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色色便り iroiodayori ~小さなつぶやき~

2013年01月08日 14時09分08秒 | ななちゃん
プリンセスとスランプ

年末は音楽番組を複数観ました。

十代、二十代の若いアーティストが多く出演するなか、目を惹いたのは、1980~90年代に活躍したプリンセスプリンセスという今年期間限定で再結成した女性ロックバンドでした。
番組で披露していたのは、1989年のヒット曲「Diamonds」です。

ちょうど海外にいて、この曲が流行っていた年代の音楽をあまり知らない私でも、その後に何度も耳にすることのあった大ヒット曲なので、歌えないまでも当然知ってはいましたが、本人たちが生で出演するとなるとついテレビ画面に見入ってしまいました。

「ブラウン管じゃわからない景色が」、「針がおりる瞬間の」、という、若い人たちには理解できないかもしれない歌詞が、時代を感じるのですが古くさくはなく、この時代に彼女たちが感じた気持ちが色あせることなく伝わってきて、なんて素敵だろうと思いました。

そしてもうひとつ印象に残ったのが、これも年末に本人の歌っている姿をテレビで観た、同じ年のヒット曲、爆風スランプの「大きな玉ねぎの下で」です。

当時この曲のはいったアルバムを持っていたので、この曲の良さは知っていましたが、20数年を経て改めて聴くと、古き良き時代の言葉がいっぱいです。

「定期入れの中のフォトグラフ」、「ペンフレンドのふたりの恋は言葉だけが頼みの綱」。
定期入れに写真をいれている人、文通をしている人、今は少ないでしょう。時代とともに生活は変わっていきますが、古い歌を聴くとその時代のあれこれを本当に思い出せるものです。これが歌の持つ役割のひとつかもしれないと思います。

ふたつのヒット曲が生まれる少し前に、気に入って聴いていたのが、広島県尾道市出身のロックバンド、THE東南西北です。このバンドのメンバーとは、嵐の「台風ジェネレーション」で再会を果たしましたが、偶然にもこのバンドも昨年、22年ぶりのアルバムを発表したことを知りました。

1980年代後半、今のようにケータイもスマホも普及していないアナログな時代でした。不便だったかもしれませんが、古い歌を聴くとそれも良かったと思えます。駅の伝言板を利用していた頃を懐かしく思い出しました。