大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

広告

※このエリアは、60日間投稿が無い場合に表示されます。記事を投稿すると、表示されなくなります。

上海申花のリーグ戦日程変更についての考察

2006-09-28 21:32:23 | Weblog
既に敗退したが、準々決勝で全北現代と戦った上海申花は第2戦を前の週末対戦予定であった、既にリーグ優勝を決めた山東魯能とのリーグ戦を平日に10月4日に延期している。理由は勿論ACLに備えて、というものであった。

よく、日本勢がACLを勝ち抜けない理由として一知半解のメディアなどが取り上げるのが、リーグが日程調整をしないからというものである。しかし、今回上海申花が何故リーグ戦の日程変更が出来たのか、その背景を探って見れば、日本で同様に変更が出来るか否かが判ると思う。

では、以下の通り、日程変更が出来た背景を考えてみよう:

1.営業面

申花のホームは市の中心地であり、平日でもそれなりに観客が動員できる。第一中国人は基本的に残業しないため、5時半以降になれば、試合開始までに十分スタジアムにたどり着ける。

まあ、それでも週末と平日では観客動員に差が出るとは思うが、基本的に中国でのクラブ運営はどこも赤字であり、それを親会社の宣伝として処理している為に営業上のダメージは痛くも痒くもない。

2.メディアへの露出

通常のリーグ戦とは異なり、ACLは中国の代表として出場しており試合も全国中継される。また、普段は中超に見向きもしないライトなファン層(日本でいう代表厨のような存在)の注目を集めることができる。

3.組織の一本化

日程変更を決めたのは中国サッカー協会であるが、日本のようにリーグと協会が分かれているのではなく、一本化されているため、協会のトップダウンで物事が決められる

4.対戦相手の同意

相手の山東魯能は既にリーグ優勝を決めていることもあるが、上海申花が大連同様中国を代表してACLに出場している重要性を理解している為に今回延期に応じた。これは、国内ではライバルであっても、対外的には同じ国の人間同士ということで結束する中国人の特性を象徴している。また、山東も来年出場が決まっている為に、今回のような前例を作ることが彼らにとっても来年同じことが起こりうると考えて取引に応じたと思われる。つまり、山東は上海申花や、協会に対して「貸し」を作ったといえる。

こうして見てみると、何から何まで日本と事情が異なるということが判るだろう。日本においてACL直前のリーグ戦の日程変更ができなかった最大の理由はホームであれば当該クラブが営業の関係上外せなかったのだし、アウェイであればなおさら対戦相手の承諾が得られなかったからだと筆者は考えている。中国・韓国と異なり、親会社に依存しない経営を目指すJではやはり営業収入の見込める国内のリーグ戦はなかなか犠牲にしにくい。結局は、中国・韓国のチームも同様に過密日程なのだから同じ条件下でガンバレ、というのが従来の結論だった。

もっとも、日本勢はこれまでACLのGLを突破したことはないのだから、勝ち抜く為にも何としてもその方法を考えなければならない。だから、日程調整も視野に入れるべきだ、という意見もあるだろう。それは確かに一理ある。

ただ、日程の調整を考えるのであれば、クラブの興行収入を重視するか、それとも収入の見込めるリーグ戦を犠牲にしても、さしたる収入を見込めそうにもないACLを取るか、ということを一度徹底的に議論しなければならないと思うのである。

コメント   この記事についてブログを書く
« ACL準決勝第1戦結果 全北2-... | トップ | 中秋の名月前夜 中国の「ク... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Weblog」カテゴリの最新記事