大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

ACL組み合わせ雑感

2009-01-08 07:34:22 | ACL/A3
中国と韓国のチームとは必ずやることになっていたから、厳しいと言われるグループに入ったからといってとくにやりにくさを感じることはない。まあ、厳しいグループに入るのはガンバの場合デフォになっているわけだしw じゃあ、楽なグループというのが勝ち抜き易いかと言えば必ずしもそうではなく、一昨年の川崎や、去年の鹿島なんて最大のライバルと目されていた相手との試合では相当なプレッシャーを感じたんじゃないかと思う。厳しいグループほど潰しあい、足の引っ張り合いが出てくる。それをチャンスと捉えたいと思う(中国メディアでは山東と上海のグループが厳しいという捉え方をしている)。

とりわけカギを握るのが、中国とインドネシアアウェーかな、と思う。日本のクラブにとってACL中国アウェーは未だに鬼門で、唯一浦和が上海申花に引き分けた以外は全敗を喫している。まあ、それは韓国のクラブにとっても同じく鬼門ではあるんだけどもね。その意味では山東をホームで叩いておきたかったけども、いきなり緒戦でやるのか・・・チームがまだ固まってない時にやるにはイヤな相手ではあるけども、しっかりと叩いておきたいもんですね。その為に今から山東情報を集めないといけない。

それとインドネシアの高温多湿でボコボコのピッチというのに足元をすくわれたクラブが脱落していく予感がする。個人的には日本のクラブこそが東南アジアアウェーに一番強いと思うけども、しっかりアウェー対策をしておく必要がある。

で、目標はなんだけども、やはり1位突破だろう。決勝トーナメントでのホーム・アドバンテージを取りに行くにはそれが必要だと思うし、2位で突破して去年のレギュレーションなら敗退していたなんて言われたくはないしね。

アウェーは一応中国と韓国の遠征を計画していますが、個人遠征しますから、その詳細はまた当ブログで発表したいと思います。

続・続補強考

2009-01-07 06:04:05 | ガンバ大阪
前回に引き続き、補強話について。

高木和道の加入も正式に決まりました。オファーしていた金額が、放置によれば、「移籍金を含めて2億円」ということらしい。ということは、これは来季高木に払う年俸+清水に払う移籍金ということだと考えていい。大体彼の年齢を考えると移籍金係数は3ぐらいか?となると、ガンバが彼に対してオファーしていた年俸というのが推定で5千万円を超えるくらいのところだと考えられる。

清水とガンバとでは勝手が違うし、おまけに韓国人DFまで入って来る状態となれば競争は必至。そのことは本人も十分承知の上で来るのだから、水本のように逃げ出さずに頑張って欲しい。天津でお会いした清水サポさんなんか、CWCのアデレード戦での決勝ゴールの場面を見て、「W杯予選でのオーストラリア戦でのヒントになった」とまで言って下さったのだから、和道をACLの場で応援してやりたいと思うし、まずは代表の試合で応援したいと思う(なんか違うか)。

彼がフィット出来るかどうかについては不安はあるけども、来てくれたからには応援する。代表合宿に呼ばれているから、体は仕上げているだろうけども、本格的なチーム合流ってやはりオーストラリア戦が終わってからということになるのか。そうなるとリーグ開幕まで3週間あるけどもその中でチームに馴染んで行く必要があるか。その辺は去年の水本よりは時間があるところが救いかもしれない。ただ、ドンヒョクなんかはチーム始動と同時に合流しているからそこらへんの出遅れが気になるところではあるけども、本人だってそれを承知の上で来たのだから、自分はその心意気を買いたいと思う。

一方のドンヒョクではあるけども、長い間3バックに慣れ親しんで来たという話をどこかから聞いているんでそこが水本とダブってしょうがないが、サカダイの報道によれば3バックでは左ストッパーで4バックではCBをやっていたというところからして4バックだって経験はあるみたいである。韓国と言えばアジア版ドイツであり、3バックのマンマーカーを輩出しているイメージが強いけども、こちらもまずはキャンプでチーム戦術に合わせていくことが必要か。CBに関しては基本は競争ということです。

