つくば植物園で10月下旬ころから咲き始めていましいた。緑の美しい葉に白い花弁(舌状花)と黄金色の筒状花の対比がとても美しい花です。説明板によれば、準絶滅危惧(NT)に指定されており、「Chrysanthemum wakasaense」、キク科キク属の多年草です。前出のリュウノウギクの変種のようですが、やや花も草丈も大きいのが特徴です。福井県若狭湾周辺~鳥取県の海岸付近の岩場などに分布しているようで、この和名がついています。とても良い香りがします。写真は11月3日に撮影しました。
つくば植物園でイソギクの近くで咲いていました。花がイソギクより大きくてボリュームがあります。説明板によれば、つくば植物園で、交配に成功したものだそうです。前掲の菊と比較してみてください。写真はまだ蕾状態のもので、10月25日に撮影しました。
つくば植物園の海岸植物展示区画で見かけました。黄色い小さな花が集まって咲いており、緑の葉の縁が白く見えることが特徴です。これは、葉の裏や茎に白い繊毛が密生しているためで、写真でもその一部が観察できます。名前の通り、海岸付近に生育するようですが、生育地は限定されているようで、千葉県東部~静岡県の御前崎周辺までの間に見られるそうです。写真は10月25日に撮影しました。
つくば植物園で10月下旬ころから咲き始めていました。わが国固有の種で、福島・新潟以西の本州と四国・九州の山地の岩場などで生育しているものだと記されていました。写真のように満開になった花は直径2~3cmくらいで、香りが良く、見事です。写真は11月3日に撮影しました。文化の日に満開を迎えている菊の花・・・菊の花や菊人形などを楽しみ、秋の香りを愛でるのは、やはり伝統文化ですね。
つくば植物園で見事な赤い実を誇らしげに見せてくれます。冬の餌が減る時期に、小鳥の格好の餌になるようです。春先には、白いリンゴのような花を咲かせてくれ、花を楽しみました。北海道~本州~四国・九州~朝鮮半島などに分布し、「Malus sieboldii」、バラ科、リンゴ属の落葉小高木です。リンゴ属と聞くと、何となくミニチュアの林檎(別名は、コリンゴ)にも見えますね。赤い実ではなく黄色い実のズミを黄実酢実(キミズミ)と言うようです。写真は10月25日に撮影しました。