大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

天皇杯4分之1決賽 大阪鋼巴 2-1 鹿島鹿角

2009-12-12 22:48:14 | ガンバ大阪
ええっと、2年前にリーグ戦で鹿スタで勝った時も確か主審は西村さんだったっけ?試合をコントロールしようとするあまりカード乱発マシーンで神経質な笛だったかな・・・ただ、そうやって吹いてくれるのは鹿にとってはこの間の吉田以上にやりづらかったかもしれない。もっともウチもやたらカード貰っていたけども。

来年始動が早いことを考えると、リーグ3位に入ったわけであるから負けて休みに入ってもいいかという気持ちはどこか頭の片隅にあったことは否めないけども、現場はリーグのリベンジというのに燃えていたわけであるからそれを応援しないわけにはいかない。そして、この試合にはそうした気持ちがプレーに乗り移っていた!
ここで勝った意義はシーズン通して同じ相手に4戦4敗というのを避けただけでなく、まだまだタイトルと取るための旅は続くということだ。ならば元旦国立に行こう!

試合全体を通してみると、前半終了間際に高いラインの裏を取られて失点した場面は、危ない場面もあったけどもゴールを割らせることなく勝てた。ラインを高く押し上げるというのは前回からの反省なんだけども、鹿島にとっては裏にスペースができて、リーグでも彼らが得点を量産していたパターンを生み出してしまうリスクがあったとは思う。皮肉にも逆に後半ラインが下がって、中盤が間延びしてしまったのは鹿島の思うツボであったかもしれないが、最後のところで踏ん張れれば簡単にはゴールを割らせない形だったと思う。終盤にはミチを入れて左サイドを任せて、和通を3バックの中に入れていたが、これで中で一人余らせる守り方に徹したのは、ACLでFCソウルが取ったやり方と同じものだ。

鹿島が内弁慶と言われる原因の一つには、Jでは割とラインを押し上げてコンパクトに保つチームが多い中でならカウンターで点が取れるものの、ACLではこうやってラインを下げて裏へのスペースを消し(実際後半のガンバはプレミア並に、PA手前でラインを設定していた)、サイドからのクロスにも真ん中で一人余らせるやり方を取られると手詰まりになるというところにあるのかな、と思ったりもしたんだけどもね。これは、リーグでは圧倒的な鹿島が何故ACLで勝てないのかというのを先のリーグ戦での大敗の後に色々思案したり、周りの意見を聞いたりして自分なりに仮説を立ててみたからなんだけども・・・欧州CLではリバプールやミランのように国内では強者のクラブがCLでは自らを弱者と位置づけて戦略を立てるやり方が功を奏することが多いけども、ACLでは弱者の戦術を徹底してくる相手とやらなければいけない。まあ、そうなるとウチって結構弱いものイジメが得意ですからw

まあ、それでも鹿島は浦和やガンバがアジアで頂点に立ったことによって示されたアジアにおけるJのプレゼンスやレベルの高さの恩恵を受けることが出来たんだからそれはそれでいいんじゃないでしょうかね。

だからこのように書くということは、この試合のガンバは後半本来のスタイルからかけ離れたけども、トーナメントにおける勝ち上がりを重視した戦いに徹したわけで、織部なんかもこの間のリーグ戦の方がガンバは良かったと言っていたみたいだから、そこら辺は、今季勝てていなかった相手に対して極めて現実的な方策を取ったかを認めざるをえない。つまり、そういうやり方を取らざるをえない程鹿島さんは強かったということなんですが。

あちらからすれば、丸木が帰国、退団が決まっていたダニーロもケガで大迫もU-20に招集されていたわけだから一番人が足りない時期だったというのが不運だったか。決勝点に関しては内田に避難の声が上がっているけども、自分は彼を責められないばかりか、クラブに代表という掛け持ちでここまでよく頑張ってきたと思うわけです。むしろ、あそこは曽ヶ端の飛び出しがどうだったかな、と思ったわけですが。リーグ戦では3失点目の藤ヶ谷の飛び出しが?だったけど、この試合での両GKの出来はこの間とは正反対だったと言えるかもしれない。

だからこそ、本当にお互いガチメンでの真っ向勝負では勝てていないという課題は来季以降に持ち越しで、出来ることなら来季のゼロックスでもう一度お相手を希望しています。前回はほとんどこっちは戦略について準備不足で話にならなかったわけですから。