国際結婚 ~アメリカ編~

Hubby との出会い、Fiance Visa & GC 取得のプロセス、結婚生活など綴っています。

初デート

2007年10月29日 | 出会いから結婚
初デートは『京都』っていう日本食レストランでした。

初デートでいきなり家まで迎えに来てもらって、どこに住んでるかバレてしまったら
もし Matt のことが興味なくなった時には困るし、第一、車の中であまりよく知らない
男の人と二人きりというのが抵抗があったので、 Amy に相談しました。

彼女はどこかで待ち合わせした方がいいってアドバイスくれたんだけど、実は私は
すごく視力が弱く、夜運転するのが怖いので、恐る恐るではありましたが結局当時
住んでいた家まで迎えに来てもらいました。

頑張ってオシャレして行きました

Matt は、残念ながら車のドアは開けてはくれませんでした
でも車に乗ったとたん 『You look very nice!』 と褒めてくれました。私は 『ありがとう』
って言いながら 『よしっ』 って思う反面、 『こんな言葉に騙されるな!』 と警戒して
おりました。

Freeway にのる前に彼の携帯にベストフレンドから電話がかかってきて、『I'm on a
date! I met this very nice girl at where I volunteer』とか何とか言って、私に聞こえる
ように一生懸命褒めてました。 『何を見え見えなことしてんだか・・・』 と思ったけど、
まぁ合格でしょう。

Matt 曰く、この日のデートで私とは2回目はないって思ったそうです(笑)
私は彼の質問に単語単位でしか答えなかったらしく、彼は会話をつなげようと必死で
次の話題や質問を考えていたそうです。でも、私はただ久々の日本食を食べるのに
一生懸命だっただけです

車を運転するのに 『日本のビールが飲みたい』 って言ってアサヒビールを注文して
ました。

その後は彼が好きだというブラジル出身の写真家(名前は忘れました・・・)の写真展を
downtown で見たいって言っていたので、一緒に行きました。世界中の難民達の生活や
死体、飢えた子供達など、とても悲しい写真ばかりでした。実を言うと、その時私は
そこら中に書いてあった "refugee" という単語がわからなくて必死で意味を想像しようと
思いましたが、結局わからず後で彼に聞きました。(正解は『難民』)

初デートだし、どこまで近づいていいのやら・・・って考えてました(笑)あまり近付き
すぎても厚かましいし(その時はまだマットの気持ちも自分の気持ちもわからなかった
ので)、かと言って離れすぎても嫌ってるみたいだし・・・ 微妙な距離を保ちつつ
過ごしました。

そこを出たら次のプランは特にありませんでした。私的にはもう少し一緒にいたいって
思ってました。でも・・・

外に出たら、車にのる前に私に聞かずにタバコを吸い始めたのでそこで減点
私はタバコ大っ嫌いなので、車の中で待ってました。

そこから私の家まで送ってくれたのですが、写真展の写真を見て彼は悲しい気持ちに
なってしまっていたのです。きっと彼なりにテンションを上げようとは思っていたん
でしょうけどテンション下がりまくってました。

初デートで 『人間として大事な事は何か』 みたいな話をしながら家路につきました・・・
まぁ、マジメな一面も見ることができたから良かったかな。でもちょっと演出かとも
思ったけど。

でも、私の家の drive way に着いたら話が盛り上がり、結局夜中の2時くらいまで
話していました。途中でセブンイレブンまで飲み物まで買いに行ったりして。

実は彼は私が家の中に招いてくれるのを待ってたらしいです。

知らない人を、しかも夜中に家に入れるわけないじゃん!! いくら一人暮らしじゃ
なくても!!