一方、FWに目を向けると三木がガンバに復帰。6月に愛媛で見た時にはポストプレーをソツなくこなしていたので、戻してみたら面白いとは思ったけども、このタイミングで戻って来ますか。長身選手ならジェジンがいるし、ポストプレーならレアンドロやルーカスだってやるんだけども、彼がその中でどれだけ割って入れるかやな・・・個人的にはカントクのやりそうな舶来2トップって過去の例からしてあまり合わないような気がするからw、国産枠でベンチ入り出来るように頑張って欲しい。

あと、まだ表には出ていないけども、熊本の太(と書いて「ふとり」と読む)が完全移籍で加入することが内定しているらしい。まあ、これって中山・松岡・木下が熊本に行った交換要員という感じの方が強いかな。ただ、一部で囁かれているように、太が、大きな声でコーチングできるGKだとすれば、それは正にガンバに欠けていたタイプなのかもしれない。藤ヶ谷には確かに危ない場面を何度も助けられたし、彼の反応の鋭さは認める。ただ、彼のセーブが目立つということは、裏を返せば結局コーチングが不十分でDFのポジションの修正がままならなかったからとも言えるのかもしれない(コーチング不足を指摘する声があったが、それが彼の好セーブとリンクしていることを指摘する声はあまり聞かれなかった)。前に日本で一番安定しているGKというのが楢崎だと書いたけども、楢崎自体はあまりヨシカツのようにセーブで目立つタイプではない代わりにコーチングをしっかりやっているからあまり派手さがないからなんだけどもね。野球で本当に守備の上手い野手は難しい打球を簡単に処理してしまうという理屈はサッカーでも当てはまるし、キーパーのセーブが目立っていないけども、そういう時でもGKはキチンと仕事をしているんだということを評価する目が必要にはなるだろう。そんな訳でガンバのGK陣の意識改革というのが太の加入で為されるのならそれはいいことだと思う。

こうして補強を見ていたけども、やはり画竜点睛に欠けるかな、という印象を受けてしまう。その理由は、FWの選手が過剰で、中盤・サイドの選手の補強を行っていないからということなんだけども。二川と明神が手術で出遅れることはある程度覚悟している。その辺人を獲らないというのは、裏を返せば、倉田・武井・寺田にもチャンスはあるということだしそれをモノにして欲しいとは思う。問題はサイドバックで、結局加地のバックアップは現時点では獲れず。仙台の菅井なんかある意味ヨンギ以上に欲しかったんやけどなあ・・・

そうなると、橋本のSB併用か、もしくは上がらなくてもいいからドンヒョクのSB起用というのを考えておく必要があるか。まあ、加地をケガさせたミネイロという外部分子が居なくなった分大丈夫とは思いたいが、シーズン中1度は離脱することは頭に入れておいた上で対処を図っていくしかないかな。

続・補強考

2009-01-06 06:33:11 | ガンバ大阪
とうとうレアンドロの加入が決まりましたか。昨年末にデイリーで「ほぼ決まり」という関係者のコメント(関係者って誰やねんw)が出ていたからこれは既定路線だったでしょう。まあ、レアンドロは年齢からすればまだ延びしろはあるところはいいし、右足のシュートは強烈、という記憶はある。

けど、田中ヒデとウイイレをやっている最中に、「ヒデ、俺の左足はダメだ」なんて冗談交じりに言っていたそうなorz・・・ということは左足のシュートはどうだったかな?神戸の試合はそんなに多く見ていたわけではないから何とも言えないけども。ガンバの歴代ストライカーって利き足とは反対の足でも強烈なシュートを持っていたし、それがあったから利き足のシュートが生きていたというところもある。左足のシュートがダメならそこは練習で習熟させていくしかないんだろうな。利き足でしか蹴れないというのは、左利きのロッベンとか柏木なんかのようにいちいち持ち替えないといけないわけで、相手DFに見切られてしまうわけだから。

