学名「Cercis chinensis」で、中国原産、マメ科ハナズオウ属の落葉高木です。日本ではそんなに大きな木は少ないようですが、中国では大木になるようです。4月初め頃から幹や枝から直接紫色の蕾が出て来る不思議な花です。珍しい木だなー?と思いつつ観察してきました。図鑑を見てハナズオウであることがわかりました。あちこちの家の庭で咲いているのを見ます。花が終わる頃に葉が出てきて枝豆のような鞘ができてくると書かれていました。マメ科である証明ですね。
学名「Kerria japonica」で、バラ科ヤマブキ属の落葉低木です。緑の葉と鮮やかな橙色(ヤマブキ色)がとても綺麗です。写真は自宅にある八重咲きのヤマブキです。今年も4月中旬頃になって咲き始めました。八重咲きの花には実が付きませんが、5弁の一重咲きには実が付きます。八重咲きは満開の頃には木が盛り上がって見えるほどになります。枝を切って花瓶に挿しておくとしばらく持ちますので、室内でも鑑賞できます。図鑑には白い色のヤマブキ(シロヤマブキ)があると書かれていますが、まだ見たことはありません。珍しいのでしょうね。
ヤマザクラ群の紅色の八重桜です。八重桜の中でも最も代表的な桜ですから、どこかで見かけたことはあると思います。4月中旬頃の八重桜の見ごろに咲いています。八重桜の重厚な美しさを感じさせる品種ですね。桜湯に入っている花びらの塩漬けはこの桜が使われるようです。
学名「Prunus lannesiana Wilson cv.Mollis」で、樹形は杯状、花は淡紅色、中心はやや白いと銘板に書かれていました。中国の代表的美人とされる楊貴妃の美しさを連想して名づけられたもののようです。花びらが蕾、開花直後、満開の時期と重なっている房を見るととても綺麗です。