つくば実験植物園の林の中で咲いていました。枝いっぱいに小さな淡紅紫色の花が咲くので、とても華やかに見えます。長野県以西の松林の林間に自生するツツジで、ミツバツツジ(三葉躑躅)よりはも花も小さいのが特徴です。ヤマツツジなどと決定的に異なるのは、葉の裏が網目模様になっていることだそうです。今度葉の裏を観察してみようと思います。
つくば実験植物園の林の中で咲いています。北海道、本州、四国、九州及び屋久島の日当たりの良い山地に自生するツツジ科の半落葉低木です。朱赤色や紅紫色の花が春先の林にはとても映えます。上側の花弁に濃い紅色の斑点がついており、虫に蜜のあるところを教えているのではないかと考えられています。
つくば実験植物園のツツジの多様性展示区画で撮影しました。漢字で表記すると難しい字ですが、オシドリが飛び立つときの様子に似ているというのがこの花の名前の由来であることによるからです。公園などに多く植栽されている落葉樹で、直径5-6㎝の花は、淡い紅色地に濃い紅色の斑点があります。
つくば実験植物園でツツジが咲き始めていました。数年前からツツジの多様性を展示する区画が設けられています。4月12日現在で咲いているツツジのうち少し紹介します。はじめはオオヤマツツジです。紅紫色の漏斗状の花がとても美しいです。花の上側の花弁に斑点模様が有ります。関東以西の日当たりの良い山地に自生しています。
つくば実験植物園の絶滅危惧植物展示区画で咲いていました。枝先に半球状の花がたくさん(集散花序)咲いています。花に近づいて見ると爽やかな香りがしました。説明によれば、スイカズラ科の落葉低木で、対馬や朝鮮半島南部に分布しますが、個体数が激減しており、絶滅危惧IB類(EN)に指定して保護されているとのこと。それにしても美しい花です。
つくば実験植物園で撮影しました。北米が原産のハナシノブ科の多年草です。桜色をして花の形も似ているのが和名の由来のようです。色は白色や赤色もあります。多くの花が群生する公園などでは芝桜を楽しむ人も多いですね。20年以上前になりますが、北海道の滝上でスキー場などに植えられた芝桜の花は、圧巻でした。
筑波実験植物園で咲いていました。桜の時期より少し遅れて咲くような気がします。中国原産で江戸時代に渡来したマメ科の落葉低木です。写真でお分かりのように花はマメ科独特の形をしています。また葉が出る前のえだから直接花が咲きますので、まさに枯れ木に花の感じがする特徴ある花です。写真は4月12日に撮影しました。
筑波実験植物園で咲いていました。大きな木に成長しているため高い位置で花が咲いていますので、写真のように全景のようになりました。説明によれば北アメリカ東部原産のミズキ科の落葉高木です。明治45年に尾崎行雄東京市長がワシントンD.Cのポトマック川河畔へ植えるソメイヨシノを送った返礼に大正4年に米国から送られたのが始まりだと言われています。花の色は白色のものもあります。
筑波実験植物園の和風庭園で咲いていました。艶のある独特の葉を背景に咲くやわらかい白色の花はとても上品に見えます。白い花のため、風に揺れて先端が茶色になったりしますので、全体が綺麗に見える時期は短いと思います。学名は「Camellia japonica subsp. japonica f. leucantha」、ツバキ科の常緑低木です。写真は4月12日に撮影しました。
4月上旬に筑波実験植物園を訪れたらツツジの多様性区画で各種のツツジが咲き始めていました。その中から少し紹介します。薄紅紫色の花が特色のウンゼンツツジです。となちに色位はなのものもありました。関東地方西部以西の本州、四国、九州、琉球列島に分布しています。常緑の低木で枝は細く分枝します。花の直径は1.5~2cmくらいです。白色の花のものをシロバナウンゼンツツジと分けて言うこともあるようです。