大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

本日の中超 足協杯決勝

2006-11-18 07:14:55 | 中国サッカー
本日長沙で行われる足協杯決勝(山東魯能-大連実徳)で、今季中超のチームによる試合が全て終了する。リーグ戦が終わってまるまる1ヶ月も空いてしまうという日程もどうかと思ってしまうが、最初から代表チームのアジア杯予選の都合上組んでしまったというのだが、それなら今までリーグ戦の最中に予選の試合があったことなどの理由の説明がつかなくなってしまう。

いずれにしてもこの試合の結果次第で来年のACLの参加チームが全て出揃う訳であるが、ここで出場チームをおさらいしておくと:

1.山東魯能はリーグ優勝を既に決めて来期のACLに出場確定
2.もう一つのカップウィナー枠は、本日の決勝の結果次第。
3.大連が勝てば今度はカップ戦覇者として出場する
4.但し、山東が勝ってリーグと2冠達成なら、AFCの出場チーム規定より、リーグ2いいの上海申花が繰上げ出場が決まる(規定では、リーグ優勝とカップ戦覇者のチームが同じである場合、runner-up club in the National Leagueが出場権を得るとなっている) 

故に、今日の試合結果を一番気にしているのは上海申花かもしれない(笑)。まあ、大連だってこの試合の為に調整して来ているのだろうし。で、試合を左右しやすい要素は、

1.9月のリーグでの直接対決(大連ホーム)で、何と山東が4-1で快勝(ガンバだって雨が降らなければそのくらいのスコアで勝っていた、と思っている筆者であった)

2.ただ、去年の決勝も同じ顔ぶれだったが、大連が勝っている

3.大連から代表に出ていたのは張耀坤(チャン・ヤオクン)のみだが、山東はエースの鄭智(ジェン・ジ)と李金羽(リ・ジンユ)が出場していて疲労が心配

4.両チームとも試合カンが鈍っている?

5.長沙となると、大連との激しい気温差が少し気になる(まあ、済南も結構この時期寒いのだが)

6.総合力は山東有利だが、一発勝負ゆえ、大連が守ってPK戦勝ちという可能性も否定はできない。というか大連が勝つとすればその展開に持ち込んで陳東(チェン・ドン)の好守に期待するしかないと思うのだが。

こういったところだろうな。

代表戦がある日に

2006-11-16 00:25:10 | Weblog
私が見に行ってきたのは、世界バレー。タイトルに釣られてJBアンテナ経由でやって来た皆さん申し訳ございません。本日はサッカーの日本代表の試合を見ておりません(ペコリ)。

といっても、私が見たのは、あのアイドルコンサート宜しくの日本の試合ではなくて、もう一つの会場で行われた試合である。丁度世界バレーの決勝ラウンドが大阪で行われていたのだが、日本が出ていない会場でのチケットが半値以下でチケットショップで売られていたのを見てついつい買ってしまったのがきっかけだった(だから私は、この商品限定、とかいう謳い文句で売られているのには結構弱いんです)。

試合が行われていたのは大阪府立体育館で、ここではVリーグの試合や大相撲春場所が行われているのだから、日本が出ていない試合をこっちで(ちなみに日本戦は大阪市中央の方だから、つまり朝潮橋か)行われていたのは意外な感じがした。ちょうど難波駅の周辺にある場所だったから行きやすい。

けど、中の会場へ入ったとたん席が非常に見つけにくいし、係員に券を提示して自分の席の場所を尋ねるとたらい回しにされた。一度反対側に廻ってくれと言われて反対側に回ると、いや、それはあちらだからということで元の場所に戻される始末。建物の構造と言い、席の案内といい、かなり判りにくかった。

で、試合途中から見始めたのだが、そこで初めてトルコ対ドイツであることが判った。ドイツは大会中に中国も破ったんだったっけ?スタンドにはトルコ人が日本のどこからか集まったのか判らんが、集結して応援しているではないか。それ以外には空席が目立っている。数少ないバレーボールファンの女性たち(彼女らは海外のバレーボールをよくチェックしている)と彼らを除くと全くガラガラの会場で試合はひっそりと行われていた。

