大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

序盤は生暖かく見守るんだが・・・あと、ポストシーズン制の未来予想図も

2015-03-07 00:52:46 | ガンバ大阪
気が付くともうリーグ開幕戦か。ACLの城南戦は、サポもアウェイの洗礼をモロに受けて、あちらのサーバーの問題か何か知らんけども、チケット発券に待たされたり、アウェイゴル裏の売店で何故か日本でもあまり見かけないPOSシステムが作動しないんでモノが売れないという状態で、蝗軍団だったら全員餓死しそうな状態w まあ、あとで手売りすることで解決したんだけど、最初からそうしろやw

試合はというと、中盤でボールを捌ける明神の存在というのが改めて浮き彫りになったかな、というとこかな。彼も年齢的には往年のスタミナが落ちているんで、連戦こなすのはしんどいんで小椋との併用になるというのは分かる。ただまあ、小椋に関してはPK与えてしまった軽率なプレーもさることながら、それ以上に問題なのは彼が出ている時に、ヤットがビルドアップで下がってしまい、2CBの間に入って3バックのセンターのポジションのようなところからゲームを作らざるを得ないところで攻撃に影響があることかな。勿論こういう形ってリバプールなんかでもジェラードがそれくらいの位置に下がってビルドアップするわけだけども、パススピードと精度は段違いなわけなんで一概に比べられないけども、ガンバにおいてはそこが影響が出やすい。

その意味ではコンちゃんが戻って来るまでは明神にある程度頑張ってもらわないとっていうところではあるんですけどもね。

ターンオーバーについてだけども、前にも指摘したけどもスーパーカップをこのタイミングで持ってくるんなら(ちなみに韓国では同等の大会は廃止されている)ウチにしても浦和にしても、それを敢行するのは間違ってはいない。もっとも、ターンオーバーというのは別に捨てゲームではないのだから、結果が出なかったことは素直に受け止めないと、いつかどこぞのクラブみたいに単に日程だとかクラブ予算だとか、或いは海外への移動だとか、はたまた過密日程にだけ文句をつけてしまうのと同レベルになってしまうもんね。ただ、村井さんがACLとれってハッパかけている割には言っていることとやっていることとが一致していないくらいのことは言っていいでしょうw

コンディション的にはこれから上げていくし、リーグ戦とACLとでは別の大会なんだから、そこは分けて考えたらいいとは思う。某辛口評論家みたいにブラジル見習えなんていうつもりもない。寧ろACLとの並行日程で調子が上がらないまま監督を解任してしまってその後取り返しのつかないことになった近隣の事例を見ればそれはやってはならないと考えるわけ。実際、去年のセレッソにしてもポ将はその罠にハマってしまい、最後ACLでは選手批判までやって墓穴を掘ってしまったとはいえ、彼を解任しなければ少なくともセレッソは降格を免れていたかもしれない。そう言えば昨シーズン序盤、セレッソと監督を交換したら当面の課題は解消されるけども、長期的には別の問題が出るだろう、って書いたことあったっけw ポ将はウチだったら東京やセレッソでやる時よりは自分のやりたいサッカーの土台がある分やれるかもって思ってたこともあったけど閑話休題。

ただ、健太監督のチームは清水時代の最後のシーズンを除いてはスロースタートだということは解っているけども、そのコンディショニングだと結局はACLでは勝てない監督っていうレッテルを貼られてしまい、段々とチーム内外でも求心力を失いかねないので、これからは巻き返していかないといくことも大切だ。ガンバは健太監督に代表監督の話が来たら送り出すって言っているのは、実はACL制覇を目標に掲げた場合において彼のやり方にどこか疑問を持っているからではないかって思ったりもする。じゃあ、それよりもACLで勝てる監督っていうと・・・またアキラ再登板なんですかw 

まあ、そういうことにならないように、リーグでもACLでも頑張って行きましょう。序盤はある程度低空飛行は覚悟だけどもその中で少しでも実りのある戦いができればというところかな。え、3冠取ったのにそんな程度なのかって?うん、まあ今はあんまり期待し過ぎると、失望に変わりやすい時期だとは思うんでね。だから期待しすぎず、見守って行くことっていうのが自分の今のスタンスですけどもね。それで勝ったりしたらその時は喜んだらいいんじゃないですかね。2ステージ制というのはそういうのを可能にしてしまうというか、前後期のどちらかを捨てることが出来るわけでしょ?

