季節の花

季節の花などを掲載しています。写真はクリックして拡大して見てください。
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古代米の穂

2007-08-25 20:35:38 | 趣味・季節の花
近くの大学の研究農園で多くの品種の稲が植えられています。
ササニシキやコシヒカリなどに混じって始めて見るような稲が植えられていました。古代米のようです。古代米は、稲の原種の特徴を多分に受け継いでいる稲のことを一般に言っているようです。もともと2000年も前にインドネシアとか中国を経由して渡来したものですから、その当時の稲の性質を多く受け継ぐ物をいわゆる古代米(原種)と言って大切に管理されていると思います。その特色は、①赤米、黒米、緑米など色がついている米(有色米)が多いこと、②一粒ずつの籾の先端についている芒(のぎ)といわれる針のようなものがある穂であることが多いこと、③現在の稲より草丈が高いものが多いことなどがあげられます。また、健康に良い成分を多く含み、滋養強壮、成人病予防などにも効果があり、もち米(糯)の性質を持つものが多いようです。従って、古代米といわれる米を炊いておにぎりなどにするともちもちして美味しいと言われます。写真の稲は芒(のぎ)が長く麦のようにも見えます。この写真の他に籾の色が紫褐色や茶褐色のものがありました。きっと精米する前の米粒は赤や黒色をしているに違いありません。販売されている古代米は赤米や黒米が多く、古代米の性質を持った栽培品種のことを言っていると思います。写真は8月25日午前中に撮影しました。隣に写っている現在の稲より草丈が高いことがわかりますか?
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ポーチュラカ(ハナスベリヒユ)

2007-08-24 23:56:39 | 趣味・季節の花
夏の道端や庭などに何処にでも生えているスベリヒユに似ていますが、花が大きく(直径約2~3cm)て綺麗です。学名は「Portulaca oleracea」で、スベリヒユ科、スベリヒユ(ポーチュラカ)属の多年草です。葉も茎も多肉質でもともと熱帯で生育しているため、乾燥に強いだろうと思われます。暑い夏にコンクリートの隙間から映えているものもありますね。このスベリヒユの同属で、花が大きいものをポーチュラカ(別名:花滑りヒユ)と呼んでいます。花の色は白、ピンク、オレンジ、赤、黄色などがあります。マツバボタンも同属で似ていますが、ポーチュラカの方が葉が楕円形で広いので違いがわかります。写真は8月18日に撮影しました。スベリヒユなどには薬効があると言われていますので、このポーチュラカも同様の効能があるのかもしれませんね。
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シンテッポウユリ(新鉄砲百合)

2007-08-24 11:31:43 | 趣味・季節の花
8月になって野原のあちこちで純白の花を咲かせています。テッポウユリ(鉄砲百合)かと思いよく観察すると、葉の幅が小さくて匂いも殆どしません。タカサゴユリ(高砂百合)と葉がそっくりですが、花筒の根元の外側が褐色色になっていますからこれとも違う。図鑑を調べて見ると、テッポウユリとタカサゴユリの交配種で園芸用に作られたものが繁殖していると記述されています。学名は「Lilium x formolongo」で、ユリ科、ユリ属の多年草(球根)です。もともと台湾原産のタカサゴユリと沖縄などに分布するテッポウユリ(別名:琉球ユリ)を園芸用に交配して販売されて、各地に広まっているようです。このユリは草丈も高いものは1.5m程度にもなり、花後に種子が風によって飛ばされて繁殖する植物(風媒花)です。繁殖力が強いので、土手や野原などにも咲いています。花はテッポウユリそっくりですが、やや小振りでしょうか。写真は8月19日に近くの菜園で咲いていたものを撮影しました。
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カラスウリ(烏瓜)

2007-08-23 18:05:14 | 趣味・季節の花
夏から初秋にかけて白いレース状の美しい花が咲きます。林縁や野原の藪の草木に蔓が巻き付いています。この花は日暮れとともに咲き始めて朝には萎み始めます。夜の蝶ならぬ蛾(スズメガなど)を媒介して繁殖する植物だからです。5弁の花の先端はレース状の網のようになっています。学名は「Trichosanthes cucumeroides
」、ウリ科、カラスウリ属、雌雄異株の蔓性多年草です。和名の「カラスウリ」は、唐朱瓜(カラシュウリ)が変化したものとの説があります。我が国では本州から九州地域で野山に自生し、雌株には10月頃朱色の綺麗な楕円形の実がなります。図鑑には雌花と雄花が掲載されていますが、あまり差がわかりません。雌花の花筒の根元に実になるふくらみがあるように思いますが、この写真では明瞭でないため不明です。写真は通りがかりの家の垣根に巻きついていたものを8月19日朝撮影しました。余談ですが、実の色が黄色いものがありますが、これはキカラスウリで、その根の部分から採取した「でんぷん」は赤ちゃんの汗疹防止などに使う「天花粉」として使われているそうです。
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ニラ(韮)