彼のプレーをガンバに当てはめて生かせるとすれば、前線の左サイドを使ってカウンターで抜けていくマグノみたいなパターンか、或いは右サイドへ抜けて、ニアへ強烈なシュートを決めるというパターンか。この点はマグノが実に上手かったけどバレーはなかなか決められなかった。まあ、そういうところで決めてくれたら非常に助かる。あとは、神戸時代にやっていたサイドでのポストプレーで、後ろの選手の押し上げを助けるという形なんだけども、ガンバってあまりこういうプレーをFWには求めずに中で張っていることを求めるんよね(その意味で、守備に目を瞑ればワシントンが一番ガンバに合うと思っていた。サイドというのはあくまでもSBとSHの主戦場でしかないからだが)。だからまあ、レアンを生かすとすればレアンもガンバに合わせるのと同時にガンバもレアンの特徴を行かせるような攻撃パターンを新たにデザインする必要があるのかもしれない。まあ、左サイドに流れるとなれば中盤に専念するはずのルーカスと被らないことを願っていますけどもね。

むしろ気になるのがチョ・ジェジンの方か。ジェジンのプレーというのも対戦した中での印象なんだけども、ボールを受けてタメる、というイメージがあまりない。まあ、ガンバ相手なんで、他のチームとの対戦では違っていたというのなら申し訳ないですが(汗)・・・ただ、ジェジンが入ることによって不足していた前線での高さというのが戻ってくるのが大きい。それはセットプレーでの攻撃もさることながら、守備においても高さのある選手がニアサイドでケアしてくれることで大分違ってくる。

まあ、レアンにしてもジェジンにしても、使ってみてフィットするかどうかを見極めて行くしかないわけで、その意味で2月のゼロックススーパー杯というのは新戦力のフィット具合を確かめるテストみたいな位置づけと割り切った方がいいのかもしれない。もしこの二人がスタメンならバンも雅人もスーパーサブになるが、この二人がベンチから出てくる状態というのがガンバが一番強いと思うわけなんですがね。しかし、今季公式戦14得点(パンパシも含む)の雅人がスーパーサブってすんごい贅沢やね。。

ACL抽選を前に

2009-01-05 07:32:32 | ACL/A3
さて、天皇杯の激闘が終わり、選手たちは束の間の休息に入っているけども、フロントもサポも来季の準備の為にこのオフを有効に使うことになります。とりわけ、7日にはACLのグループ分け抽選が行われることになるんで、そこから来る2009年のACLアウェー遠征について考えて行こうかと思います。

今の時点ではっきりしているのは、中国勢、韓国勢とは必ず当たるということであり、中国・韓国アウェーというのは考えておかねばならないこと。そして、オージーと当たる可能性は五分五分だし、場合によっては、プレーオフ枠で出てくる東南アジアクラブと同じグループに入る確率もあるということ。プレーオフ枠で出てくるのは、今のところタイになるかシンガポールになるかインドネシアになるかははっきりしない。それは2月下旬にならないと判らないわけで、最悪ACL開幕戦で対戦相手やアウェーの場所の下見もままならないまま、アウェーに行ってしまう可能性もある。まあ、タイは去年経験しているけども、シンガポールやインドネシアだと果たしてどうなることやら・・・まあ、どちらかと言えばシンガポールの方がインドネシアよりは行きやすいかな。

