つくば実験植物園のいちごの多様性展示区画で撮影しました。バラ科の多年草で、いわゆるキイチゴとは異なる柔らかい花托の部分が大きいいちごです。現在食用にされているいちごはこの種を品種改良されたものです。前掲のバージニアイチゴとチリイチゴの交配によって偶然にできたものだと言われています。日本には江戸時代の末期に輸入され、明治以降栽培されてきました。品種改良が進み今では日本独特のブランドで海外にも果実が輸出されて好評ですね。
つくば実験植物園のいちごの多様性の展示区画で撮影しました。説明によれば、北米に分布するバラ科イチゴ属の多年草です。小さめの今のいちごのような真っ赤な実を付けます。実が大きい南米産のチリイチゴとともにオランダイチゴの交配親として知られています。このいちごがなかったら今のような柔らかくて美味しいイチゴは食べられなかったかもしれませんね。いちご狩りに行った時にでも、由来を思い出して感謝しながらいただきましょう!
つくば実験植物園のいちごの多様性展示区画で撮影しました。白い大きな花が特徴です。本州(関東以西)の太平洋側や伊豆七島、四国・九州などに自生するようです。落葉低木で刺はなく、キイチゴの仲間ですが、葉が大きくて美しいので、庭木などに使われています。5~6月頃粒状の黄色い実がつきます。美味しい実で、収穫前に小鳥が熟れた頃に来て食べてしまいます。
つくば実験植物園のいちごの多様性展示区画で撮影しました。バラ科の落葉低木で、キイチゴの仲間です。写真のように花びらの間隔が空いたとても小さな花で特徴があります。説明によれば、本州~九州にかけての標高の高い深山に自生しています。別名はバライチゴとも言われ、果実は9月ころ熟して粒状になり、生食、果実酒などとして利用されます。苦味があることからニガイチゴの仲間と言われています。