ずっと後になって、彼は今まで私が出会った男の人達とは違って、すぐに手を出そうと
するような人ではなく、すごく慎重で誠実な人だってことがわかりました。

『Let's do this again! Can we?』
『Definately!』

と言ってその夜は別れました。

Matt との出会い ②

2007年10月28日 | 出会いから結婚
ある日、Matt が私に blue sheet を見せてくれって頼んできました。

blue sheet とは、自分のグループの1人1人の子供達の目標とその progress が
書いてある水色の紙で、その日の子供達の成果が1~5の数字で評価されています。
1人1人の background が詳しく書いてあるファイルは confidential なので、当然
ボランティアの人が見ることは許されてないんだけど、その blue sheet は許されている
のです。

私はもちろんOKして、スタッフがいつもペーパーワークをする部屋に Matt を案内
しました。そして、私が担当していた子供達の目標と、その目標を立てた理由と、
その子達の progress を、ただの『スタッフとボランティア』として説明しました。もちろん
彼は、その説明が終わったらお礼だけ言って帰って行きました。

その日は、私は同じ敷地内にある Group Home (以下 GH )でも仕事がありました。
ういう経緯でかははっきりと覚えてないけど、そこのダイニングルームに1人でいた時
だと思います。(GH で1人になるってあまりありえないから、晩ご飯の用意でもしてた
のかな?)上司でもある、資格をもった therapist の Eric が『今日、話してた男の人
誰?』って聞いてきました。私は初め、ホントに Eric が誰の事を言っているのか全然
わからなくて考えてたら、『ほら、file room で blue sheet の書き方教えてたじゃん。』
って。『あぁ、ボランティアの人よ。』って言ったら・・・





『I think he likes you』





って、何を言い出すのって感じでした。

Eric は実はゲイ。でもすごくオープンなゲイでとっても尊敬できる人です。
(余談ですが・・・ 私はしばらくの間、彼がゲイだって知りませんでした。ある日
ふと 『彼はこんなに顔もハンサムで、頭が良くて、優しくて、ユーモアもあって、
きっとお金もあるだろうに、なんで未だに独身なんだ?』 って考えた時に『まさか・・・』
と思って Amy に 『Is he・・・』 だけ言ったらそれ以上言わなくても Amy はそうだよ、
って教えてくれました。)ゲイの人って straight の私達にはわからない事も感じたり
するんですねぇ

その場では 『そんな事ないよ~、彼はタダのボランティアの人だよ~』 って言った
けれど、その頃からそれを知らない TCC の別の人達も 『ねぇ、Matt って Kimmy の
こと好きなんじゃない?なんかいつもついてまわってない?』 とか言われるように
なりました。

初デートに誘われたのは、彼が TCC に来るようになってから1ヵ月半くらいたった
10月の終わりでした。

初デートへ続く)

Matt との出会い ①

2007年10月27日 | 出会いから結婚
Matt との出会いは2005年の9月、 The Children's Center (以下TCC)という、behavioral
& emotional problems を抱えた子供達のための non-profit organization でした。

私は Family & Human Studies で community college を卒業後、4&5歳児の子供達の
グループで、パートナーの Amy と一緒にグループセラピーをしていました。

Matt はそこへ、学校の assignment のためにボランティアをするために来たんです。

Matt が行っていた学校は私が卒業したのと同じ community college で、私が在学中
(&卒業しても)にすごくお世話になった先生の、私がとったのと同じ Study of Disabilities
というクラスをとっていたのです。

その先生が出したアサイメントをこなすためにお勧めの組織や学校などが書かれたリスト
の中に TCC があり、彼はそこを選んだんです。

彼が私のグループに配属されるまでには、いろいろな偶然が重なった(それを必然と呼ぶ
のかな・・・)と信じています。

まず、そのリストの中から TCC を選んだことも偶然。でも、実は彼は別のところにも
メールか電話かで連絡をしていたそうです。でもたまたま TCC の方が早く折り返し連絡を
して来たらしいです。 (Thank you, Martha!!) そして、2つあるセンターのうち、
私がいた方を選んだのもまた偶然。そして私のいた部屋に配属されたのも偶然。

初めてそこでボランティアをする人は、コーディネーターの人とオリエンテーションが
あります。その時に Observation Room と呼ばれる小さな部屋に入って、マジックミラー
越しに子供達の様子や、スタッフがどんな風に対応しているかを見学します。

そのオリエンテーションでマジックミラー越しに私を見た Matt は、 『私と何かある』 って
ビビビッってきたらしいです そして、私を初めてのデートに誘う前には既に
ベストフレンドの Ryan に 『I think I've found my future wife』 って言ったらしいです。

残念ながら私は初デートの後でさえも何も感じませんでした。

Matt との出会い ②へ続く)