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『ワンダーウーマン 1984』

2021年01月12日 | 映画(わ行)
『ワンダーウーマン 1984』(原題:Wonder Woman 1984)
監督:パティ・ジェンキンス
出演:ガル・ガドット,クリス・パイン,クリステン・ウィグ,ペドロ・パスカル,
   アムール・ワケド,クリストファー・ポラーハ,ロビン・ライト,コニー・ニールセン他
 
仕事帰りにイオンシネマ茨木にて2本ハシゴの1本目。
 
名前にもインパクトがある、イスラエル出身の女優。
こんな長身の美女が闊歩していたらみんな振り返りそう。
しかしここまでインパクトが強いと、
いくら美人でもしっとりした恋愛ものなんかはツラいのでは。
やっぱりDCコミックスが誇る女性スーパーヒーローが似合う。
 
前作の『ワンダーウーマン』(2017)で最も印象に残っている台詞といえば、
クリス・パイン演じるスティーブの「僕は今日を救う、君は世界を救え」。
彼の顔は全然タイプじゃないんですが、これはカッコよかった。
もう一度その台詞が聞けるのか。
 
1984年。ワンダーウーマンであることを隠して暮らすダイアナは、
スミソニアン博物館に考古学者として勤めている。
同博物館に着任したばかりの研究者バーバラは、ドジでおっちょこちょい。
鞄の中をぶちまけても誰も助けてはくれず、劣等感に苛まれている。
そんな彼女に優しく声をかけたのがダイアナ。
強くセクシーで賢いダイアナにバーバラは羨望を抱く。
 
ある日、上司から古代の宝石の鑑定を頼まれたバーバラは、
鑑定品の中にとても怪しげな石を見つける。
石に書かれていたラテン語をダイアナが解読すると、
「ひとつだけ願いを叶える」という意味だと判明。
 
願いが叶うはずがないと思いつつも、
ダイアナは亡くなった恋人スティーブとの再会を願う。
すると他人の姿を借りたスティーブが目の前に現れたではないか。
 
一方のバーバラは「ダイアナのようになりたい」と願う。
その翌朝からやたらともてはやされ、注目を浴びるようになったうえに、
見違えるような腕力もついて、生まれ変わった自分を感じるバーバラ。
そこへ近づいてきたのがカリスマ実業家マックスで……。
 
本来は昨年6月に公開される予定だった本作を2020年中に観られたことを嬉しく思います。
ダイアナの少女時代を描くオープニングが楽しいのと、
ガル・ガドットの美しさを見る以外は特筆すべきことはないけれど、
悪役に回ったバーバラ役のクリステン・ウィグの迫力は満点。
 
しかし、最強の力を得られるなら容姿はどんなでもいいわけですか。
こんな獣に変身してしまうのは嫌だけどなぁ。
 
ひとつだけ願いが叶うとしたら、何を願う?
その願いが叶う代わりに、いちばん大事なものをあなたは失う。
この前提で人が何を願うかは興味がある。

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