2007-08-22 11:40:35 | 趣味・季節の花
ニラの花です。8月上旬頃から咲いています。畑に白い可憐な花があるのを見つけて撮影しました。ニラは独特の臭いがしますが、最近の健康食品ブームで食材として欠かせないものです。花を見た人は意外と少ないと思い掲載しました。アジア地域が原産で、学名は「Allium tuberosum」、ユリ科、ネギ属の多年草です。ニラの葉は野菜として食材にされています。また、花後に黒っぽい小さな実がなります。その実を乾燥させたものを「韮子(キュウシ)」と称して胃腸に効能がある漢方として使われています。ニラに含まれる主な健康成分は、アリシン、カリウム、β-カロテン、硫化アリル等で、夏バテからの疲労回復にも効用があるようですね。写真は8月19日に近くの農家の畑で撮影しました。
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センニチコウ(千日紅)

2007-08-21 19:59:11 | 趣味・季節の花
サルスベリの説明で既述しました通り、サルスベリの和名は「百日紅」でしたが、それより更に長期間花が楽しめるからでしょうか、今度は「千日紅」です。夏から秋まで咲き続けています。また花はそのままドライフラワーとしても使われて、花の色が褪せないことも「千日紅」の名前の由来のようです。写真でお判りのように、秋に近づくと花全体が膨らんで見えます。どちらかと言うと若い頃スリムな丸い花が、長丸になって太って見えるようになります。どこか世間でよく聞く人の変化に似ていますね。アメリカ南部地域が原産で、学名は「Gomphrena globosa」、ヒユ科、センニチソウ属の一年草です。熱帯地方が原産ですから暑い夏に嬉々として綺麗な花を咲かせるのも納得です。家庭や学校の花壇、公園などで見かけます。写真は8月18日に美野里花木センターで撮影しました。美しさから言えば、7月下旬頃が一番綺麗かもしれません。
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ジンジャー(花縮砂)

2007-08-20 19:14:00 | 趣味・季節の花
涼しい場所を求めて、お寺の境内を散策していて見つけました。写真の花はオレンジ色ですが、白色もあります。インド、マレーシアなどの東南アジア地域が原産で、ショウガ科、シュクシャ(ペデキウム)属の多年草です。英語名は「Ginger Lily」、和名は「花縮砂(はなしゅくしゃ)」です。草丈は1.5~2m程度有り、その茎から上に伸びた鱗状の花茎に美しい花が咲いています。自宅でも庭に植えていたことがありますが、根茎が横に伸びて広がり過ぎたため、小さい庭には向かないと思い掘り起こしてしまいました。花はショウガ科らしくとてもすがすがしい芳香がします。草丈などは畑で見る「生姜」より数倍大きいです。もともと「生姜」は薬効があると言われて健康食品としても重宝されていますね。この「花縮砂」は根茎は大きいですが、薬効はあまりないのか使われたのを聞きませんね。花の香りが良く、オレンジや白色の花もなんとなく高貴な感じがして、名刹の広い庭園に似合う感じがします。写真は8月18日に撮影しました。
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サギソウ(鷺草)

2007-08-19 11:33:44 | 趣味・季節の花
夏休みに美野里の花木センターへ行きました。そこにいろいろ珍しい花が咲いていました。暑い夏に涼しそうな花を咲かせるサギソウです。本州・九州及び朝鮮半島・中国にも分布します。学名は「Habenaria radiata」で、ラン科、ミズトンボ属の多年草(球根)です。水辺や湿地に生育するようです。茎がスーッと20cm程度上に伸びてそこに白い鷺に似た綺麗な花が2~3輪咲きます。花弁は3枚ですが、両サイドの花弁は大きくて先端がぎざぎざして鳥の羽の先端のようになっています。写真で見るとおり、まさに鷺が羽を広げているように見えますね。とても美しい花でしばらく見とれてしまいます。写真は美野里花木センターで8月17日に撮影しました。この花には、花冠の基部に後方に伸びた部分がありますが、これを距と言うそうです。ここには虫を呼ぶ蜜が溜まっているようです。可憐なこの花もしっかり繁殖を考えていますね。
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クリの実

2007-08-19 10:58:26 | 趣味・季節の花
残暑は厳しいですが、植物の世界はしっかり秋に向って準備が進んでいます。花とは違いますがもう一つ栗を紹介します。夏も終わりに近づき、秋の味覚の代表であるクリの実がだんだん大きくなっていました。10月頃にはこのイガグリが割れてこげ茶色の美味しい実が採れます。写真は8月19日に近所の畑で実っているものを撮影しました。クリご飯が食べたくなりますね。
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ミツバアケビ(三葉通草)の実

