大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

ジダンの中国プレー拒否報道を考える

2007-03-07 00:51:35 | 中国サッカー
えー、去年の今頃を振り返ってみれば、大連情報をとある場所に提供すべく、せっせと記事を翻訳していましたっけ(ごあいさつ)。

ジダンが中国のチャリティマッチに出たくない、っていう話を聞いた時にはさもありなんと思った。確かに中国人のプレーが荒っぽい(原語では、「粗野(ツーイェ)」と表現されている)というのは鬼さんも指摘された通りなのだろう。それがよりによって親善試合での出場にすら拒否反応を示されるとは・・・

ただ、最初に報じた重慶晩報の記事(3月2日付け)を今手元において読んでいるのだけども、一見した限りどうも情報のソースが怪しい:

http://cqwb.cqnews.net/webnews/htm/2007/3/2/233928.shtml

「事情通が記者に明かしたところによると」という下りで始まるところからして十分怪しいw 別にジダン本人から語られた訳ではないんだけどね。

それに、サーチナでも紹介されていた重慶晩報記事の内容であるが、過去ユニホームの交換を拒否したという試合において、記事では相手選手のラフプレーが原因で拒否したとは書いてはいない(むしろ選手のコンディションを省みずにアジアツアーを強行したクラブに不満があったとしている)。

また、ブーイングを受けた試合もラフプレーとは別にシュートを外した場面で受けたものであって、それが彼の拙いプレーなのか、地元北京国安のサポから受けたものであるかは釈然としない。

今回の件は、フランスのメディアでは今のところ自分の知る限り取り上げられてはいない(そりゃそうだ。大統領選挙を控えているんだからね)。だから、ジダンがプレーするか否かはフタを開けて見なければ判らない。

ただ、今回の報道を読んでいくと、情報のソースを丹念に調べていく必要性を改めて感じた。それが、中国にまつわる情報というのならなおさらである。何せ、かの国では報道だとか、口コミだとかで情報が伝わると、検証なしにアッと言う間に広がっていく可能性が高いのだから。

え、上の中国語記事を訳してくれって?時間のある時にゆっくりやりますよ。