでデザインしたかのように幾つも点在している。妄想が膨らんだ。これは平家の落武者の化身か?それとも九頭竜の化身か?雨は九頭竜であった持子の涙か? 
 
この頃から風も雨も強くなった。 雨のせいで、歩んでいる時間が遥かに長く感じられた。彼方の目的地は歩けどなかなか近づかない。数個の鉄塔を通り越すと二つ目の分岐点に到着した。今何時?106分。更に雨風は強まり、 冷たい風が雨を巻き込んで我が身を追い越していく。 う~寒~い!
 時雨た世界を踏ん張り、井岸山を越え、ようやく平家岳頂上に到着した。時計の針は1030分を指していた。標高1441.54m 展望全く無し、雨風と寒さに我慢できず、写真だけ撮り、食事もせず下山した。
 つくづく思った、山の天気と秋の空、そして女心はころころ移り気ね。
 CL  SL  運転手の方々お疲れ様でした。有難うございました。
                  (記録担当 森さんの報告より)

※今回は、健脚組、普通組、ゆっくり組に分けて自分に合ったペースで歩いてもらいました。
下山時間は健脚組とゆっくり組で約2時間違いました。前日まで雲ひとつない秋晴れが続いていましたが天気が急変し、朝から1日雨の中の登山となりました。久しぶりにリュックの中までびしょ濡れになり体も冷え、頂上は何も見えず、休憩も、食事もゆっくり出来なくて厳しい登山になりましたが、21人全員が無事に“青葉30山平家岳”に登頂することが出来ました。紅葉がガスで見えなかったのが心残りですが皆さんお疲れ様でした。 CL清水

 

コースタイム
500==ぎふ大和PA==河原車止P630・・登山開始(健脚組・普通組。ゆっくり組)705・・

(健脚組) 面谷登山口733・・稜線出会837・・井岸山1015・・平家岳山頂1030・・面谷登山口1310・・河原車止P1330==白鳥美人の湯==関1645
(普通組) 頂上1100・・下山1400
(ゆっくり組) 頂上1200・・下山1520==やまと温泉==関1830


                 (写真提供  山田Mさん)


                   (地図提供 古谷さん)

 

コメント
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