大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

札幌戦~流れを変えた前線3人の流動性

2013-08-20 07:57:32 | ガンバ大阪
明日はもうアウェーで鳥取行くのか・・・札幌戦をじっくり振り返っている暇もないんだけども、簡単にターニングポイントであった後半開始早々について書いておきます。

前半はコンササポのブロガーさんも書いておられたようにある程度札幌の思惑どおりに試合は進んだとも言える。前節の福岡との試合を見て分析していのかは解らないが、前線からは無理にチェイシングせず、2トップを中盤の位置に下げ、かつラインを上げてコンパクトな陣形を保って、こちらの方からは真ん中にクサビの形を簡単に入れさせないようにしていた。そして、札幌から来たせいか、大阪の酷暑を避けるように前半はスタミナを温存し(試合前のアップでもずっとピッチの日陰の側で調整していたくらいだし)、後半勝負を掛ける算段だったのだろう。

その流れが変わったのが後半開始早々こちらが先制してからなんだけども、その前に伏線がいくつかあり、後半開始早々からロチャが右サイドへ流れる形で、宇佐美も右へ動きながらヒールで落とし、右サイドから走りこんだ大森が真ん中に飛び出して来る。こうした流動性が札幌の守備陣を混乱させていた。

先制点の起点となったFKにしても、右に流れたロチャが上原に倒される形で得たものだが、前半あまりマッチアップのなかった上原に対してロチャをさらけ出してファウルを貰い。西野君の頭に合わせた先制ゴールにしてもファーに宇佐美とロチャが流れてディフェンスを引きつけたからこそ、西野君が上原を振りきってフリーになれたといえる。まあ、それに合わせるボールを蹴ったヤットもお見事なんだが、あの時ディフェンスにウサロチャを意識させるように前半からのセットプレーで持って行っていたのがヤットなわけでしょう?彼のキックだけでなく、セットプレーでの駆け引きの上手さにも感心するわけなんだけども。

結局のところ、後半開始早々がターニングポイントで、前線3人が見せた流動的な動き出しが
流れを変えた、というところだった。ちなみに、2点目の後にフィールドプレーヤー全員が宇佐美の方に駆け寄っていた時、一人コンちゃんだけがセンターサークルの中に入って、札幌のキックオフを遅らせようと粘っていたのも記しておきたい。

札幌について言えば戦術フェホというのがこちらからすれば的を絞りやすかったとも言える。レ・コン・ビンはどれだけ出来るか、個人的には見たかった気持ちはあった。今純粋に戦力として彼を使いこなすならば、相手に全く知られていないというところが彼の強みではなかったか?データがなかったら加地さんなんか大学生に抜かれたこともあったくらいだから、出て加地さんのトイメンにいたらえらいこっちゃ、と思っていましたがw

現状ではベンチ入りメンバー一人増員っていうのは要は彼をベンチ入りさせたいわけなんでしょう?まあ、札幌さんには札幌さんの事情があるし、レ・コン・ビン入れることで、東南アジアへの進出を目論むJリーグからは配分金の面で何かしら恩恵が期待出来るのであれば、部外者がとやかく言うことではないんだろうけども・・・

ただ、財前監督からしたら、一人増員になったんなら、実力上位の選手を使いたいっていう思いはあるんだけども、彼もまた一人増えた意味というのをよく解っているのかもしれない。