だが、試合自体は結構盛り上がっていたと言える。第1セットはドイツが取ったものの2セット以降はトルコも盛り返し一進一退の攻防を繰り返す。ドイツの攻撃にもしっかりとレシーブで対処してつないで得点を重ねる。4セット目はお互い25-25まで行く大接戦だったが最後はトルコが突き放して3-1で勝利。最後はトルコサポーターも喜びを爆発させていた。彼らが日本でこんなに盛り上がったのは、前回のW杯の時じゃなかったっけ?

バレーボールの勢力地図というのもかなり変わっているような印象を受けた。トルコやドイツなんかが出てくる大会なんて考えられなかったのにな。ただ、バレーボールというのはある意味サッカーに似たところがあって、コンビネーションを使って相手の陣形を崩していくところなんていうのは正にサッカーを国技としているヨーロッパ人が最も得意としているところなんじゃないだろうか(ちなみに女子バレーで現在実力が突出しているのは奇しくもブラジルやイタリアなんだし)。その意味では欧州各国がバレーボールの強化に力を入れてくるとなると、日本だってうかうかしていられなくなると思う。つまり、負ける相手がブラジル・キューバやロシア・中国といった今までの強豪国だけでなく、トルコやドイツといった欧州の中堅国であるかもしれない。と書いて思い出したのだが、ドイツって旧東ドイツはバレーボールには力入れていたんだったっけ。

そんなこんなで、日本が出ていなくてもそれなりに十分楽しめた試合だったが、惜しむらくはこの大会が「日本代表を応援する為に仕掛けられたイベント」で終わっている点だろう。TBSのHPを見ても試合日程が載せてあるのはあくまでも日本の試合だけでしかない。昔フジテレビ系列でのW杯なんかは日本以外のチームの試合でも夕方の放送枠を使って放送してくれたのだが、そういうことはもう望めそうにもない。ただ、折角空席があるのだから、もっとチケットの宣伝をするもよし、地元の中高生のバレー部員を招待するのもよし。何かしら競技の普及の為に利用することができたとは思うのだが。その辺はサッカー界も他山の石として下さい。

咬牙切歯 鹿島鹿角 3-1 大阪鋼巴

2006-11-12 14:32:06 | 中国サッカー
負けたのを雨のせい、審判のせい、ミスのせいにするのは簡単だ。しかし、サッカーは野球と異なり雨でも試合があるのだし、審判は何も相手に一方的に有利な判定ばかりを下すわけではない。ミスは誰にだってある。そうした中でこそ本当のチーム力が問われるとするならば、今のチームには何かしら力が欠けているのか。これはガンバ大阪が真の意味での最強チームになる為にどうしても通らないといけない試練であるかもしれない。

確かに雨の試合ではなかなか勝ててはいないが、この試合では甲府戦やホームでの大分戦、そしてナビスコでの鹿島戦ホームほど雨が激しかったわけでもない。むしろ試合途中からポンチョが必要なくなってしまったし、帰る時には傘をスタジアムに置き忘れていても帰ることができた。第一雨が降ったら、相手の実力や自軍の出来如何に関わりなく敗れるというなら、ACLのダナン戦や昨年のホームでの柏戦などの勝利について説明がつかない。

従ってタイトルで「歯軋り」という意味での中国語を使っているのは、ガンバの試合の出来に忸怩たるものがあったというだけにすぎない。1失点目のオウンゴールは事故で仕方がない。3失点目は、点を取りにいってリスクを負った戦術が裏目に出ただけのことである。問題は2失点目だろう。試合前にもつ煮をサポ仲間と食しながらこの日の鹿島で警戒すべき相手として私はアレックス・ミネイロを挙げていたが、皮肉にもボールを奪われたあとに、彼が基点となって左サイドへフィードされて、クロスに中央で合わせられた。以後鹿島は守備を固め始め、後半に本田を投入して逃げ切りに入ってしまった。逆転されずに同点のままでも向こうのカウンター戦術に変わりはなかったものの、あちらも攻撃的な選手交代というのをしてきたであろうから点を取るチャンスは出来ていただろう。

