つくば植物園の海岸植物花壇で咲いていました。キキョウのような花ですが、草丈も30cmくらいで低く、花も小柄で可憐です。説明板によれば、学名は「Adenophora triphylla var. glabra」、キキョウ科、ツリガネニンジン属の多年草です。ツリガネニンジンを漢名で「沙参」と呼び、この海岸型のことをハマシャジンと呼ぶそうです。写真は8月2日に撮影しました。
青紫色の花がとても美しく、真夏のつくば植物園でも、目立っています。わが国でも本州から四国・九州にかけての海岸の砂地に這うように生えている植物です。植物園の中では、海岸に模した砂地で樹高が50cmくらいのこんもりとした小山を作っているように見えます。説明板によれば、学名は「Vitex rotundifolia」、クマツヅラ科、ハマゴウ属の落葉低木です。別名は「ハマハイ」とも呼ばれると記されていました。写真は8月2日に撮影しました。
つくば植物園の海岸植物花壇で咲いていました。草丈は20cmくらいでとても低く、地面の近くで咲いているように見えます。白い小さな花が集まって咲いている様は、海風を受けて懸命に子孫を残そうとしている様に思えて健気にも見えます。説明板によれば、学名は「Peucedanum japonicum」、セリ科の多年草です。図鑑を見ると、鎮静、滋養強壮などの薬効もあり、別名を「長命草」とも呼ばれているようです。葉や根を乾燥させたりして健康茶・健康酒などにして飲む人もいるとか。もちろん茹でてあえ物にしても良いそうです。健康食ブームだから、既に食べたことがある人も多いかもしれませんね。写真は8月2日に撮影しました。