大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

ACL関連の雑感

2006-12-12 06:52:53 | ACL/A3
ACLに関連するトピを2つ。

1.浦和の開幕戦が横浜FC

まあ、これは開幕戦の話題カードということなんだろうが、もう一つ意味を持たせるとしたら、ACLを戦う彼らにとってその前後は、実力的に比較的上位のチームとの対戦や遠距離のアウェー遠征を避けるという日程上の配慮をリーグにしてもらうということかもしれない。同等の措置が川崎に対しても取られるかもしれないし。だったらガンバだって去年大連遠征の後の新潟アウェーなんていうスケジュールは避けたかったんだけどな。

だけど、逆に言えば、もしそういった措置を取って貰ったにも関わらず、それでも勝てなければホンマ恥ずかしいということです。去年中超を代表してACLに出場した大連実徳はホームでのガンバ戦の前に飛行機で移動できない瀋陽まで4時間かけて移動してアウェー戦をこなしたり、最終戦の全北戦の前には当時リーグ首位の山東魯能と、その直後には上海申花との試合をこなしている。実は大連にとってこうしたリーグ戦の対戦相手がACLに微妙に影響を及ぼしたと言われている。アウェー全北戦は引き分けでも突破が可能で、しかも後半先制した状態であった。この後、大連のペトロヴィッチはFWの雛捷(ゾウ・ジエ)を引っ込めたのが敗因とされたが、交代の際に解説の元中国代表の李明(リー・ミン、アジア杯決勝で同点のミドルシュートを決めた人)が、「この後の試合を考えてペトロヴィッチ監督は交代させた」とコメントした。まあ、実際その意図があったのかどうかは定かではないが、こういったところを教訓にして、Jがリーグ戦の日程を配慮するのは、出場クラブにとっては悪くない話だろう。

最も、個人的には過保護という気がしないでもないけどね。


2.全北現代の健闘

昨日の試合はあと一歩及ばずであったが、それでも全北はよくやったと言えるのではないだろうか。Kリーグのレギュラーシーズン日程が11月上旬で終了してしまったが為に、プレーオフにもFA杯決勝にも勝ちあがっていない彼らにとって1ヶ月以上本格的な実戦から遠ざかっていたことを考慮しなければならない。勿論その分この大会1本に絞って調整して来たには違いないだろうけども・・・

まあ、この試合はACLでの全北のミラクルを度々目撃して来た者として言わせてもらえれば、得点のニオイが感じられなかったということだ。敗色濃厚のホーム大連戦で起死回生のミドルシュートで追いついた時のようにバイタルエリアにスペースがない、ゴール前でFKを貰って工夫を凝らしたサインプレーで狙っても相手DFに顔面ではじき返される。逆にアメリカにはDFが一瞬のスキを突かれて裏に飛び出しを許してしまう場面が幾度とあったが、この辺りがアジアと世界との差なのだろう。

こうして、全北のサクセスストーリーは幕を閉じてしまった。来年このチームを見ることができるのがACL準々決勝からであるが、果たして今年のような旬の時期を維持していられるだろうか?