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2019夏ドラマ⑤ノーサイド・ゲーム

2019-10-21 22:22:22 | TV・ドラマ

終日、くもりがち。深夜から雨

 

ラグビーワールドカップ。

日本チームは、敗退したけれど。

なんだか、日本人のチームとは、思えないというか・・・所謂・・・『外人部隊』のような印象も否めない気がするし。

 

ラグビーは、アタマが良くないと出来ないスポーツみたいで、ルールもよくわからないし、相手チームが、正面から、ぶつかってきて、フツーのひとなら、3分持たないだろうに・・・で・・・骨折・・・とか、なんだろうなぁ・・・。

ボールを奪い合う格闘技的・・・な・・・。

如何に、自分の身体を守り、ボールを守り・・・といった・・・複雑なゲームのようだ。

そんな複雑なゲームを、社会人ラグビーと企業の戦略を絡ませて描いた・・・たぶん、この夏、一番面白いドラマだったのが、この『ノーサイド・ゲーム』なんだろうと思う。

 

順風満帆に自分のコースを歩み続けたエリート社員と元・有名ラグビー選手で、現コーチ。

ふたりは、突然、不当と思われるような理由で、左遷される・・・企業のお荷物となったラグビーチームのゼネラルマネジャーとその監督として。

 

大泉洋と大谷亮平の二本立てある。

かつては、同じ大学に籍を置き、お互いを敵視していた二人が、タッグを組む・・・というあたり、池井戸潤的な原作の面白さがあった。

 

池井戸潤は、敗者の逆転劇を描き続けている。

 

中小企業の精密機械の社長さん、足袋屋の社長さん、大企業という巨人に、正面切って立ち向かう運送会社の社長さんなどなど・・・常に、ピンチが、付きまとうなか、ピンチの中にチャンスありと、逆転の勝機を見つけていく面白さがある。

 

ノーサイド・ゲームもその流れは、変わっていない。最初は(またか・・・みたいな)、やや食傷気味かとも思われたけれど。

 

別に、大泉洋でなくても、いいけれど・・・と思わせるのはいつもの事で、池井戸作品ならこのひと・・・堺雅人でもヨカッタンじゃないかと思ったりしたけれど、来年、同じ枠?で、倍返しの続編やるんですってね???(このへん、また聞きなので、真偽は知らないけど???)。

大谷亮平は、ガタイもデカイし、もとラグビー選手という役もなかなか。韓国ドラマの『華政』に出てたな。このひと。

 

TBSの日曜9時というのは、芸能界のいろんなところから、役者を起用するようで、歌舞伎・落語などの古典芸能関係が、多かったりする。

 子役の市川右近とか、その母親役の松たか子とか・・・それにつけても、松たか子は、うざかったな。

お家で、物書き?翻訳?なんかしている職業のようだけれど、相当?収入はあるみたいな役で?(だから、気持ち悪い?のか・・・なにかとスッキリしないし、子供の前で、夫を『クン』付で呼んでるあたりも、ヘンな感じバリバリだし)?

帝劇組からは、笹本玲奈の起用で、テレビ画面(昔は、ブラウン管っていってたけれど、今は、ブラウン管じゃないもんね)で、マジマジとみると・・・ああ、こういう顔だったかな?と思う。

                                                      

このドラマに引き込まれる理由には、音楽も欠かせないだろう。

米津玄師の『馬と鹿』が、バックにながれ、フィールドの選手たちノプレイが、スローモーション化する・・・そのあたり、視覚と聴覚からの相乗効果なんだろうか・・・印象深い。

何故、こんなに印象に残るんだろうか・・・とか?

 転調につく転調で、違和感バッチリの・・・そして、痛々しい歌詞・・・どうなんだろうと思うけれど、去年、高値の花だったと思うけれど、エンディングに使われていたときは、私には、それ程、インパクトのある曲として印象に残らなかった『Lemon』と、どう違うんだろう?と改めて思ったりする。劇伴としては、使われ方が、よくなかったのかも?だし、そのへんは、よくわからないんだけど・・・。