ついでに2ステージ制について言うなら、1シーズン制によって失ったチャンピオンシップでの収益を取り戻すために復活させた手段で、かつ前後期にステージ優勝で、ポストシーズン制で総合優勝で盛り上げようという狙いが見て取れる。

ただ、このやり方の問題点というのは、アキラが言っていたように前期より寧ろ後期にピークを持っていくコンディショニングをとるチームが出てきたり、はたまた04年のマリノスのように前期優勝すると、後期の後半を死んだふりしてチャンピオンシップに照準を合わせるチームも出てくるかもしれない。つまり、かつてのパ・リーグがそうであったように、ステージの優勝争いに絡めないと旨味がないために消化試合が増えるっていう問題点は出てくるだろう。

だからまあ、欧州での5大リーグ以外の小国リーグではプレーオフ採用のところが多いけども、その多くは1シーズン制であったりするのはそうした問題と無関係ではないんだろうとは思うわけです。長いシーズンにおける1勝の価値を大事にするのであれば、欧州のような1シーズン制で上位チームによるプレーオフの方がどの時期に勝つのでも等価値であったりもするわけ。

とはいえ、筆者自身ポストシーズン制を否定しているわけではない。寧ろ近未来予想としては、レギュレーションを変更することはあるかもしれないけど、基本はポストシーズン制をやることには変わりないだろうと考えている。というか、前のようにリーグ3、4位までに入ればACL出場の可能性があるという1シーズン制に比べれば、今回はステージ1,2位に入らないとポストシーズン制の旨味にあずかれないとしたら、MLBのワイルドカード枠拡大じゃないけども、将来的にはポストシーズン制への出場枠が拡大される傾向になるだろうとは思う。そうなると、降格圏のチームに対してもそのうちに、エールディビジョン並みの、昇降格プレーオフなんていう形のものを用意するかもしれないけどもね。

逆に言えば商売のためにやるポストシーズン制って麻薬みたいなもんで、1シーズン制堅持がベストだと考えている人からすれば誠に申し訳ないんだけども、一回味をしめればそう簡単にやめられなくなるかもしれない(残念な話だが)。もし、それをやめるとしたら、

1.思っていたよりテレビの放映権料やスポンサー料が見込めずビジネス的には寧ろ損をしてしまっている状態に陥る
2.過密日程などによってリーグ運営に支障をきたす(平日の試合が増えて動員に影響するといった浦和などの配慮からか、そう簡単に平日の試合は増やせないジレンマに陥っている)

の2つの要素が重なりあった時にやーめたということになるかもしれない。その中でありえそうなのが2なんだけども、Jリーグを代表強化の為の手段と考えているJFAにしてみればJリーグが日程をこれ以上過密にすることに我慢がならないんじゃないだろうか?本音を言えば、協会は代表の合宿や試合のためにもっと時間を割きたいと考えているわけでね。

因みに、協会とJリーグをなんか一緒くたにしてクソミソに言う人が居るんで言っておくと、ここで整理しておきたいのは、協会から提案された秋春制はJリーグが反対しているんだけども、2ステージ制はJリーグの側から出た改革案だということだろう。某夕刊紙記者の記事の信ぴょう性はアレなんだけど、彼の書いていた通り、2ステージ制導入過程において協会はちょっと皮肉を込めて言っていたんだとすると、協会の本音は、お前ら何余計なことしてくれんだ、代表が日本のサッカーを支えているのがまだ判らんのかこの大馬鹿者、って言うものだろう。

まあ、その意味では協会がJリーグの日程に文句言ってくる可能性がないわけではないんだけども、秋春制の問題ではJリーグの独立性が保たれていたんだとすれば、協会はJリーグのやることには干渉は出来ないだろう。

ま、どんな制度にも一長一短はある。1シーズンでリーグ優勝を決めるというやり方でも、戦力的に突出したチームが独走していまうっていう問題もあるし、現に今のブンデスなんかはバイヤンが国内のライバルクラブから主力選手をゴッソリ引き抜くことで補強プラスライバルチームの弱体化を果たしてしまい、今は独り勝ち状態にある。F1に至ってはチームごとのマシンの性能がほぼ勝敗を決めてしまうのを避けるために、昨年最終戦で勝てばコンストラクターズポイントが倍になりますっていう、クイズ番組みたいなことをリアルでやっていたわけw・・・まあ流石に1年で廃止したけども。

個人的にはポストシーズン制を導入するんなら、レギュラーシーズンはF1でいうところのポールポジションを決める為の予選であることを理解しないといけないかな、とは思いますけどもね。つまり、制度によって劇的に何かがよくなるとか今の問題を解決出来るという幻想を筆者はとっくに捨てている。つまり、あるやり方に変えるんなら、その長所短所を理解した上で楽しめばいいんじゃないですかね。