MINISOL

Soldier Story,DIDなど、主に1/6アクションフィギュアの話題です。

1/6 ドイツ国防軍兵士1939ポーランド戦線 トイズシティの実力は?

2016-11-29 17:46:21 | 1/6フィギュア・WWⅡ
 Toyscity 1/6 WWIIドイツ国防軍歩兵(ポーランド侵攻 1939年)ユニフォーム&アクセサリーセットです。ヘッド+素体はSoldier Storyの製品を使っています。

 ドイツ軍兵士の極初期戦仕様ですね。ジャケットは緑色が強いフィールドグレイ、トゥルーサーズはストーングレイと、初期戦らしい野戦服です。ウェザリングはされてなくて、後からほどこしたものです。

 どこから見てもかっこいいドイツ軍兵士。ぐるぐるします。

 モーゼルKar98kを装備する国防軍歩兵。最も基本的な装備です。

 ほぼフル装備が楽しめます。Aフレームを使って飯ごうとツェルトバーン(頭から被るポンチョ、四枚位をつなげるとテントが出来るのかな)を吊り下げています。ガスマスクケースにはガス防護ケープの入れ物を括り付けています。

 銃剣と折り畳みスコップを吊り下げています。

 ブーツが将校用のロングブーツみたいに細長いので、実際よりもかっこよく見えます。これはちょっとずるいです。このブーツがいちばんがっかりした点で、プラスチック製なので、素体の足先を取り外して突っ込んでいるだけです。足首を曲げられないのは致命的で、まっすぐ立ち位しかポーズが取れません。この商品は2015年初め頃の発売だと思うのですが、これは古いなというのが感想です。

 小銃弾ポーチがベルトの前側ほぼ全部を占めています。

 このセットにはジャケットの下に着るグレーのシャツも付いていましたが、Soldier Storyの素体では二枚重ねにするとパッツパッツで、ジャケット一枚しか着せられませんでした。プリーツの付いたポケットはとても薄く、すっきりと縫われています。肩部分の縫製はもったりとなっています。

 二級鉄十字章のリボンが付いていないジャケットを初めて見ました。歩兵突撃章しかありません。ここまで何もないとかえってすがすがしいです。

 襟は幅が広すぎるので、一旦切り離して、内側に折り込んでいます。首回りがもったりしましたが、襟の幅だけは実際の襟に近い感じになったと思います。ジャケットの前合わせはホック留めですが、位置がずれているのか左右のポケットに段差ができています。

 ここでDIDの製品を見てみましょう。装備はすべてDID、ヘッド+素体はSoldier Storyです。

 これはDIDの製品です。襟の幅が広く、襟が主張しすぎていると思います。首回りも大きく、襟が首に吸い付く感じがありません。けれどもドイツ軍らしい、キチッときまる感じは表現されています。シャツの襟とジャケットの襟を重ねて、前がきれいに閉じているので立派なものです。精密な縫製がされていると思います。

 これはDIDの製品です。ジャケットの下ポケットはタックを付けてふくらみを持たせています。こういうのを見ると、DID製品の質の高さを感じます。

 これはDIDの製品です。ブーツは軟質プラスチックでヘタリ感を出せます。

 それにしてもソルジャー・ストーリーのヘッドはドイツ軍に似合います。以前はソルジャー・ストーリーもドイツ軍物をリリースしていたんですけど。

 ここからまたToyscityの製品に戻ります。このセットにはモーゼルKar98kが用意されています。

 ライフル銃の射撃姿勢は美しいですね。心が洗われる気がします。

 こういうのを見ると、兵隊人形冥利という思いです。

 ソルジャー・ストーリーの銃持ち手、アサルトライフルを持たせる用ですが、こういうボルトアクションライフルにもよく合います。

 セットに付いてくるモーゼルKar98kライフルです。スリングが銃床を貫通して固定されているところまで表現しています。すんなりした、姿の美しい銃ですね。この銃を実際に手にしたドイツ兵たちも、美しいと感じていたと思います。

 セットには手榴弾携行バッグも付いてきます。中の手榴弾は付け足しです。パーツリストに"Six hand grenades"となっていますが、実際にはセットに含まれていませんでした。

 ソルジャーストーリーのヘッド、トム・クルーズさんがドイツ兵装備にとても良く合います。ここに上げた写真は、半分はトム・クルーズさんが手伝ってくれた感じです。

 Toyscityのこのセット、不満の多い製品でしたが、なんだかんだと装備を組み付けながら楽しめました。Toyscityは動物ヘッドの付いた不思議な製品を展開していますが、そちらの方はもっと品質が高いようです。今後はリアルヘッドが付いた製品がリリースされればと思います。

