大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

チーム間の実力が拮抗した争い、という部分は崩してはいけないと思う

2015-03-20 00:31:42 | ACL/A3
ガンバ君、浦和君、そして鹿島君のテストの点数の悪さが目立っているせいでJリーグ自体がエラい言われようなんだけども(多分他サポの皆さんの中でもそれが我慢出来ない人たちっているかもしれない。出来の悪い3人が廊下に立たされてもそれは一向に構わないとして、自分らも含めてレベル低いように言われることが歯がゆいんじゃないかって。これについては後述しますけどもね)、柏君が一人頑張ってくれているおかげで、実は3人共傾向と対策を立てていなかったので赤点ケテーイ、というのがバレてしまっているんじゃないかってw そのことにを気づかせてくれてくれた柏なんかはある意味Jリーグを救ってくれているのかもしれないんだけども、って書くとちょっと待たんかーい、って言われるのは間違いないw

実のところ、ACLにおいて言われている通説って強ち間違いではないものの、そうした通説で全て切って捨てられるほど単純ではないかな、と思わせられてしまうことが多い。例えば球際の激しさというのはよく言われているけども、ACLでは吹かない審判も居れば吹く審判もいる。だから球際で負けないようい激しく当たってもピっと笛を吹かれてしまったりもする(それが昨日同点FKを入れられるファウルを取られた藤春のプレーにもそれは当てはまる)。
だからまあ、柏が上手くやっているのを見ると、確かに対戦相手との兼ね合いもあるんだけども、戦い方と(ACLに向けての)コンディショニングを含めた準備ができていればって思ったりもした。それはガンバだけでなく、鹿島なんかにも言えることで、広州恒大は確かに金満クラブだけども、なんか妙にイタリアンな路線に走ってカマーチョなんかを監督に持ってきたりするくらいの迷走たっぷりだったんだけど、鹿島自体が今調子が底であるせいか勝てていない。

だからこそ、残りの3試合という追試でそれなりに結果を出さないといけないんじゃないか、って思うわけですよね(去年セレッソとやった時には平野がスタメンだったことを思えば外国人FWの質が一年前よりはグンと上がっていたブリーラムだとはいえ)。ガンバ君だけに限らず浦和君も鹿島君もw 仮に突破の目がなくなったとしても、今目の前の試合で戦わないとこの先のリーグ戦でも立て直せない気がするわけよね。

ということで、広州には何があっても見届けるつもりでは居ます。

ところで、ACLに勝ち抜く為にということでよく出てくるのはビッグクラブ待望論ってやつですね。確かにACL対策っていう側面だけで言うのならそれは別に間違ってはいないものの、その方向に引っ張って行くということは国内における格差を容認するっていうことを意味するんだけども、それは国内リーグの競争力を失いかねないんじゃないかと危惧したりする。実は中超なんかだと、その辺資金力格差による上位下位の勢力が固定化してしまい、国内リーグにおいて競争が出来ていない問題があるわけ。これは毎年夏に中国に行って色んな地域において中超のリーグ戦を見てきている筆者が言うから間違いないんだけど、中盤でのゆるさとかトランジションの遅さを見るとJとは比べ物にならないことは常々感じてはいる。そうした国内リーグの基盤の弱さからすれば、現在ブンデス行っている中国人選手が日韓に比べたら殆ど居ないのが現実ではある。なんだかんだ言いながら外国人枠が撤廃されているブンデスにおいて、それこそ世界中の選手らと競争にさらされる中で頑張っている日本人選手が多いという現状を見ると、Jリーグっていうのは良質な選手を輩出していると思いません?w といっても別に話を逸らしているわけじゃないですよw

あと、Jリーグの売りはなにかってことを考えると、世界に類を見ない拮抗したリーグだということが言えるんじゃないかってことです。そこら辺モータースポーツで言えば、拮抗したレースの面白さを見せる為に色んなレギュレーションで工夫を凝らしているスーパーGT(そういえば、某モータージャーナリストで、F1がワールドカップならスーパーGTはJリーグにたとえていた人が居たっけ?)によく似ているけども、あれも日本人が考え出したレギュレーションによってレースが盛り上がっているわけなんだし。

逆にF1なんだはチーム間の格差を容認しているのは純粋に早さを追求しようとする努力を認めるってことなわけで(それも結局程度問題で、だからこそ、もう廃止されたけども最終戦ポイント倍ルールなんてことをやってもうたw)、その意味では一分一秒の速さを追求する予選の方が決勝より面白いという人も居るくらいではある。その意味でF1とスーパーGTって言うのは最初から見るポイントが違うってことよね・・・

まあ、その意味では1シーズン制を一番維持しやすかったのは欧州よりは日本ではあったわけですけどもね。この辺Jリーグのマーケティング戦略の問題なんだけども、Jリーグというリーグが何を売りにして行くかを決めて戦略を打ち出さないといけないんじゃないか、と思うわけですね。東南アジアなんかでも欧州サッカーが普通に見られる現状では、プレーレベルという点をリーガやプレミアと比較してもしょうがないんだとしたら、もう少し欧州にはない拮抗した争いを売るのもひとつの手だろう。

勿論それがACLにおいて勝ち抜く上でマイナスではあるかもしれない。ただ、我々に求められているのはJリーグのアイデンティティというのを失わずに異種格闘技戦を戦うことじゃないかっていう気がするわけよね。総合的に考えた場合に。