夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『カフェ・ソサエティ』

2017年05月15日 | 映画(か行)
『カフェ・ソサエティ』(原題:Cafe Society)
監督:ウディ・アレン
出演:ジェシー・アイゼンバーグ,スティーヴ・カレル,クリステン・スチュワート,
   ブレイク・ライヴリー,コリー・ストール,ジーニー・バーリン他

前述の『ノー・エスケープ 自由への国境』とハシゴ。
同じくTOHOシネマズなんばにて。

しばらくシネコンで観るものがなくて、こどもの日に封切られたのがこの日の2本。
わぁ、観るものが来た!と、何も考えずに予約。
オープニングロールが回りはじめてすぐ、
あらら、これウディ・アレン監督だったのねと気づきました。

1930年代のハリウッドが舞台。

大物エージェントのフィル(スティーヴ・カレル)のもとへ、
ニューヨークに暮らす姉から電話が入る。
彼女の息子、つまりフィルの甥に当たるボビー(ジェシー・アイゼンバーグ)が
ハリウッドで働きたいと言っているから面倒を見てやってほしいとのこと。

意気揚々とハリウッドに乗り込むボビー。
多忙を理由になかなかボビーと会おうとしないフィルと数週間後についに面会。
フィルは雑用係でよいならばとボビーを雇い、
秘書のヴォニー(クリステン・スチュワート)に街を案内させる。
ボビーは一目でヴォニーの虜になるが、ヴォニーには恋人がいると聞いてガックリ。
それでも事あるごとに彼女に声をかけ、約束を取り付ける。

その甲斐あってか、ヴォニーは恋人と別れ、ボビーとつきあいはじめる。
ところが婚約を交わしたあとにヴォニーは元カレとよりを戻し、
相手ととっとと結婚してしまう。

傷心のボビーはニューヨークに戻り、ギャングの兄が経営するナイトクラブの支配人に。
順調にクラブの売り上げを伸ばし、やがてセレブがこぞってかよう店になる。
女にも不自由しない生活が続いていたが、
ある日、彼の前に現れたのが奇しくも元カノと同じ名前の美女(ブレイク・ライヴリー)。
たちまち恋に落ちたボビーは彼女と結婚、娘にも恵まれるのだが……。

黄金期と言われた時代のハリウッド。
有名な俳優や映画の名前がポンポン出てくるのが楽しい。
普段着もよそゆき着も美しく、見ていて飽きません。

ただ、主役のジェシー・アイゼンバーグはどうなんでしょう。
単に顔が私の好みでないというだけかもしれないけれど、
私はミスキャストのような気がして仕方ない。
美女を揃えたのだから、もう少しイケメンに主役を張ってほしかったような。
いや、そんなイケメンでなくとも金と権力があればこんな暮らしができたということなのか。

ま、洒落ています。

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