 Toyscityのドイツ国防軍兵士、1939年ポーランド戦線仕様でした。

ベルリン防衛に赴く騎士十字章受章者

2016-11-20 21:41:11 | 1/6フィギュア・WWⅡ
 自ら(みずから)ベルリン防衛に赴く(おもむく)騎士十字章受章者。題名はどうでもいいんですけど、先日の投稿でテカテカのレザージャケットの写真をあげてしまったので、もう一度写真を撮りました。

 DIDヨアヒム・パイパーのレザー・ジャケット+パンツ、実際は半艶のとても実感のある素材です。(ヘッド+素体はソルジャー・ストーリーの製品に変えています)。


 表面の細かな模様が、皮革らしさを高めています。


ついでに通常の戦車搭乗員服。ヘッドはDIDの別の製品に変えています。


 DIDの戦車兵、本当に立ち姿が美しいです。


 ヨアヒム・パイパーのヘッド、困り表情の写真を上げてしまいましたが、けっして情けない表情のヘッドではないです。(衣装はDIDの別の製品です)。


 DIDのヨアヒム・パイパー、ユニフォームが二着分入って、本当に楽しめるキットでした。(下の写真はヘッドをSoldier Storyの製品に変えています)。

 DIDのヨアヒム・パイパーをもう一度、取り上げてみました。

 1/6 DID ドイツ武装親衛隊大佐 ヨアヒム・パイパー その②

2016-11-11 22:22:35 | 1/6フィギュア・WWⅡ
 1/6 DID 3R D80120 ドイツ武装親衛隊大佐 ヨアヒム・パイパー Joachim Peiperです。

  DIDのヨアヒム・パイパーは、戦車搭乗員ユニフォームと、レザージャケット+レザーパンツ、異なる2着の衣装が楽しめる、大サービスのセットです。下の例で言うと、通常の戦車搭乗員ユニフォームの方の、ヘッド+素体、ネクタイ、ベルト、シューズが後から付け足した物です。

 その②では海軍艦艇搭乗員が着ていた物を武装親衛隊が流用したという、レザージャケット+レザーパンツを紹介します。


 Uボート搭乗員なども多く着用していたというこのレザージャケット+レザーパンツ、地上部隊の野戦服としては異次元の格好良さです。海軍では一般的な物なのでしょうけど。

 レザージャケットの下には武装親衛隊の野戦服を着ていますので、それに合わせてクラッシュキャップが用意されています。

 こちらはファストフードの店頭などで結構目にする形、ギャリソンキャップです。

 困り顔?のヨアヒム・パイパーさん。よく似た表情の写真が残っているので、それからモデル化されたと思います。パイパーさんは唇が薄く、顎が張ったハンサムさんですね。この見た目の良さと、父親も軍人という家柄から、武装親衛隊の看板みたいな扱いだったようです。写真がものすごく残っていますね。戦後も長く生きた人ですが、元武装親衛隊員という宿命を背負ったような厳しい人生だったみたいです。



 キットにネックウォーマーが入っているので、パイパーさんの有名な写真を再現できます。

 実物のホルスターは厚めの皮革を加工していたようですが、これもプックリとした形が良く再現されています。

 銃はルガーP08が用意されています。箱絵ではワルサーP38が載っているのですが、中身はこちらでした。


 
 シューズは最初からていねいなウェザリングが施してあります。これはほぼキットのままです。


 箱のフタがジオラマ背景になっています。バルジの戦いに投入されたタイガーⅡ戦車ですね。


 レザージャケットの下には地上部隊用のフィールドジャケットを着ています。襟にフェルトが貼ってあって厚みがあり、首回りが開いてしまいます。服の裏地にはサテンみたいな生地が貼ってありますが、このように布地に凝ると1/6サイズでは厚みが出てしまいます。素材にこだわるよりも、薄く作ることを優先してほしいものです。

 レザージャケットは中にフィールドジャケットを着ているにしては、もったりとせずに、スマートになっていると思います。皮革の素材感を模した細かな模様が、実感を高めています。

 ジャケットとパンツの縫い目に沿って皮革の経年変化を表すていねいなウェザリングが施してありました。裾などに更に汚しを加えていくのは、楽しい作業です。

レザーパンツはそのままではぶかぶかです。実際には下に作業ズボンか、もも引きを穿いたんじゃないかと思います。ここでは手持ちのフィールドパンツを穿かせて、その上からレザーパンツを無理矢理に穿かせています。

