マレーシアにもおしゃれな場所はたくさんあるのですが
私は地元で暮らす人たちの生活が垣間見られるような
そんな場所が好きです。
好奇心もありついつい覗いてみたくなってしまうのです。
そんな場所が
Jalan Tuanku Abdul Rahmanです。
『Jalan』はマレー語で『通り』を意味します。
Tuanku Abdul Rahmanは人の名前で
マラヤ連邦の初代の王様です。
この近辺は
マレー系の人たちの衣料品店や
布地を売るお店が立ち並んでいます。
数か月に一度は行って
ストールの流行と新作をチェックしています。
本来ムスリムの女性が頭を覆う為のものなのでしょうが
(トゥドゥン、ヒジャブと呼ばれます)
多くがなんの加工もしていないストンとしたものなので
ストールとして私たちも使えます。
マレーシア、モールの中などに入ると
とーーーっても寒いことが多く
あるととっても重宝するのです。
柄も素敵なものが多く
そしてなによりお値段がお安いのです!
時々こちらで購入したスカーフを
一時帰国の時のお土産にしたりしてます。
金額はもちろん内緒ですよ。
こちらは手芸屋さん。
手芸用品だけでなく
ウェディングで使う飾りや
ラッピング用品が並んでいます。
通りはちょっと違いますが
こちらは大きな布地屋さん。
大きなビルの上から下までいろいろな布が揃います。
高級な麻や、リバティなんかもありました。
こちらの通り近辺はラマダン月に行くと
ハリラヤというお祝いに向けて
服や食べ物を売るお店が立ち並びます。
午前中の早い時間はまだガラガラな道も
時間が経つにつれどんどん人が…。
女性の服はきれいなので
ついあちこちのお店を覗いてしまいます。
家族みんなで買い出しに…なんていう光景も
よく見かけます。
でも、お父さんと子どもは途中で飽きて
階段に座ってボーっとしている事が多いですよ。
これはどこの国でも一緒のようですね。
* * *
このすぐ近くにはインド系ムスリムのモスクもあり
インド人街と呼ばれる場所もあります。
ヒンドゥー教のお祭りのディパバリの時には
並ぶお店もガラッと変わります。
大音量で流れるお経に、お香の香り。
キラキラの衣装に、カラフルな飾りとお菓子。
季節ごと、イベントごとに訪れると
違った光景が見られるので
私にはとても魅力的な通り・街なのです。