大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

昨日の国安戦を観て

2012-08-18 17:54:21 | 中国サッカー
只今杭州のホテルの一室から更新してます。こちらへ来てようやく大阪並の暑さを思い出しましたけども、今やこの町は武漢を差し置いて4大かまどと呼ばれる町の一つらしいです。

しかしまあ、あれですね。ゴンティにこだまする、北京国安のサポ見ていると、歌万に鎮座しているヤジ将軍様たちが可愛く見えてくるわw 相手の応援に対しても、リャオニンシャー○と被せてしまうわけやからね。

以前北京に在住しておられた、国安ファンの知人の方が昨日北京に着いたので一緒に観戦に出かけたんだけども、購入した席が入場ゲートは同じでも一階と二階に分かれてしまい、しかも公安が各階の入り口に張り付いていたので、別々で観戦せざるを得なかったのは残念。私の方は、一階の席であったけども、ゴンティの一回席は、座席の位置が低すぎて、全体を俯瞰出来るアングルが確保できないのが残念な所やね。

まあ、そんな中でも二年前にACLの河南遠征の翌日にきた川崎の試合の時程の厳戒態勢という雰囲気はなく、今回は街頭のバッタもん売り場もスマホケースから、かつてRYOBIが胸スポだった時のユニまでもが売っていたw 自分が購入したのは、この日の為に作られた隊刊(ドゥイガン)というマッチデープログラムで一冊10元のもの。ここのところ勝てておらず、前節アウェーで山東魯能相手に惨敗していたこともあって、監督インタビューから、歴代の国安監督や元選手らの提言なんかも載っていたのはなかなかのものだった。

試合の方はと言えば、北京が勝てない理由を探ろうとして観察していたけども、あまり開始からビルドアップがあまり良くなかった。センターバックとサイドバックが大きく開いて幅を取り、ボランチが降りて来る形は如何にもポルトガル人の監督が考える事だが、前から誰かが降りて来るわけでもなく、かといってミドルレンジの繋ぎが出来る技術もあるわけではないので、前線に運ぶ手段はロングボールか、1トップのレイナウドの裏への抜け出しに限られてしまう。

従って、対戦相手の遼寧宏運にしてみれば、国安の433に噛み合わせるように、4231で、ラインを深めに設定して裏をケアしつつ、バイタルエリアにはボールを入れさせず、ミドルは打たせておいてもどうせ宇宙開発だからほっとけ、という守り方で十分。なお、この試合では横浜FCから移籍してきた、キム・ユジンが先発のセンターバックで、前半は左CBで、後半は右の方で相手のエースに着いていたが、あんまり難しい事をさせずに、引いた状態で跳ね返す分には韓国人としての対人の強さを遺憾なく発揮していた。

流石に北京もこれではダメだという事が解っていたせいか、ビルドアップの距離感を縮め、442の2トップにして、中盤と前線の距離が近くなればバイタルエリアで繋げられ、右サイドも効果的に使えるようにはなってた。

試合の方はと言えば、遼寧がオフサイドギリギリを抜け出してクロスに対してヘディングで合わせて先制。この時自分の周りでやたらと副審に文句言う連中はいたが、前半から的確にオフサイドの旗を挙げてる副審に文句はおかしい。けど、彼らにしてみれば、前半旗挙げてたのに失点場面で挙げなかつたのはなんでやねん、というところで、この辺は何処かでも良くない、見かける光景ですw

まあ、遼寧は割り切った戦いをしていればACLのプレーオフで勝ち抜いて来た時には結構やりにくい相手だったかな、と思う。でも、試合はともかく遠征地としては瀋陽よりアデレードが良かったけどもねw 北京は確かに縦への速さはFWにあるけども、国内で引いた相手の崩し方を模索しているように思えた。多分それがイ・ジャンスに替えてラテン系の監督にした理由かもしれないが。

電光掲示板の上には、「文明観賽事 理智対輸赢 」と書いてあるけども、裏返せばそれはどんな現実があるかはわかるようなスローガンですな。

ところで今日はガンバか。サイドバックにもし岩下を起用するというのは、攻め上がりという視点からなら、岩下>今野と正信が考えてるのかもしれない。ただ、これは前にも書いたけども、フロントの強化のベクトルとはやはりズレがある事は否めない。正信をサポートするとしたら梶居氏との話し合いが上手く言っていないということかもしれない。まあ、フロントにしてみれば、監督を替えようにも、実はこの時点で目ぼしい候補に断られてる、という事なのかもしれないな。

となると、正信には現実の戦力に見合った戦い方やメンバー選びというのが求められると思うんだけどもね...彼を支えると言っているフロントにしてもなんか考え方にズレがあるように思えるし。

さて、ガンバの試合が見られないのはもどかしいけども、岡田さんの試合を観に行きますかね。なんかこちらも今日負けたら3連敗とかいうところなんで正念場らしいです。北京から杭州までの飛行機の中で読んだ新聞観たけども、岡田さんが記者会見上に記者よりも早く来たんでガラガラの記者席のところで本読んでた写真が載ってたのにはワロタw