minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

ジャズの語源

2006年12月06日 | 映画、本、芝居関係
 サムタイムもクリスマスの飾り付けが可愛かった。階段にぶらさがったサンタを見ながら楽しく演奏してきました。新澤君と変拍子やブラジルものを一緒に演奏するのが楽しい。

 今、ローランドカークの自伝読んでますが、いろいろと私が知らないジャズの世界を垣間見ております。あ~下手な翻訳だけが悔しい!

 そもそも「ジャズ」という語源が彼ら(カーク)にとって屈辱的な言葉だったというのに驚きました。私にとって、「ジャズ」って言葉は何よりも崇高な、深~い意味のある言葉だったもんで・・・!

 もともとJazzって語源は「性交」という意味を含む侮辱表現だそうで、カーク達(当時の黒人ミュージシャン)は絶対にジャズというカテゴリーに入れられる事を拒否しつづけたそうだ。カークは自分たちのやっている音楽を「ブラック・クラシカル・ミュージック」とわざわざ読んでいたそうな。ふ~ん、知らなかった。

 コルトレーンがソプラノをやるきっかけもカークだった!カークのソプラノを見た瞬間に「ちょっと貸してくれないか?ぜひ吹かせて欲しい!」と頼みこんで地下の楽屋で延々と吹いていたそうな。あの、フュージョン音楽の代表(今はどうしているのか?)とも言えるサックス奏者/グローバー・ワシントンのインタビューまである。カークってやはりいろんなミュージシャン達に大きな影響を与えていたんだなあって事が改めてわかりました。

 でもこの本(カークの自伝の事)、最後まで我慢して読めるかなあ。いちいち、日本語を直しながら読むのってとっても疲れる。てにをはくらいしっかりしろ、といいたい(怒)。大河画伯は「この本、2/3まではいったんすが~。」って読破していないらしい・・・不安がよぎる。原文が読めれば問題ないのだけど・・・(涙)。

 でも読む価値はある本です。カークの事がわかるのってこの本くらいだから。怪物に誰も触れなかったのに、勇気を持って入り込んだ作者に乾杯!(隣でジャコ・パストリアスのビデオを見ながらエレクトリックベースを練習している旦那って一体・・・)。

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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ゆうちゃん)
2006-12-06 05:02:51
面白い話ですね、勉強になりましたわ。
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Unknown (dowland)
2006-12-06 10:44:14
JAZZの語源、しりませんんでした。

しかし、ここまで書かれる訳者の名前、知りたくなりました。Amazonでみてこよう~っと。
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やばい (Unknown)
2006-12-06 13:48:43
翻訳の悪口を書き過ぎましたね~(汗)。
私も下手な批評家だわ!
知り合いの方がもしいらしたらす、す、すみませ~ん。

でも読みづらい・・・(涙)。
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ジャコは (ふじたさん)
2006-12-06 23:05:03
僕も大好きなんですが。。
(よくコピーもする)
え?ヤバイんすか?
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いえいえ (Unknown)
2006-12-06 23:27:48
ぜんぜんジャコはやばくないですよ~(汗)。

ジャコもカークも怪物だな~って思っただけです。
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カーク 自伝の日本語 (しげ@SEOUL)
2006-12-07 07:53:01
私もカークが大好きでこの本も数ヶ月前に入手してますが、ちょっと読み始めて、それっきり積んどく状態に・・・・・・・。確かに翻訳がひどい。読みにくいっすね。
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