大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

亞冠小組第2輪 大阪鋼巴 1-2 天津泰達

2011-03-16 23:09:55 | ガンバ大阪
失点した場面を振り返る限りでは、元代表の陳涛(チェン・タオ、奇しくもかつてNHKの中国語会話に出演していた女の子と同じ名前なんで覚えていたんだが)のミドル一発と、バウンドが変わったアンラッキー故に取られたPKによるもので、それ以外は崩されてはいない。まあ、実力的に差がなければ、そうした微妙な部分で決まってしまうということではあるんだけども。ただ、ガンバは今の時点まだまだチームとして成りきれていないのは確かで、これから5月のホームでの再戦までにどれだけ積み上げていけるかなんだけども。そう考えると、前に当てるターゲットが居ないというのが(相手が確実にCFに当てては収めていたのと比べると余計に)やはり痛いとは思うんだろうけどもなあ。ボールが前へなかなか運べない、前へ収められにくい、というのが相手に奪われて逆襲を食らうきっかけにはなっていたわけだし。ならばもう少し縦に入れるようなカウンターで、アドやグノを走らせるようなことも考えないと行けないのかな・・・という風に思ったりもする。

守備で言えば下平が後半攻撃においてもミスをしていたように、自分で挽回しようとする気持ちは判るけども、それが空回りしているように伺えた。ただ、そうは言っても今左サイドバックは下平か藤春の2択しかないという現状を考えると、下平は我慢して使うしかない。守備の対応だけども、2列目のワイドの選手が戻って助けるということになる。その意味では、フタや宇佐美に対する運動量の負担はかなり大きいと思われる。だからこそ、それを助けるべく、もう少しスンヨンにも上下動の動きを求めたいところではあるんだけどもね・・・

審判については、普段のJリーグの流すレフェリングが却ってあだになってしまった。アジアでは、ウズベクの審判のように欧州的な流すレフェリングだけでなく、今回のカタールの審判(またカタールかよ)のようなレフェリングも存在する(個人的には中国側によって事前に「手心」は加えられていたような気がするが)。ただ、吹く審判だとすれば、その基準を生かすべくもっと積極的な仕掛けが宇佐美あたりには求められるのではないだろうか?

相手の天津についてだが、4-1-4-1と、中盤にアンカーをおいてきたのはガンバ対策だっただろう。攻撃においてもサイドを広く使うのはオランダ流ではあるんだけども。ただ、あまり縦へ放りこんでくるというのが少ない。前半に1,2回ぐらいは裏への放りこみはあったけどそれを多様してこない分ガンバにとってのいやらしさがあまりないなと思っていたら、後半それやられてPKだもんね。緒戦のチェジュとの対戦でもそうだったけども、リードしてからリトリートして中を固めると簡単には崩せない。だからこそ、リードを追いかける展開が悔やまれるんだけども。

天津のスタジアムや入場ゲート、そして応援する場所は2年前の川崎と全く同じ(ただし川崎の時みたいにエレベーターで上がることはなかったが)。公安は一応安全に関しては仕事をしたと言っておこう。試合後にどうやって来たのかが判らないが、一人の中国人の男の子が片言の英語で僕はガンバが好きなんです、と言ってサポが着てるユニが欲しいとか言っていたが、流石にそれは無理だし、交換するのも何もないならさすがに渡せない。ただ、彼の気持ちを考えると何も与えずに追っ払うのも可哀想だと思ったから、自分が中国語で、君がガンバに関する何かを欲しいなら、僕の帽子をあげるわ、と被っていたガンバのキャップを彼にプレゼントした。そうすると彼は英語でサンキューサンキューと言うんだが、こっちは中国語で答えてやってるんだぞ?ちゃんとそれに対してメイシャール(没事、なんでもないよ)と答えてやったんだが、これは、相手が外国人という前提で英語を話す中国人とこっちが中国語で返すというチグハグなコミュニケーションの典型ではあったな。

結果は残念なものではあった。ただ、負けたんだけども、応援するチームの試合が見れないという状態の人たちに比べたら、こういうどアウェーで応援出来たという満足感というのが自分の中にある。普段当たり前のことなんだけども、こういう時にこそ、ガンバの試合をサポート出来るというのが如何に幸せなことだったかを再認識させられた。願わくば来月以降には全ての人たちに、愛するチームを応援出来る喜びを取り戻して欲しいし、その為に自分に出来ることを少しずつやっていこうと思っています。