で、引き続きポジションごとに診断してみましょう
1)MF
1 ボランチ
ヤットとコンちゃんの2枚は鉄板で、戦術的に井手口の投入が基本。もっともリオ五輪出場決定ならその期間中井手口が抜ける可能性もあるんで、そのあたりでバックアップどうするかという問題はある。明神は出場機会求めて出てしまったし・・・
話はそれるけども、中東側の意向で1月にカタールで五輪最終予選ということなんだろうけども。日本と同じシーズンカレンダーで先にシーズンを終えてしまっている中韓なんかが、先月に武漢で行われた4カ国対抗戦のようなところで試合したのと違い、日本はフルメンバーが完全に揃わないまま予選本番を迎えることになる。しかも、フルメンバー揃わず、南野と久保待ちっていう状態。結局固く守って攻撃は個人頼みっていう形になるんだろうなあ・・・
この点については、テグさんもっと練習期間や準備の試合不足について言ってもよかったとは思うけども。彼の立場ならハリルよりも日程について文句言う資格はある。五輪出場逃すと今後の身の振り方に影響するんじゃないかって思うんだけども、だからこそJリーグ側への批判というのを避けているのかもしれないな。この点日本にとどまる気のないオッサンなんかの方が言いたい放題やもんねw
話を元に戻すと、ケガ空けの内田達也なんかがどこまでバックアップの任をこなせられるかなんだけども。あと、岡崎が戻って来た場合もそこでチャンスを掴めるか。
まあ、ヤットは滅多に怪我しないんで、今季序盤のようにコンちゃんの離脱もしくはチーム事情によってCBをやるというスクランブルが発生しない限り、戦術的オプションでバックアップの選手に出番あるかってとこですね。層は決して厚くないけど無理に厚くすると出られない選手が不満分子化してしまってチームの雰囲気を淀ませたり、酷いのになると控え同士でツルンで飲み歩いたり・・・つまりノーモア・キャバクラセブンってことw
これに関して浦和なんかでは前に固定給全額保証とかいうのをやっていたりしたらしいが(さすがにこれはもうなくなったようだが)、今でも出場給についてはよそのクラブのそれより倍ぐらいは出したりしているらしい。つまり、選手を囲い込むにはやはりお金が必要になるわけで、その囲い込みを更にスケールアップして、中国代表選手を他の中超クラブに出す利敵行為はしないよってやっているのが広州恒大なわけ。
まあ、今のガンバでならそこまでするほどのものではないとは思うし、昨年出場機会を求めていた小椋を、ガンバ戦には出場できない条件付きで出したというのはチームマネジメントという点では間違っていなかった。赤嶺の場合は・・・本人J1でやりたかったのかもな。けど同じカテゴリーで出してそこでやられてしまうっていうのを東京が仙台に対して経験しているわけだし。
話を元に戻すとボランチの問題は五輪出場の場合の井手口不在の時期のやりくりではあるんだけども。岡崎も愛媛から戻ってくるが、ケガの回復状態次第かな。この辺五輪に出られるかどうかによって事情は変わるかもしれない。
2.SH
このポジションは一番負担が大きい。だからこそSHにおいて兵站の確保が急がれるわけなんだけども。ボギョンの名前が出ているのは補強のベクトルにおいて合致するのだろう。彼のパフォーマンスだけども昨シーズン移籍先がなかなか決まらず、松本のチーム状態もパフォーマンスに影響していたかもしれない。つまり、上位チームでしっかり準備出来ればやれる、っていうふうに踏んでのオファーなんだろう。一応大阪にも住んでいたわけなんで環境的には申し分ない、って書くと、なんかウィジョより可能性あるなw まあ、全北の場合SHがもう飽和状態らしいから、ボランチやるしかないという状態らしいし。
2) FW
宇佐美の去就がまだ決まっていないけども、儀助さん獲得に動いているというのは、宇佐美が出るっていう前提で動いているということだろう。もし獲得の話が進んでいるんだとしたら、水面下ではもうかなり宇佐美の移籍話が進んでいるということかもしれない。
忘れてはいないのがパトの契約更新。パトについては広州富力が興味を示しているという報道があったけども、前にも書いたように、年俸つり上げの為に代理人側からのリークだったような気もするわけですね。結局勝手に踊らされたのはピクシーだけってことw CSの浦和戦の後彼も色々傷ついたかもしれないが、基本日本が好きってことですね。免許っていうのはあのパトが教習所に通っていたとは考えにくいんでw、単にブラジルの免許を書類手続きだけで書き換えただけだと思うし、それまでも運転はしていた(でないと甲府なんかで生活するには大変だったろうし)んだとは思うが、本人が日本好きをアピールし、日本の免許証持っていると便利なこともあるっていう分には良いことなんでしょう。
契約交渉の内容を想像すると、ガンバはパトの引き止めに金を投資したのには間違いない。
パトに関しては彼自身のスペックやパフォーマンスを考えるとマネーゲームするにも限度はある。将来的にはいつかは手放さざるを得ないかもしれない。それでも、宇佐美出るかもっていう状況でパトまで抜けてゼロベースで構築していくには不安はあるんで、パトを引き留めておくという選択は間違いではない。
韓国人選手については、噂に挙がっている二人とも入ってくるとなるとジョンヤとACL登録の関係がややこしくなるかな・・・後ろとのバランス考えると日本人DFが入らない限りジョンヤをACL登録にも残しておいた方がいいようには思うんで多分取るとしたらどちらかってところだろう。
あとそこのポジション争いに呉屋が入っていけるかというところかな。育成とか大卒選手とかの活躍も視野に入れるんなら、彼らが入っていける余地を作るっていうのも大事なことではあるけども。
こうして見ていくと、あまり大きな変化っていうのはなく、基本今までのメンバーをベースにして、その中で競争を活性化させていけるような選手をプラスしていくってところかもしれない。補強した選手に当たり外れはあるのは仕方がないとして、その競争の中で誰かが伸びればってとこではありますね。Tまあ、今季は色んな試行錯誤の末にチーム・シュウっていう形に落ち着いたけども。何となく来年の今頃もそれに落ち着いてる可能性は否めないw ただ、試行錯誤や競争を経て更にバージョンアップしてくれていればってとこですね。