韓国勢について言えば、今年はKリーグ最強の水原が出てくる。なんと、安英学がいつの間にかあのチームに在籍していたんですね(注:安は水原を退団し、日本か欧州のチームへの移籍を希望しているらしいが)。ナミルが神戸に移籍してからの穴埋めとか。あ、A3で辛酸を舐めさせられた蔚山も出てくる。となると、ドンヒョクの情報というのが頼りになるんだろうなあ(ドンヒョクって、長いこと3バックに慣れていたから4バックのガンバには・・・それって水本と同じパターンw、まあ、プレーオフではキャプテンマークつけていたんだから高木といい、ホンマにキャプテンが好きやな、ガンバって)・・・FCソウルだと、毎年エキシビションの試合をやっている東京から情報を仕入れるか。浦項というのが未知数なんだけども、一昨年のKリーグ総合優勝に、昨年FAカップ優勝ということは、トーナメントでの戦いを熟知しているということか。韓国のシャムスカ、と呼ばれたブラジル人監督が、シャムスカとは間逆の攻撃的スタイルで(それならむしろ、韓国のオリヴェイラとか言った方がいいかもしれないけども)Kリーグを席巻したのだから、ちょっと手ごわいか。まあ、でも今年の韓国勢は結構ホネのあるチームだと思うのでしっかり対策をしておく必要がある。アウェー遠征にしても、去年の全南とは違いアクセスはいいと思うから個人でも行きやすいと思うけどね。

一方の中国勢。地力で一番なのが山東で、アウェー行くにしても、済南というのが一番大変なところ。筆者も3年前このチームがぶっちぎりで中超優勝の場面を現場で見届けたけども、あそこに再び行くのは大変やな。上海なら因縁の顔合わせとなる。カーさんが監督やっているだけに話題性は十分。スタジアムだって五輪でも使用した虹口になるのか・・・ならば源深よりはキャパはでかいな。北京は去年鹿島が対戦したからある程度チームのことは判る。あとは天津。チームはよく判らんが、町自体は五輪でミチが経験済みだから彼の経験値に頼るか。

ということで、7日どんな組み合わせになるかが楽しみですな。

天皇杯決賽 大阪鋼巴 1-0 柏太陽神

2009-01-02 00:34:02 | ガンバ大阪
結果を手繰り寄せて、来季もACLに行くことを決めた試合。これだけ試合をこなしてきたのだから内容は最高というものではないにしても耐えて耐えて天皇杯優勝を手にすることができた。とはいえ、内容でも最初は柏に押されていたけども、途中からポゼッションで圧倒することができたし、プレッシングを得意としていたはずの柏のプレスがパタっと止んでいた分、後半終了間際から延長にかけては中盤から前線へ縦パスを何本も通すことができたところを見ると、天皇杯決勝って正に消耗戦だったな、という感じがした。つまり、ガンバだけでなく柏も疲れていたということなんだけども。

後半押し気味に試合を進めていた時に、播戸を入れたいな、と思っていた。そうすればもっと相手DFを下げさせることができ、かつFWが高い位置でボールを貰うことができることがその根拠なんだけども・・・けど彼は今まで散々スタメンでチャンスを貰っていながら何度も決めきれていなかった。一方決勝で先発していた雅人はここぞというところで得点を決めていた。そうなると、交代させるのにカントクが躊躇っているのは判るなー、と思っていたものだが。でも、最後の最後には決めてくれた。その時のゴル裏の興奮は最高やったね。やっぱりこの人が得点すると盛り上がりが違う。

そう考えると、この人の効用というのをきちんと認識しておく必要があるかもしれない。彼は得点できない時でも、シュートを打つべき位置に居ることが多い。まあ、決めきれないのは技術的な問題なんだけども、そうやって高い位置を張れることをもう少し見てあげないといけないのか、という気もする。まあ、判りやすく言えば、バンちゃんは、技術よりも気持ちで引っ張る、サッカー界の中畑清じゃないでしょうかw

その他、遠藤が怪我持ちとは信じられないくらいの運動量で帰陣し、相手のマークをもヒョイと交わして1タッチでパスを繰り出してゲームメイクしたりする働きぶりや、明神が古巣相手に積極的にシュートを打つところや、寺田が柏からオファーが来てもおかしくないような働きぶりをしているところなんかも取り上げておきたいんだけども、やはり最後は決勝ゴールを決めたバンと、そのお膳立ての得点に絡んだヤットと倉田に尽きるかな・・・

来季はどういう流れになるのか正直今のところ判らない。けど、その前に選手たちにはゆっくり休んで欲しいとは思う。それが正直な気持ちですね。