大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

J聯賽第9輪 大阪鋼巴 2-2 名古屋鯨八

2011-08-18 07:34:36 | ガンバ大阪
審判の問題についてはあまり言いたくはない。この問題は今に始まったことではないし。個人的には首位攻防戦とかダービーとかがPKで決着が着くというよりは選手らのプレーで決着をつけさせるという形の方が勝っても負けてもまだ納得が行くんだと思うんで、松尾主審がPKをもらいに行ったと判断して流したのならそれは仕方ない。まあ、審判に泣くこともあれば笑うこともあるのがサッカーなわけで、次に名古屋でやる時には、え、あれがPKかよ、とグラサポさんらが怒るようなPKを貰えるかもしれないしw え、もう浦和戦取られたって?これは失礼しましたw

これは別に審判に何も文句がない、と言っているのとはちょっと違う。そら、僕かて目の前に松尾がいたら文句言いたいですよw ただ、それだけのせいにしてしまうと、ゲームにおける課題だとか反省点とかいうものがぼやけてしまうということもある。勝ちきれなかったのは自分たちだけのせいではないにしても、自分たちに課題がなかったわけでもない。この辺りの精神バランスというのを如何に保つかが難しいところなんだけども。

戦い方については、後半同点に追いつかれるまでは申し分なかった。前半押し気味であったものの、名古屋が守備時に4-2-3-1でバイタルをケアして、後ろでしっかりブロックを作り、2CBが深めの位置どりでカウンターをケアしていた為、バイタルまでは運べてもなかなか点が取れず、名古屋がセットプレーで、ケネディをファーに立たせるところから始まり、途中からケネディや闘莉王をゴール付近に立たせたりと色々手を変え品を変えて襲いかかるところをしのぎ、丁度CKで闘莉王が上がったところが幸いしてラフィーニャについていたのが阿部だったので、下平に落とし、そのリターンをラフィーニャが決めて先制!追いつかれたけども、名古屋が前がかりになり、ダニルソンを投入して彼の運動量でリスクヘッジをしつつも逆転を狙っていたが、そのダニルソンを一度真ん中で食いつかせてから、サイドへ展開し、フタのクロスにグノが合わせて、ごめんねスンヨンが勝ち越しのゴールを挙げたところまでは最高やったなあ・・・

ただ、その後のクロージングなんだけども、同点ゴールのところは5バックが裏目に出たかな、という気はする。それでサイドから当たれず、後ろでブロックを作る形になった分、左サイドの低い位置からボックスにクロスを入れられてしまっているんだけども、失点場面見るとやはり守備が軽い。ただ、これは逆に誰がどこで誰を見るかというのが一人余ったことで却って曖昧になったという気がしないでもない。スンヨンの負傷で交代となったにしても、彼が元々前線からの守備要員ということであるのならば、ジョンヤと横谷の投入の順序が逆でも良かったような気がしないでもないが、これは結果論でしょうね。

最終ラインについては上げるか下げるかというのが非常に難しい相手であるのが名古屋なわけで、下げるとケネディがゴール前で力強さを発揮するし、上げると今度は玉田や永井のスピードにブッコ抜かれるリスクもある。それ故に相手にラインをコントロールさせないのが国内における名古屋の強さでACLでは中韓とやると相手はラインは低いけども、CBについては対人の強さだけはある(ビルドアップやラインコントロールは別にして)。それ故にケネディの高さというアドバンテージが生かせていないのだろう。本当は名古屋にはACLでディフェンディングチャンピオンとして簡単に敗退して欲しくなかったんだけども、一発勝負というのはその時の状態とか相手の勢いとか、更には時の運とかいうのが左右されるものなんだろう。あの時名古屋は野戦病院状態だったのが気の毒だったけども。

でも、最近ラグビーの世界最強と言われているオールブラックス本で、ワイルドナイツのSOトニー・ブラウンのインタビューのところを読んだけども、彼は確かにW杯で勝てないことを認めつつも、本当に価値があることは長い間にわたって安定した強さを発揮することだと述べていたわけ。まあ、彼らが感じている強大なプレッシャーなんかは、ガンバや名古屋ごときと比べること自体失礼かもしれないんだけども、長いシーズンで上位に上がってきているという意味では、自分はガンバに対して誇りに思うし、名古屋はやはり強いと認める。出来れば来年は昨日のような好勝負をACLのノックアウトステージでやりたいものですな。