 こうして見てみると現代的なスマートさです。

 ドイツ軍の野戦服で最もかっこいい戦車搭乗員服と、地上部隊としては少し特殊な皮革製の野戦服、ふたつを楽しめた大満足のキットでした。

 DIDのドイツ武装親衛隊大佐 ヨアヒム・パイパーでした。 

1/6 DID ドイツ武装親衛隊 大佐 ヨアヒム・パイパー その①

2016-11-10 23:25:15 | 1/6フィギュア・WWⅡ
1/6 DID 3R D80120 ドイツ武装親衛隊大佐 ヨアヒム・パイパー Joachim Peiperです。

 DIDのヨアヒム・パイパーはドイツ戦車隊の異なる衣装がほぼ2着分入っている、大サービスのセットです。下の例で言うと、通常の戦車搭乗員ユニフォームの方の、ヘッド+素体、ネクタイ、ベルト、シューズが後から付け足した物です。

 おしゃれドイツ軍の中でも究極にかっこいい戦車搭乗員ユニフォームです。戦車兵に黒ダブルの制服を着せて戦場に赴かせるドイツ軍、理解を超えています。


 DIDの戦車兵ユニフォーム、地上部隊随一の格好良さをうまく表現しています。ヘッドがドラゴンの古い製品みたいにのっぺりしていますね。机の上でいじっている時はそんなに感じなかったのですが、照明を強く当てるとあっさりとしたペイントが分かってしまいます。


 この写真だと咽喉マイクが開いていますが、ステーが金属のようで、ギュッと押さえるとすぼめることが出来ます。



 おなじみの戦車搭乗員ユニフォーム、Uボード搭乗員のレザージャケットを取り入れたユニフォーム、二つのスタイルを楽しめます。(ヘッド+素体は1体分ですからね)。

 ドイツ親衛隊、ヨアヒム・パイパーでした。その②に続きます。

1/6小物:ダルメシアン、土嚢、折り畳みチェア

2016-11-06 00:08:49 | 1/6フィギュア・キャラクターその他
 手元にあった1/6フィギュアのアクセサリーを紹介します。今回はダルメシアン、土嚢、折り畳みチェアになります。

 案内してくれるのは、アイアンマンに登場するドン・チードルさん。これはソルジャー・ストーリーのヘッド+素体。ドン・チードルさんの写真を見ると笑顔が多いですが、ここでは真顔で表現されています。

 ウッドランドのフィールド・ジャケットはDAMTOYSです。アメリカ軍のユニフォームもいろいろ変わりましたが、今でもウッドランドの野戦服は魅力的だと思います。DAMTOYSの製品は素体にぴったり沿った感じでよくできています。

 Toyscity TC-M9003 ダルメシアンです。ホビーショップにいっぱい置いてある動物フィギュアと違って、ずっしりと重さがあります。リードなど付属品は何も付いていません。とても軍用犬に見えない真っ白な姿だったので、腹などを汚しています。

 ダルメシアンは元々が使役犬だったということで、軍用犬としての使用例があるのかと思いましたが、そのような写真は見つかりませんでした。役割が違うのでしょうか。目立ちすぎるのもあるんでしょうけど。

 すぼまった腹、腰位置が高く、足が長い、あざといほど美しい姿ですね。長い間の品種改良を想像させます。Toyscityのダルメシアン、とても美しく出来ていると思います。

 土嚢はヤフーオークションでお馴染みの方から購入しました。とてもていねいな縫製で、少し重みのある充填材が入れてあります。自重で形が変わるほどではないので、形を整えると雰囲気が出ます。

 こちらはドイツ軍の表示があるタイプです。片面プリントをしてあるので、裏返すと現代物にも使えます。

 ここに見えるので10個になります。とても利益が出るような価格ではないと思うのですが、ありがたいことです。(サイズが2種類あるようなので、購入の際はご注意ください。こちらは大きい方になります。)

 ZYTOYS ZY15-22 「折りたたみパイプ椅子」のブルーです。プラスチック製ですが、アルミのパイプっぽい感じが出ています。

 フィギュアの重さにも耐えられます。ちょっと小さい気もしますが、雰囲気は出ていると思います。

 折り畳みも可能です。現代戦ものにはよく合いそうです。戦場にこんな派手な色が入り込んでも面白いかも。


 ダルメシアン犬など、魅力的なフィギュア小物類を紹介しました。