ただ、そうはいっても同点に追いつくべき場面で幾度とシュートを外していたというのはやはり痛かった。だからこそ、「咬牙切歯(ヤオヤーチエチー)」の境地なのだが・・・

家長を鹿島戦、じゃなくて貸しません

2006-11-11 04:38:39 | ガンバ大阪
今日のアウェー参戦の為に早起きして、あまり最近更新していないブログの方をかいております。

しかし、何ですなあ。今度のU-21代表に家長が選ばれたのは別に悪いことではないんですが、前回出場した選手が入っていないというのはどういうことよ?Jの試合があるからなのか、それともフル代表に呼ばれる可能性を残しているからなのか、或いは反町さんの独断だったのか・・・

だけどアジア大会を控えて、メンバーも内定しているのに、何でまたこの時期に大幅にメンバーをいじくってくるのか?こっちだってリーグ優勝がかかってるのによ。アジア大会で本当に勝つ気があるんだったら試している場合じゃないでしょ。アジア大会を試す場にしようというんなら、家長を返してもらいたいよ、ホンマに。

中超の来期日程短縮の件

2006-11-08 07:21:04 | 中国サッカー
ちょっとじっくり書く時間がないので詳細は後日書かせてもらいますが、来期の中超は国家体育局が北京五輪の為に代表チームの合同練習の期間を確保すべく、日程を短縮されるそうな。

報道によれば、南北の2地区に各8チーム別れ、7x2=14試合のリーグ戦を行い、上位4チームによるプレーオフが行われるとか。

これについては様々な問題点が既に挙がっているらしい。その詳細については追ってレポートいたします。

大阪鋼巴 2-1 湘南比馬

2006-11-05 00:12:59 | ガンバ大阪
タイトルにあるように、湘南ベルマーレを中国語でこう表記します(ごあいさつ)。

今日の試合はACLのダナン戦の時とほぼ同数の観客動員。去年の横浜FC戦よりはマシという程度。もう少し観客動員の手法を考えないかんのとちゃうか、JFAは。400万円ほどの使用料を払って万博を使わせてもらっているのだから、観客を集める手法を考えて欲しいものですな。でないとホンマもったいないよ(中国語では白瞎了というんですが)。

試合内容もこうした観客数に反映してか、何ともヌルい試合となってしまっていた。今日の収穫と言えば、

1.播戸とマグノを45分間ずつだけ使ったこと
2.明神が前半で退いたことにより、橋本1ボランチのダイアモンド型の中盤を試したこと

3.フェルが構想から外れたことにより、ベンチ入りしているメンバーでやりくりすることが決まったこと。言い換えれば、誰かが欠けた時のリスクマネージメントが今日の選手起用ではっきりしてしまったこと。ひょっとして西野監督はそうした状況を想定して今日の選手起用をしたのか、と勘繰ってしまうほど出来過ぎた展開でした、ハイ。

リスクマネージメントとは負傷と累積警告(清水戦のエントリ参照)で誰かが出られなくなった時の布陣をどう組むかである。例えば、

1.バンもしくはマグノ不在の場合

中山もしくは前田をFWに入れてバンもしくはマグノと2トップを組む

2.明神が不在の場合

橋本の1ボランチが濃厚。或いは、まさかとは思うが、宮本もしくはシジをボランチの位置に上げる。その場合DFには、センターに実好を入れるか、左に入江を入れて山口がセンターに入る