2007-08-18 12:02:30 | 趣味・季節の花
花の時期に撮影できませんでしたが、実がなっていましたので、前掲のムベと比較してご覧下さい。4~5月頃に黒紫色の小さな花が咲くようですが、今年は撮影できませんでした。ムベの木の隣に植栽されていましたので、来年挑戦します。北海道から九州及び中国などに分布しています。学名は「Akebia trifoliata」で、アケビ科、アケビ属の落葉性蔓植物です。ムベは常緑性の蔓植物ですから、ここでも区別できます。アケビは小葉が5枚あるのに対してミツバアケビは3枚あり、名前の由来になっています。秋になると赤紫の果肉が割れて甘い実と黒い種が見え、小鳥の大切な餌になります。秋に小鳥が食べるよりも先に完熟した実の撮影ができるのか心配ですが、挑戦してみます。写真は8月1日に牛久自然観察の森で撮影しました。
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ムベの実

2007-08-18 11:35:53 | 趣味・季節の花
秋を感じさせるのが、いろいろな植物の実ですね。以前花については書きましたが、ムベの実が牛久自然観察の森でなっていました。まだ青い果実ですが、秋が深まるとともに赤紫色に色づいてきます。残暑が厳しいこの時期に果実を見て秋風を感じてください。アケビ科ムベ属ですから、アケビの実に似ています。写真は8月1日に牛久自然観察の森で撮影しました。
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ヤブマオ(藪麻苧)

2007-08-18 11:28:53 | 趣味・季節の花
牛久自然観察の森の林の中の道端に咲いていました。毛糸状に伸びた穂状花序に無数のイソギンチャクのような花が付いています。薄暗い林の中で時折木漏れ日が当たると白く光って見えます。北海道から九州の日本や中国に分布しているとされ、我が国では里山や林縁、河原などで何処にでも見られます。学名は「Boehmeria longispica」で、イラクサ科、カラムシ属の多年草です。イラクサ科のアカソ、ヤブマオ、カラムシなどは、古代には、その麻のような繊維を利用して服にされたと言われています。根などに薬効があるとされています。もともと雑草ではなく人間とのかかわりの多い植物なんですね。
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キョウチクトウ(夾竹桃)

2007-08-18 10:49:40 | 趣味・季節の花
真夏の花の定番の一つがこの「キョウチクトウ」です。各家庭の庭や、公園、街路樹などとして植栽されています。インド・中国が原産で、学名は「Nerium indicum」、キョウチクトウ科、キョウチクトウ属の常緑低木です。和名は中国で使用されている「夾竹桃」をそのまま使用していると言われます。細部は以前に赤花のキョウチクトウを掲載していますので、参照してください。写真はつくば市内の街路に咲いていたものを8月15日に撮影しました。暑い真夏に真っ白な花を見ると涼しさを感じます。花の色は、ピンクや赤などもありますが、純白の花もいいですね。
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ユーフォルビア・ダイヤモンドフロスト

2007-08-17 22:29:11 | 趣味・季節の花
近所の花壇で咲いています。何の花かわかりませんでしたが、図鑑で調べると「ユーフォルビア・ダイヤモンドフロスト」だとわかりました。トウダイグサ科ユーフォルビア属の常緑低木です。品種改良が進み多くの品種があるようです。中には一年中花を楽しめるようになったものもあると記述されています。鉢植えや花壇に植えての楽しみ方が多いようですが、適切に剪定すればどんどん花が咲くようですね。白い小さな花が星のように見えて、アップで撮影すると宇宙を感じさせてくれる花です。写真は7月31日に近所の花壇で咲いているものを撮影しました。
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アベリア

2007-08-17 14:51:42 | 趣味・季節の花
甘い香りを放つ花で、庭や街路、公園などの生垣に多く使用されています。6月頃から10月頃まで長い期間花が咲きます。原種は中国・台湾などが原産ですが、園芸用に作られた交雑種のようです。学名は「Abelia X grandiflora」で、スイカズラ科ツクバネウツギ属の落葉低木です。花の色は白やピンクがあります。生垣の近くを通ると甘い香りがします。別名は「花園衝羽根空木(ハナゾノツクバネウツギ)」と呼ばれます。「衝羽根」は筒状の花の形状が羽根つきの際の「羽根」に似ていることから来ています。写真は7月8日に道端の生垣に咲いていたものを撮影しました。成長が早いので、剪定をこまめにやらないと形が直ぐに崩れて来るようです。
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