3.宮本もしくはシジが累積で出場停止の場合

山口をセンターバックに戻すことで左に入江を入れる
もしくは、実好がセンターに入る

4.加地の負傷もしくは不調の場合

攻撃重視なら寺田、守備重視なら青木を入れる

5.家長がU-21代表に召集後

3-5-2では、二川が左に入り、前田がトップ下
4-4-2では2列目に二川と前田(もしくは寺田)で組む

といったところになる。フェルが入らない理由は定かではないが、チーム内情を一番よく知る指揮官が判断したことなのだから、今はその決断を信じるしかないのだが・・・



カーさん、もう少し大人になろうよ

2006-11-04 00:02:35 | 中国サッカー
今アジアU-19大会たけなわであるが、その中で予選リーグの成績が際立っているのが中国であり、ここまでオーストラリア、タイ、UAEを下して文句なし3戦全勝。しかもこれを率いているのが買秀全と来ていては、ガンバサポ的には見逃す訳には行きません。

実は彼について最近面白いネタが入って来た。UAE戦後、記者会見において、体壇週報の王軍という記者が後半受身で仕掛けなかったことについて質問をした後、買秀全監督は、「11対10で受身なら普通ですよ」と答えてその場での質問は終わった、かに思えた。

その後会見が終わったあと、いきなり買秀全がその記者に対して、「どうすればお前らは満足なんだよ!」と詰め寄ったんだが、記者は、「こんなの普通の質問じゃないですか(当然だわな)」と切り替えした。だが、買秀全は怒りが収まらず、「出て来い!表に出ろ!」と叫んでしまったらしい。

何がカンに触ったのか理由がイマイチ判らないのだけども、こんなことでキレちゃってどーすんのよ。でも、ここにネタ系の監督が誕生しましたよ。

第三者の目でナビスコ杯の意義を考察

2006-11-02 00:55:19 | サッカー全般
去年は国立まで決勝を見に行ったナビスコ杯決勝も、今年はタダの傍観者でしかない。代表組み抜きで行った準々決勝に敗退してしまって、国立の夢は絶たれてしまったのだが、今年の決勝を見ていくと、鹿島も千葉も最近リーグ戦での調子を落としている。

もちろん、リーグ戦で調子が悪いからカップ戦覇者の権威が落ちるとは言わないが(そんなことはACL決勝で第1戦に先勝した全北現代を見ればわかる)、それでも個人的にはこの大会についていま一つスッキリしないことがある。一つにはナビスコの開催方式からして、今Jにおいて一番実力を持った、とは言えないチームが勝ちあがった点にある。

予選においては各チームとも必ずしもフルメンバーでないことは判る。しかし、準々決勝の日程については、少なくともW杯で代表選手を取られている間に行うべきではなかったと思う。これは、できるだけフルメンバーで各チームが戦うことで、大会の権威を守る為でもある。ACLも早々と終わってしまっ以上、日程に関しては融通が効くのだからその辺りはもう少し考えて欲しかった。

もう一つにはナビスコで勝ったチームに対して翌年のアジアのカップ戦への出場権が必ずしも付与されないことである。現在のままでは、A3の開催国となる年だけに前年度のナビスコ覇者が出場することができる。これをA3(リーグ覇者に代わって)もしくはACL(天皇杯覇者に代わって)の出場権がナビスコ杯覇者に与えられるようにすべきではないのか?

ACLの出場権となると、協会枠の天皇杯が優先されるのだが、私は以下の点で天皇杯覇者が出場権を得るのは適切でないと考える:

1.試合数が圧倒的に少ない(つまり実力差が反映されにくい)
2.開催時期がリーグ戦終了後であり、シーズンを長引かせている
3.元旦の決勝の後では、その年の覇者がACL出場権を得るには準備期間が短く、前年度覇者では翌年出場の場合旬を過ぎてしまう
4.元旦に決勝を行うのが風物詩で開催時期は変更できないと言うならACL出場権をナビスコ杯に譲れ。そんなものがなくても風物詩として続けられるだろう
5.天皇杯覇者の特典は、ゼロックス杯出場で十分守られる

したがって、天皇杯覇者にどうしてもACL出場権を付与したいというなら、実施時期を含めて見直さないといけないだろうし、元旦決勝の伝統を守りたいのならば出場権に拘るべきではない、というのが私の考えである。